桜の時の始まり。京都御苑「糸桜」。
今、京都御苑(御所)の「糸桜」は、見頃の時を迎えつつあります。
京都御苑は、平安京遷都以降、約1200年にわたり歴史を紡いできた
京の都の真ん中にあります。
御所は南北朝時代より500年もの間、天皇のお住まいとなり、
その周囲には200余の宮家や公家の邸宅が立ち並び、雅やかな都の中心でした。
天皇が東京に移られた後には、数多くの樹木が植えられ、
昭和24年(1949)、国民公園となりました。これが京都御苑です。
御苑はとても広くて、東西約700メートル。南北は丸太町駅から
今出川駅のひと駅分に相当する距離で、緑豊かな公園は、
京都の人々にとって憩いの場です。
御苑には次々と桜が咲いて来ますが、「糸桜」は御苑に咲く桜の中で
一番早く咲きます。
「糸桜」の咲く場所は、京都御苑の北側、今出川御門を入ってすぐの所。
糸桜は名の通り、細かい糸が枝垂れる様な桜。
ここには、鎌倉時代から天皇に仕える朝廷
近衛家の邸宅がありました。
明治維新で天皇が東京に移られる同時期に
近衛家も東京に転居されています。
以来、桜と池のみが147年間、残っています。
この春、JR東海「そうだ 京都、行こう。」の舞台は、
京都御所・京都御苑です。
紹介の言葉は・・・・
「五摂家のひとつとして、摂政や関白を輩出した近衞家の邸宅跡に
しだれ桜「糸桜」が優美な姿を見せます。
その名の通り、繊細な絹糸のような枝にびっしりと花をつけ、
そよ風に揺れる様子はまさに平安の雅を再現したようです。
約60本植えられた糸桜は、色も白、淡いピンク、紅、とさまざまで、
今年のキャンペーンの舞台にふさわしい豪華さです。
ピンクのグラデーションにしばし陶酔してください。」
同じくポスターの言葉は、
「世界でもっとも人気の町の
その「真ん中にある春」なんですから。
・・・・・・と綴られています。
見頃を迎えた糸桜。
これから京都の町に桜の時が始まります。
≪京都御所≫
〇境内散策自由
〇アクセス 今出川駅6出口から徒歩約8分。
丸太町(京都市営)駅2出口から徒歩約12分。
出町柳駅4出口から徒歩約20分。
〇駐車場 有り 有料。
〇「糸桜」の咲く場所。 京都御苑の北側今出川御門を入ってすぐの所。
※JR東海「そうだ 京都、行こう。」の言葉お借りしています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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