【道北】名寄(なよろ)盆地・風連(ふうれん)の風景~山の沢水で作るピーマンの畑
道北・名寄(なよろ)盆地を巡る旅。
名寄市風連エリアの「かんだファーム」の畑を
見せていただきました。
[Kanda Farm in Furen-cho in Nayoro-shi]
[Gray heron in the rice field]
かんだファームの周りには森と川があり、
札幌ではまだ聞かない虫の大合唱も聞こえます。
そして田んぼにはアオサギが。
[Bell pepper field of Knada Farm]
かんだファームで作っている作物のひとつ「ピーマン」。
「かぜのかおりピーマン」のブランド名で、
道の駅「もち米の里☆なよろ」の農産物直売所でも販売中。
[Flower of bell peppers]
ピーマンの花。
こちらで栽培しているピーマンは「あきの」という
現在は市場にあまり出回っていない種類で、
えぐみが少なく色が濃い点が特徴です。
一般的に出回っているピーマンに比べ時間をかけて成長するので、
色が濃くなるそうですが、子供にも食べやすい味。
かんだファームでは減農薬・減化学肥料をモットーに
野菜や米を栽培しています。
その手段とは「バンカー法」という害虫(アブラムシ)の
"天敵"(アブラムシに寄生するハチ)を投入する方法です。
このため、常時ハチを元気にしておくためのエサ(別種類のアブラムシ)を
生存させておくために"とうきび"(写真手前)を植えています!
[Brook of mountain runoff]
おいしいピーマンの秘密はもうひとつ、山から流れ出る
天然の沢水100%で育てていることだそうです。
[Farm pond to warm the cold mountain runoff]
沢水はとても冷たいので溜池で水温を少し上げてから、
作物に与えます。
[Terraces of rice]
山の斜面に沿った田んぼです。
地形に合わせて作っているので、四角ばかりではなく、
曲線があるユニークな形の田んぼもありました。
[View with snowcapped mountains from the side of terraces of rice ]
水田の向こうには深緑になりつつある森、そして遥か向こうには、
写真では小さいですが冠雪の山が見える風景がありました。
[Grilled bell peppers with dried bonito flakes and soy sauce]
えぐみが少なく子供も食べやすい「かぜのかおりピーマン」の
一番おいしい食べ方を"かんだファーム"さんに教わりました。
「丸ごと」炙ってレアの状態で醤油とカツオ節をふりかけます。
私は魚焼きグリルで炙りましたが、少量の油をひいた
フライパンでもよいそうです。
家に帰って即試すと、今までにない甘いピーマンを味わえました。
食べやすくて4~5個は軽く食べられます。
文字通り丸ごとおいしく食べられて、残ったのはヘタだけでした。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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