1.8km続く、かぐや姫伝説の竹林の径。
京都では嵯峨野をはじめ幾つかの所で、美しい竹林を目にしますが、
向日市北西部にある、西ノ丘丘陵の竹林の径(みち)もお勧めです。
ここの「竹林の径」は約1.8km続いています。
竹林と言いますと、嵐山の天竜寺裏から大河内山荘に至るエリアの「竹林の小路」が有名ですが、
嵐山一番人気のスポットですから、人の写らない写真を撮るのはかなり難しくなっています。
こちら向日市の「竹林の径」は、高台にある事と、アクセスの難しさからか、
休日の昼間でも人通りは非常に少ないです。
約1.8km続く竹林道は、カメラマンには、人気のスポットで、
地元の人からはジョギングやウォーキングコースとして親しまれています
竹林と言いますと、かぐや姫の竹取り物語が浮かんで来ます。
「今は昔、竹取の翁というものありけり」、で始まる竹取物語は、平安初期にできた最古の物語で
日本昔話の中でも最も美しく、ロマンあふれる物語です。
伝説のモデルとされる地は、全国に数多くあるといわれていますが、
向日市から長岡京に続くこの地は、平安京以前の都「長岡京」が存在したエリアで
遠い昔の夢を秘めた西ノ岡丘陵は、あたかも、かぐや姫の発祥の地を想わせるものがあります。
竹林道の両脇に立つ竹垣には、
「竹穂垣」を始め、「古墳垣」「寺戸垣」「物集女垣」「かぐや垣」「来迎寺垣」
「深田垣」「海道垣」と8種類の竹垣が続いています。
今週10月15日(土)・16日(日)の2日間は、第15回目となる「竹の径・かぐやの夕べ」が開催されます。
「竹行灯(あんどん)」約4,500本が灯り、幻想的な世界が広がります。
《「竹の径・かぐやの夕べ」》
○平成28年10月15日(土)午後5時30分~8時30分
16日(日)午後5時30分~8時
※少雨実施、荒天の場合は中止
○所 向日市寺戸町芝山〜物集女町長野、中海道地内
〇アクセス JR京都線「桂川駅」、阪急京都線「洛西口駅」からバス「向日回生病院前」下車徒歩10分。
〇 JR京都線「向日町駅」、阪急京都線「東向日駅」から阪急バス「東山」下車徒歩10分。
〇 阪急電鉄「桂駅」から京都市バス西3、西8系統「南福西町」下車徒歩5分。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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