思わず拍手マイケル・ミナのおもてなし

公開日 : 2020年01月16日
最終更新 :
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ミシュランスターレストランの常連 『マイケル・ミナ(Micheal Mina)』 に行ってきた。

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高い天井でゆったりとした空間がこれからのディナータイムをワクワクさせくれるよ

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アミューズ3種はカブやラディッシュの根菜類を中心に "炊いたん"風 でスパークリングワインとよく合ってた。

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シェフ・マイケル・ミナが使うスパイスを紹介してくれた。 

スパイスのこだわりもそうだけど、食材の甘味、酸味を豊かに表現することでも高い評価を得ている。 

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パンはサワドーとイタリアのパン(名前忘れた〜)2種類、バターには少し蜂蜜が入っててこれだけでも美味しい。 が調子に乗って食べちゃうと料理が入らなくなるので味見程度に留めた。 レストランによっては食事の途中でサーブする事もあるけど、早いうちに出すんだわ。 誘惑に負けそう〜。

5コース165ドルx2 ワインペアリング150x2

パンもアミューズもそれに合わせたスパークリングワインも全部料金に入ってるが、こっからがシェフ・マイケルの "ディナー・ショー" の始まり! このレストランのメニューは、5つのコースからそれぞれ3種類の中から選んで(アップグレード/有料もある)自分の好きな物でコースを作れる"プリフィックス(Prefix)"スタイル。 各料理にあったワインを楽しむワインペアリングは一人150ドルで、両方で315ドルになる。 ただワインリストの価格と比較するとワインペアリングにした方が若干安くあがる(恥) 

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①『Tartare of Ahi Tuna』 このタルタルは誰が混ぜる?

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「大丈夫私が混ぜます」とお店の方のテーブルパフォーマンスは手際良く

スパイスも美しく混ざってゆきましたよ〜 

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①『Coastal Marin Dungeness Crab』ダンジネスクラブ、アボカドきゅうりやオレンジの彩が綺麗。

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②『Charcoal-Grilled Baby Octpus』 色目からすると硬いんじゃと一瞬心配したけど炭焼きオクトパス超〜柔らかいタコは美味い、本当にそう思う料理だった。

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②『Crispy Veal Sweetbread 'Schnitel'』 "スィートブレッド" は日本だと"シビレ"って言うみたい。 子牛(他に羊・豚もある)の胸腺(膵臓だったり)の料理でフワッと柔らかで繊細な味わいなのでファンは多くて確かにその通り、臭みもなくふわふわしたあん肝みたいな食感だった。 胸腺てはリンパ球を成熟させて免疫機能を高めていく働きをする内臓で成長期に発達し年齢と共に脂肪となるんだそうだ、つまり胸腺は"若さの証明内蔵" 生後一年以内の子牛(羊・豚)から採取される貴重な珍味。

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③『Wild Yellowtail』 脂がのってるけど決してしつこくないブリ。 日本でもいわゆる "寒ブリ" って最も美味しいと言われてる、ポーションも丁度いい、お見事!

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③『Atlantic Black Sea Bass』 シーバス(黒むつ)は、脂がのっててお魚を食べつけないアメリカ人にもサーモン同様に食べやすいお魚と言われてる。 トマトと魚介の軽い煮込みをピュレ状にしてあって酸味のおかげで脂がさっぱりした。 なるほど〜。

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④『Yemenite-Style Beef Strip Strak』ビーフステーキ 黒トリュフ+α イエメン風とはなんぞ? スモークされたポテトとザクロの酸味が妙にマッチ柔らかいが肉の味もしっかりあ理、肉は赤身で決まるのがよく分かる。 祝い事も兼ねていたのでトリュフのスライスはサービスでござんした。 高級店では食事の目的を聞く場合が多いがきちんと言っておけば素晴らしい対応をしてくれるので、予約の際恥ずかしがらずに伝えよう!

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④『Don Watson spring Lamb』ラム、にも黒トリュフ こちらもラムの臭み(これでラム嫌いって人が多い)なし! てかトリュフこんなにいいの!?ってくらい。 

トリュフも誤魔化しのないすごく鮮度いいのを使ってる♡

さて、シェフ・マイケルは、エジプトカイロの出身でワシントン州のシアトル郊外の町で育った。 一旦はシアトルの大学に入ったけど、働いていたレストランでレストランビジネスに興味を持ち、世界的にも有名な名門料理学校 NYのCIA(Culinary Institute of America)入学。 後にLAで働くようになり、サンフランシスコ店オープンに伴いサンフランシスコに来ることになった。 そのレストランは今まさに食事をしている場所だ。 

2002年に当時別の場所にあったマイケルミナレストランに著名なテニスプレーヤーが訪れ意気投合、ビジネスパートナーとして店舗展開をしてサンフランシスコをベースにアメリカ国内を中心に30店舗のレストラン展開をしているカリナリー会社となった。 

デザートの前にちっちゃいアイス☆ これだけでも濃厚で美味しかったわ。

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⑤『Chocolate pyramid』 濃厚なチョコレート...でもクドくないのが不思議

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⑤『Jasper Hill Harbison Cheese』 これチーズ好きな人にはたまらないかも〜表面はパリッとしてるがその中はメレンゲみたいなチーズの香りがギュッと詰まってた。 これすごい。

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堪能しまくり、

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更にマカロンまで、それに負けないトロ〜リとデザートワインで締めくくった。

世界各国のワインをペアリングしてみたらこれは大当たりだったよ。 

最近レベル急上昇のオレゴン産、オレンジワインやかつての東欧あたりのワインが出てきたり、シーバスにフランスの赤、正直驚いたのが、ナパ・ソノマから比べるとどうしてもB級と見られがちな アマドア(Amador) の赤ワインをオクトパスと合わせるなんてびっくりした、しかもどれも見事なマリアージュだった。 そして超〜〜楽しくて興味深い組み合わせ素晴らしいディナーだった。

幾度なくあったテーブルパフォーマンスには思わず拍手喝采、なんてブラボーな3時間だった。 滅多に行けるレストランでないが、もしサンフランシスコで贅沢なディナーならここはおさえておいて間違いない、ラスベガスにも展開しているがここが本家(?)である。

【Michael Mina】

住所:252 California ST San Francisco, CA 94111

電話番号:415-397-9222

営業時間:ディナー毎日17:00〜20:30金土〜21:30

     ランチ月〜木11:30〜14:30

URL:https://www.michaelmina.net/restaurants/michael-mina/

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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