ワインテイスティングを楽しむポイント3つ ルイ・M・マチューニ(ナパバレー)
久しぶりにワイン記事です。今回は、ナパバレーの北に位置する産地、セント・ヘレナ(Sant Helena )の『ルイ・M・マチューニ・ワイナリー(Louis M Matuni Winery)』を訪問してきました。
ワインティスティングの時の楽しみ方も少しまとめてみたので、ワイナリーにいらした時の参考にしてていただけたらと思います。
テイスティングを楽しむ3ポイント+α
さて、テイスティングルームは、大きく分けて、
①カウンターで立ち飲みスタイル(このスタイルはポピュラーです)
②ダイニングテーブルで行うスタイル(ケーブのワイナリーに多いスタイル)
③ソファーでゆったりサロンスタイル→景観も売りのワイナリー(ルイ・M・マチューニ)
コロナ以降、ナパバレーのワイナリーは、パブリックでも予約が必要になっています。気軽にふらりと立ち寄れる事ができなくなってしまいましたが、当日に予約を受ける場合もあるので、ダメ元でもトライしてみましょう。立ち飲みスタイルは、比較的短時間ですが、ケーブ内のティスティングは、洞窟に中なのでテーブルで行う事が多く。雄大なワイン畑が一望できるサロンスタイルは時間的に1時間半が目安になります。
サーブされるグラスは、
①一つのグラスで全種類行う(料金が良心的なワイナリーに多い)
②全種類別グラスで行う(ルイ・M・マチューニ)
☆別々に注がれたワインは、少し残しておきましょう。時間と共に香りが開き、変化していくのを楽しんでください。空になってもグラスに残る香りは変わっていくので、それもまた楽しめます。
テイスティングメニューは、
①予算と好みで選ぶメニューがある
②予めメニューは決まっている(ルイ・M・マチューニ)
☆①は別々のメニューを頼んで、シェアするのと楽しいです。その場で抜栓、既に抜栓してある場合があります。香りが開く時間を計算して抜栓しますので、いつ開けたかもチェックすると飲み頃を知る事ができます。
▲グラスの数以上にテイスティングできる?
次に、サーブされる順番少し探ってみましょう...どのワイナリーでも概ね同じ順番です。
①軽めの赤→ビンテージ(年代)の新しいもの
②ブレンド赤→又は、一つめよりビンテージが古い赤
③大関級→又は、ブレンドワインや畑違い、更にビンテージの古い赤
④真打ち登場→ワイナリーの横綱級の自信作、お値段も横綱級
⑤ファンプロダクト→新たな試みやアイディアでワインメーカーも楽しんで醸造したもの等
大体、最後から二番めに真打ち横綱が登場します。
☆そもそも真打ち購入が、そのワイナリーにきた目的かもしれません。が、予算やその他で違うワインを選ぶとすると"ブレンド(メリタージュという表現もある)"もいいかもしれません。かのオーパスワン同様、誰が飲んでも美味しく作ってるわけですからね。話題性で買ってしまうのが"ファンプロダクト"値段もやや手頃で期間限定だったりすると、買わずにいられない?また、珍しいブドウ品種があったら狙い目です。
知らない事は、どんどん聞いてみる!会話が弾んでリストにないワインがお味見できる事もある。
☆簡単にワイナリーの歴史とか調べておくと、話も広がり、案内する方も意外な発見があるそうです^ ^
▲ペアリング(ワイン&フードペアリング$90)
ペアリングは、上のワインの数字と合わせてみてください(上の段左から右、下の段左から右)
*1 ポレンタ/トマトジャム/ダックコンフィ
*2 プティ・クレーム/プラム+マスタードシード
*3 ポークベリー/金柑+オニオンピクルス/クリスピー豚耳
*4 ブラック・トリュフ/パルメザンチーズ/とうもろこしのピュレ
*5 ベーコン/ダークチョコレート
食材だけ記しましたが、ワインとのペアリング(マリアージュ)のヒントになればと思います。
まとめ
いかがでしたか?ほんの少し知っておくと、サービスの流れも分かって、同じワインティスティングも10倍楽しい時間になります。ほろ酔い気分で聞きたかった事もあっさり聞けちゃったりすると、更に楽しさ倍増。手間ひまを聞けば、お高いのも納得のナパのワインですが、ユニークなものがあったり、水平思考のワインメーカーさんが切磋琢磨して美味しいワインを作っているのが分かります。Cheers!
今しばらく行き来が大変ですが、いらした時には、是非"逸品"を見つけにナパにいらしてくださいね。
【Louis M Martini Winery】
住所:254 St Helena HWY St Helena, CA 94574
Tel:707-968-3362
オープン時間:毎日10:00〜18:00
パブリックですが、現在は予約が必要です(予約こちら)
URL: https://www.louismartini.com
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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