ユダヤの光のお祭り"ハヌカ(Hanukkah)
シャローム!(こんにちは)
イスラエルのテルアビブに在住している、がんちゃんです。
いまなお、猛威を振るうCOVID−19が収束した後に、ぜひ訪れてほしいおすすめの観光Spotやイスラエルの最新情報をUpしていきたいと思います。
今回は、ユダヤ教徒の祭典"Hanukkah(ハヌカ)"について記載したいと思います。
【街中に置かれるのはクリスマスツリーではなく...?】
少し肌寒い日も増えてきた11月。(とはいえ、テルアビブは年間を通して日本より暖かい。)
街中ではクリスマスのイルミネーションではなく、9本の台がある"ハヌキア"と呼ばれる燭台を頻繁に見かけるようになる。
ユダヤ人が総人口の7割ほどを占めるイスラエルでは、クリスマスを祝う人が少数派のため、クリスチャンが多く住む地域に行かない限りは、クリスマスデコレーションを見る機会はほとんどなく、ハヌキアを飾る"ハヌカ"の祭りが一般的だ。
【ハヌカのお祭りの由来】
ハヌカの由来は、ユダヤ民族がギリシア民族の支配下にあった紀元前2世紀に、反乱を起こしエルサレム神殿を奪回した時の話に遡る。
ユダヤ人がエルサレム神殿を占領した時に、ほんの少しの油で燭台のキャンドルが8日間燃え続けた奇跡を祝って始まった、光と油のお祭りなのである。
【カラフルな"スフガニヤ"選びが楽しい季節】
"光と油のお祭り"ということで、ジャム入りのドーナツ"スフガニヤ"が街中のベーカリーやスーパーにお目見えする。
それはそれは、カロリーが恐ろしそうな見た目のものもあるが(笑)、ふんわりとしたスフガニヤは一度食べると癖になる味。
ハヌカの時期は、スフガニヤ太りに要注意。
スタンダードなスフガニヤは、丸い形のドーナツの中にベリー系のジャムが入ったもの。
「このお店のスフガニヤが美味しかったよ。」なんて、友人との情報交換にも花が咲く。
2021年は、コロナ禍ではあるがテルアビブのハ・シャローム駅近くのSARONAのエリアに、面白い催しがあった。
紀元前2世紀に、ユダヤ人を暗闇から救った光と、現代人が使う電子機器の光をかけた、ハヌカにちなんだメッセージ性の高い催しだったのだそう。
偶像崇拝を禁止するユダヤ教徒の祭典で、下の写真のような像を使用することは反骨精神が現れた催しだったのだそう。
子供にはドリームを、大人にはリアルを伝えるという、スイートでダークな世界観がイスラエルらしいと思えた。
よく、ユダヤ人はクリエイティブだと言われているが、それが垣間見えたイベントだったように思う。
By がんちゃん
筆者
イスラエル特派員
がんちゃん
2019年末から配偶者の帯同でテルアビブ生活を始めました。
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