
バンコクだけのタイ旅行はもう飽きた?バンコク発最短4時間で行ける島旅行のススメ
「タイ旅行でバンコクには何度も行った」「市内の観光地はもう行きつくしてしまった」。そんな方におすすめの、バンコクから少し足を伸ばして行けるタイの離島を4つご紹介します。離島といっても、都市部からアクセスしやすく気軽に遊びに行くことができます。1泊あれば十分楽しめるところがたくさんあり、島によっては日帰りでも楽しめるので、ぜひプランに組み込んでみてください。
【ラーン島】バンコクから最も近い島

ラーン島はタイのリゾート地パタヤー沖合にある島で、今回ご紹介する島の中で最もバンコクに近い場所にあります。バンコクから最短で4時間ほどで訪れることが可能です。
筆者も実際に訪れたことがありますが、朝一にバンコクを出発すれば日帰りでも十分島を満喫することができます。
ラーン島には以下の2つの埠頭があり、埠頭によって雰囲気が異なります。
- ター・ウェーン埠頭(Tawaen)
- ナー・バーン埠頭(Naban)
海水浴をするならココ!ター・ウェーン埠頭

ラーン島に着いてすぐに海水浴を楽しみたい方は、ター・ウェーン埠頭行きのフェリーまたはスピードボートに乗るのがおすすめです。
埠頭の左側にはター・ウェーン・ビーチ、右側にはサンワン・ビーチの透き通った青い海が広がっています。
どちらも海水浴にぴったりなビーチですが、特にター・ウェーン・ビーチはしばらく浅瀬が続いているので、小さなお子さん連れの方にも安心です。
海沿いのカフェ、レストランに行くならナー・バーン埠頭

クーラーの効いたおしゃれなカフェやレストラン、宿泊施設はナー・バーン埠頭付近に集まっています。ラーン島でのんびりと過ごしたい方、映え写真を撮りたい方はナー・バーン埠頭近辺がおすすめです。
どちらの埠頭からもシュノーケリングなどのアクティビティに参加することができます。埠頭周辺のホテルやビーチ沿いのレストランなどに聞くと提携しているツアー会社を紹介してくれます。その他、ネットから事前の申し込みも可能です。
アクセス
- バンコクからパタヤー
- バンコク市内のバスターミナル(東、北、南)およびスワンナプーム国際空港から、バスまたはロットゥーで片道2時間〜2時間半、約120バーツ(約460円)
- バリハイ桟橋からラーン島
- フェリーの場合、約40分、30バーツ(約110円)、スピードボートの場合、約15分、200〜300バーツ(約760〜1140円)
【サメット島】海鮮やファイヤーショーを楽しめる島

サメット島はタイ中部のラヨーン県に属する、国立公園にも指定されている島です。ビーチの砂は白くサラサラしており、歩くと鳴き砂のように「キュッキュ」と音が鳴ります。
新鮮な海鮮を満喫

サメット島は海鮮がとても有名で、島内の多くのレストランで新鮮なシーフードを食べることができます。イカやエビ、カニなどの海鮮を豪快に焼いたメニューや、パッタイやチャーハンなどにゴロゴロと大きな海鮮が入ったメニューもあります。
海鮮好きな方は、ぜひサメット島のおいしいシーフードを楽しんでみてください。
夜は圧巻のファイヤーショーを鑑賞

サメット島では夜になると、ビーチ沿いにある複数のレストランでファイヤーショーが開催されます。
どのレストランのショーでも、口から炎を吐いたり火の玉を振り回したり、圧巻のパフォーマンスを鑑賞することができます。ファイヤーショーは、基本的に無料で見ることができますが、ショーの開始時刻が近づくとたくさんの観光客が集まってきますので、早めにレストランへ入りショーが見やすい場所を確保しておくとよいでしょう。
サメット島で見られるファイヤーショーは特に迫力があると評判なので、訪れた際にはぜひ鑑賞してみてください。
筆者いち押しのレストランは、サイケーオ・ビーチ沿いにある「Ploy talay samed(プロイタレーサメット)」です。こちらのお店は、海鮮もおいしくファイヤーショーの迫力も島内トップクラスとあり、週末はほぼ満席です。
ファイヤーショーが開催されるのは通常20:00から。大型連休になると20:30頃から開催されます。
特に連休は19:00頃にはショーがよく見える席は埋まってしまうので、早めにレストランに入ることをおすすめします。
Ploy talay samed(プロイタレーサメット)
- 住所
- Tharuea Ban Phe-Ko Samet (Na Dan) Road , Phe , 21160 Mueang Rayong , Rayong, Tahiland
- 電話番号
- 038-644-212
アクセス
サメット島へのアクセスは以下の通りです。
- バンコクからラヨーン(バーン・ペー港)
- バスで約4時間、166〜190バーツ(約630〜722)
- バーン・ペー港からサメット島
- フェリーで約30分、70バーツ(約266円)。スピードボートで約10分、200バーツ(約760円)
宿泊するホテルによっては、港からホテルのボートで無料送迎してくれる場合もあるようです。ホテルを予約する際は、送迎がついているかどうかも確認しておきましょう。
【ピーピー諸島】アイランドホッピングを楽しめる島

ピーピー諸島(ピピ諸島)はタイのクラビー県に属する島です。アンダマン海に面した美しいラグーンがある複数の島からなり、最も大きく観光客が多いのがピーピー・ドーン島、南にある小さな無人島が映画『ザ・ビーチ』のロケが行われたことで有名なピーピー・レー島です。
ピーピー島では、複数の島を巡るアイランドホッピングが人気です。また、島の周囲には世界中からダイバーが訪れるほど美しいポイントが多いため、本格的なシュノーケリングを楽しむことができます。
アイランドホッピングを楽しもう
ピーピー島を訪れたら、美しいラグーンが見られるビーチや自然がそのまま残っている無人島など、絶景スポットに少しずつ上陸して楽しむことができるアイランドポッピングをおすすめします。
アイランドホッピングでぜひ行ってほしいスポットをご紹介します。
『ザ・ビーチ』の舞台となったマヤベイ

マヤベイは、レオナルド・ディカプリオが出演していることでも有名な映画『ザ・ビーチ』の舞台にもなった場所です。ビーチのあまりの美しさに、日常から解放された気持ちになること間違いありません。『ザ・ビーチ』未鑑賞の方は、ぜひ事前に観てから訪れることをおすすめします。
2018年6月から環境保護のため上陸が禁止されていましたが、2022年の1月から再度上陸が可能になりました。
崖と海のコントラストが美しいピー・レー・ラグーン

ピー・レー・ラグーンは、木々に覆われた岩肌と、エメラルドグリーンのコントラストが美しく、まるで映画の世界に入り込んだかのような景色が広がります。また、崖を囲まれた海路を進むため、まるで秘境に入り込んでいくかのような錯覚に陥ります。
そのほかにも、「バイキングケープ」「ロ・サマベイ」「シャークポイント」などアイランドホッピングで訪れることのできるスポットがたくさんあります。
ピーピー島には多くのアイランドホッピングのツアーデスクがあり、交渉次第で最短1時間からボートを予約することが可能です。ピーピー島滞在中のプランに合わせて、現地のスタッフの方と行き先を相談してみてください。
アクセス
ピーピー島はクラビーとプーケットの間くらいにあり、どちらから向かっても所要時間はほとんど変わりません。
クラビー経由の場合
- バンコクからクラビー空港
-
飛行機で1時間〜1時間30分
またはバンコク北、南バスターミナルから約12時間~13時間30分、600~950バーツ(約2280~3610円) - クラビー空港からクローン・ジラッド港
-
車で約30分
クローン・ジラッド港からピーピー島:フェリーで約2時間、400バーツ(約1520円)
プーケット経由の場合
- バンコクからプーケット空港
- 飛行機で1時間〜1時間30分
- プーケット空港からラッサダー港
- 車で約50分
- ラッサダー港からピーピー島
- フェリーで約2時間、600バーツ(約2280円)
【シミラン諸島】シュノーケルやダイビングにおすすめの島

シミラン諸島は、プーケットのすぐ隣、パンガー県にある島々です。「シミラン」とはマレー語で「9つ」という意味があり、全部で9つの島が集合しています。
シミラン諸島へ訪れるためにはツアーに申し込む必要があり、個人で入島することはできません。事前にオンラインでツアーを申し込んでおくとよいでしょう。プーケットやカオラックに滞在する場合、ホテルから港まで送迎してくれるツアー会社も多くあります。
港からはスピードボートに乗って1時間〜1時間30分ほどでシミラン諸島のエリアに到着し、軽食を取りながら朝から夕方までかけて島を巡るのが一般的なツアー内容です。
シュノーケリング、ダイビングを楽しもう

シミラン諸島は世界有数のダイビングスポットとしても有名で、世界各国のダイバーが訪れるほど美しい海が広がる場所です。5月〜10月上旬にのみ訪れることができ、この時期は水深30mまで見渡せるほど海の透明度が上がります。
海の中では生きたサンゴが森のように広がり、カクレクマノミやサメ、タコなどさまざまな魚に会うことができます。さらに、運がよければウミガメにも会えることもあります。

アクセス
- カオラックからシミラン諸島
- スピードボートで約1時間
- タップ・ラムー埠頭からシミラン諸島
- スピードボートで約1時間30分
※ツアー料金:3000バーツ〜(約1万1400円~)
まとめ
「バンコク市内の観光スポットは行き尽くした」「飽きてきてしまった」という方におすすめのバンコク近郊の離島を4つご紹介しました。島によっては、片道最短で4時間程度で行くことができ、1泊あれば十分楽しめるエリアがほとんどです。それぞれの島で、自然を満喫したり、アクティビティを楽しんだりすることができるので、ぜひバンコクから足を伸ばしてみてください。
監修:地球の歩き方
※こちらの記事は、1バーツ:3.8円を参考に計算しています。

筆者
特派員
みかん
ブロガー。記事ライターとしての経験あり。
【記載内容について】
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