多様な文化が融合した美しい国・スペインの人気観光スポット18選

公開日 : 2023年01月13日
最終更新 :

情熱の国と呼ばれるスペイン。闘牛とフラメンコのイメージが強いかもしれませんが、魅力はそれだけではありません。おいしいワインやバルでの美食や、イスラムの残り香を感じさせる壮麗な建築物…。
スペインの魅力と、人気の観光地・観光スポット・グルメを紹介します。

目次

独自の文化と多彩な個性を持つスペイン

ヨーロッパ大陸南西端に位置する、イベリア半島の80%近くを占めるスペイン。
このイベリア半島では様々な民族が栄枯盛衰を繰り返したため、それぞれの文化が融合・影響しあい、独自の文化を形成しています。
特に800年に渡ってイベリア半島を支配していたイスラム教徒の影響は大きく、キリスト教とイスラム教の文化が融合した独特な建築物が今も残っているのが、スペインの特徴のひとつです。

もちろん、スペインの見どころはそれだけではありません。
地域によって異なる風土・文化も魅力の一つ。
芸術と科学の都市「バレンシア」や真っ白なビーチと青く透き通る海が魅力の「イビサ島」をはじめとするバレアレス諸島の島々、世界的な美術館や繁華街がある「マドリード」、人気観光スポットが集まるコスモポリタン都市「バルセロナ」など、多彩な個性を持つ地域が点在しています。

スペインの美しい街並み
スペインの美しい街並み

日本とスペインの気候はどう違う?

地形と海流が影響し合うスペインでは地域によって気候が異なります。
北から大きく3 つに分けると、スペイン北部のカンタブリア海沿岸は雨が多く、夏は涼しく冬は温暖な海洋性気候。
マドリードを中心とした中央部は、昼夜で気温の差が大きく、夏は暑く冬は寒い大陸性気候。
スペイン東部や南部などの地中海沿岸地域は、年間をとおして温暖で乾燥した地中海性気候です。

スペインの季節ごとの着衣例

スペインは日本のほぼ同時期と同じような服装で問題ありません。
ただ、日差しがかなり強いため、サングラスを持っていくことをお勧めします。

日中は現地の人々に馴染めるように、ラフでカジュアルな服装で。
石畳が多いため、歩きやすいスニーカーも用意しておきましょう。
お洒落な服装や高級そうなものを身につけていると、スリのターゲットになってしまいます。

レストランによってはドレスコードがあるため、ディナーに出かける時は、男性ならジャケット、女性はワンピースを着ていくと安心です。
教会を見学する時も注意が必要。
教会によっては、露出度が高い服装がNGの場合もあるため、スカートやショートパンツは避けましょう。

季節ごとの目安の服装としては、以下を参考にしてください。

  • 3月〜5月:長袖シャツ・カーディガン・薄手のコート
  • 6月〜8月:半袖・薄手のシャツ
  • 9月〜11月:長袖シャツ・カーディガン・コート
  • 12月~2月:厚手のコート・ダウンジャケット

気温やお勧めの服装をリアルタイムで知りたい方は、こちらのページも見てください。

スペインのおすすめの観光シーズンは?

スペインを観光するなら4月〜6月。もしくは9月〜10月がお勧め。
夏はかなり暑く、バカンスシーズンということもあって人が多く、ホテルの宿泊料金も高くなります。
体力的にも金銭的にも、夏の観光は避けた方が無難でしょう。
スペインの三大祭りと呼ばれる「サンホセの火祭り」「セビージャの春祭り」「サンフェルミン祭(牛追い祭り)」が開催される時期に合わせ観光するのもお勧めです。

日本とスペインの時差は?

日本とスペインの時差は、日本の方が8時間進んでいます。
スペインが4月1日 09:00であれば、日本は4月1日 17:00となります。サマータイムは廃止する議論が進んでいますが23年1月時点ではいまだに実施中。サマータイム中の時差は7時間になるので、注意してください。

日本からのアクセスは?

スペインには各地に空港がありますが、日本から直行便で行けるのはイベリア航空マドリードの「バラハス空港」のみでしたが、23年1月現在、直行便は運休となり、乗り継ぎ便でのアクセスになります。
直行便の場合、「成田空港」から13時間から14時間で、首都のマドリードへアクセスできます。
経由便の場合は、香港・ドバイ・カタール・オーストリアなどを経由し、17時間半程度でスペインに到着します。

スペインへの渡航状況や規制情報

2023年1月時点では、日本からの入国制限は解除されています。
スペインへの入国には、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書や陰性証明書等の提示は不要です。
スペイン国内では基本的にマスクの着用義務はありませんが、公共交通機関ではマスクの着用が義務づけられています。

エリアごとに全く異なる魅力を持つ!スペインの人気観光エリア5選

スペインは17の自治州で構成され、それぞれに異なる風土・文化があります。
スペインを満喫するために、各地の特徴を事前に調べておきましょう。
多彩な個性を持つ観光エリアの中でも、特に人気が高い観光エリアを5つに絞って紹介します。

1. 外国人にも過ごしやすい都市「マドリード」

スペインの首都であるマドリード。
日本から直行便で行ける「バラハス空港」や、スペイン各地への移動拠点となる「アトーチャ駅」があり、スペイン観光の拠点となる都市です。
古都「トレド」や「プラド美術館」などの人気観光スポットだけでなく繁華街もあり、気軽に立ち寄れるカフェ・レストランが多いのもうれしいポイント。
スペインは他のヨーロッパの首都よりも物価が安く、陽気で気前が良い人々が多く、外国人にとって過ごしやすいのも魅力のひとつ。シエスタ文化なども体感しつつ、ゆっくり街を歩いてみてはいかがでしょうか。

マドリード王宮(オリエンテ宮)
マドリード王宮(オリエンテ宮)

2. 憧れのガウディ建築に会いに 国内最多の観光客を誇る「バルセロナ」

スペインの北東部、カタルーニャ州にあるバルセロナ。
「サクラダ・ファミリア聖堂」やローマ時代の街並みが残る「ゴシック地区」など、数多くの観光スポットが多い、スペイン国内で最も観光客が多い都市です。
ガウディやミロ、ダリ、ピカソなどの世界的に有名な芸術家を輩出した都市でもあり、アートの街としても発展してきました。
最先端のブティックやレストランなど、オシャレなスポットが多いのも魅力的。
ショッピングに刺激的なバル体験…。スペイン観光では外せないエリアです。

バルセロナの街並み
バルセロナの街並み

3. 中世と近未来の街並みが混在する都市「バレンシア」

マドリード・バルセロナに次ぐ、第3の都市「バレンシア」。
中世の建物と近未来的なデザインの建物が混在する景観が見られるのは、スペインでも「バレンシア」だけです。
中世のゴシック様式の歴史的建造物「バレンシア大聖堂」と、科学と文化をテーマにした複合施設「芸術科学都市」は、この都市を象徴する観光スポットと言えます。
また、スペイン三大祭りの一つである「サンホセの火祭り」と、参加者が大量のトマトを投げ合うお祭り「トマティーナ」の開催地としても有名です。夏に旅行する方はスケジュールをチェックしてはいかがでしょうか。

バレンシアの街並み
バレンシアの街並み

4. バカンスにピッタリの美しい島「イビサ」

1999年には島全体が世界遺産に登録された、地中海西部のバレアレス諸島に浮かぶ美しい島「イビサ」。
太陽が反射する白い砂浜に透き通った海、砂浜のように白い街並みはバカンスにピッタリです。
世界的に有名なクラブが多く、ナイトライフも満喫できます。
落ち着きたい時や癒されたい時に聞く音楽「チルアウトミュージック」の聖地としても知られており、穏やかな音楽を聴きながら、地中海に沈んでいく美しい夕焼けを見に訪れてみてはいかがでしょうか。

イビサの街並み
イビサの街並み

5. フォトジェニックな街並みとグルメが魅力!「ビルバオ」

ワインの産地として有名なスペイン・バスク地方に位置する「ビルバオ」。
「ビルバオ」の魅力はアートとグルメ。
「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」をはじめ、モダンかつ斬新な建造物が多く、街の中はどこでもフォトスポット。
このフォトジェニックな街には、レストランやバルが集まっており、ミシュランで星を獲得している店も多く、グルメの街としての側面も持っています。

ビルバオの街並み
ビルバオの街並み

独自の文化を昇華した美しい建造物は必見!スペインの人気観光スポット12選

多彩な個性を持つスペインですが、どのエリア・どの都市にも、その独自の文化を昇華させた美しい建造物があります。
スペインを観光するなら、各地の美しい建造物を軸に観光プランを立ててみてはいかがでしょうか。

1. アルハンブラ宮殿

スペイン-イスラム文明の輝かしいモニュメント、アルハンブラ宮殿。
アルハンブラという名称は、「赤い城塞」を意味するアラビア語に由来します。
その外見は無骨ながら、宮殿に一歩足を踏み入れると、イスラム芸術の結晶ともいえる幻想世界が広がります。
そのあまりの美しさに「王は魔法を使って完成させた」といわれ、また14世紀の詩人イブン・ザムラクは「比類なき美しさに匹敵するものを見つけるのは、アッラーですら難しかろう」と詠いました。
現在はスペイン有数の観光地として、訪れる人々を魅了しています。

イスラムの栄華を伝える赤い城。泊まれる宮殿ホテルとしても有名
イスラムの栄華を伝える赤い城。泊まれる宮殿ホテルとしても有名

2. サグラダ・ファミリア聖堂

民間カトリック団体であるサン・ホセ協会により、1882年に着工。
翌年に初代建築家ビリャールのあとを引き継いだガウディは、当初の設計を自分のプランへと作り替え、世界でも類を見ない「完璧な教会」の建設を目指します。
ガウディは教会に寝泊まりしながら自ら献金集めに奔走し、1926年に73歳で亡くなるまで人生のすべてを聖堂の建設にささげました。
現在もガウディが残した設計図や模型をもとに、ガウディ没後100年である2026年の完成を目指して工事が続けられています。

世界でも類を見ない未完の「完璧な教会」。行くたびに工事が進み様相が変わるので何度行っても新鮮な気持ちで見学できる
世界でも類を見ない未完の「完璧な教会」。行くたびに工事が進み様相が変わるので何度行っても新鮮な気持ちで見学できる

3. グエル公園

ガウディの作品群の一つとしてユネスコ世界遺産に登録されている「グエル公園」。
敷地内にはモザイクタイルで装飾を施されたオブジェや、洗濯女の回廊と呼ばれるスポットなど、ガウディのセンスが感じられる独特な景色が広がっています。
元々は富裕層の人々の庭園住宅として、デザイン・建設が進められましたが、その奇抜なデザインと立地の悪さから買い手がつきませんでした。
その後、市が買い取り「グエル公園」として一般公開され、今では多くの人々が公園を見るためだけに訪れる人気の観光地になっています。

ガウディの作品群の一つ「グエル公園」の大広場
ガウディの作品群の一つ「グエル公園」の大広場

4. トレド

三方をタホ川に囲まれ、ギリシア生まれの画家エル・グレコが後半生を送った頃のたたずまいを今も残す町。
1561年に首都がマドリードに移るまで、政治・経済の重要な拠点として繁栄し、「16世紀で歩みを止めた町」と言われています。
1492年にカトリック両王によって追放されるまで、この地の経済を握っていたユダヤ人とともに多くのイスラム教徒が居残りました。
そのため、キリスト・ユダヤ・イスラムの3つの文化なくして、この町は語れません。

画家エル・グレコが愛した古都
画家エル・グレコが愛した古都

5. メスキータ

後ウマイヤ朝を開いたアブド・アッラフマーン1世により、新首都にふさわしいモスクを造ろうと、785年に建設が始められました。
コルドバの発展と歩調を合わせるように3回にわたって拡張され、ついには2万5000人を収容する大モスクが完成。
免罪の門を抜け、オレンジの木が植えられた中庭へ。
信者たちはアルマンソール泉で身を清め、シュロの門からモスクに入ります。
内部は、大理石とくさび形の赤れんがを交互に組み合わせたアーチが限りなく広がり、人の目をくらませます。

イスラム教とキリスト教が共存する大モスク
イスラム教とキリスト教が共存する大モスク

6. ミハス

フエンヒローラから北へ約9km、地中海を見晴らす山の中腹に位置する、「白い村」の代表格・ミハス。
マラガやトレモリーノスからも近く、日帰りスポットとして高い人気を誇ります。
みやげ物屋が軒を連ね観光客でにぎわう表通りから裏道に入ると、人通りもまばらな細い路地に白壁の家々が。
観光地ならではの華やかさと、素朴な「白い村」のたたずまいの両方に出合えるのも、ミハスの魅力の一つです。

華やかさと素朴さを兼ね備える「白い村」
華やかさと素朴さを兼ね備える「白い村」

7. カタルーニャ音楽堂

モデルニスモ建築のなかで最も美しいといわれる、モンタネールの最高傑作。
天井や壁を覆い尽くすタイルや彫刻、ステンドグラスのシャンデリアなど過剰ともいえる装飾に、モンタネールの美への追究が感じられます。

モンタネールの美への追求が感じられるモデルニスモ建築。建築ファンならサグラダ・ファミリアとガウディ通りを挟んで建つサン・パウ病院と合わせて訪れたい
モンタネールの美への追求が感じられるモデルニスモ建築。建築ファンならサグラダ・ファミリアとガウディ通りを挟んで建つサン・パウ病院と合わせて訪れたい

8. プラド美術館

スペイン王室の美術コレクション約300点を中心として、1819年に開館。
現在では3万点以上の絵画や彫刻を所蔵する、ヨーロッパでも屈指の美術館です。
18世紀スペインを代表する建築家、フアン・デ・ビリャヌエバによる新古典様式の建物は、重厚さのなかにも端正な気品が漂っています。
2007年には旧館のビリャヌエバ館に加え新館のヘロニモス館もオープンし、常設展示作品は約1400点に及ぶ。エル・グレコ「聖三位一体」、ベラスケス「東方三博士の礼拝」、ゴヤ「裸のマハ」ほか著名な作品、一度見たら忘れられない作品が多く収蔵されているので、最低でも半日はみておきましょう。

絵画の殿堂「プラド美術館」
絵画の殿堂「プラド美術館」

9. アランフェス王宮

カルロス1世はタホ川に橋を渡し、その上に新宮殿を建設しようと考えていましたが、彼の死後、息子のフェリペ2世が離宮建築に着手。
その後18世紀後半、カルロス3世の時代に南北の両翼が取り付けられ、現在の形に完成しました。贅を尽くした部屋のなかでも、磁器の間Salón de Porcelanaは見事。
草花模様に東洋の風物が描かれた磁器が配され、部屋全体を覆い尽くしている様は圧巻です。

王家の春と秋の離宮
王家の春と秋の離宮

10. カサ・ミラ

石を積み上げたような独特の形状から、石切り場を意味する「ラ・ペドレラLa Pedrera」とも呼ばれています。
徹底的に直線を排除し、ゆがんだ曲線を主調とするこの建物は、山がテーマ。
最上階にはガウディ作品に関する資料や模型などが展示されており、屋上テラスやアパートの一部が見学できます。

石を詰め上げた独特な形状が特徴の「カサ・ミラ」
石を詰め上げた独特な形状が特徴の「カサ・ミラ」

11. サンティアゴ・デ・コンポステーラ

イベリア半島北西端に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラは、エルサレム、ローマに次ぐキリスト教3大聖地のひとつ。
9世紀初めに聖ヤコブ、すなわちサンティアゴの墓がこの地で発見されて以来、ヨーロッパ各地から数多くの巡礼者が訪れる聖地となりました。特にフランスから延びる巡礼路が世界遺産にもなっておりつとに有名。ローマ、エルサレムと合わせてキリスト教三大巡礼地に挙げられる信仰の道と町になっています。

聖ヤコブが眠るキリスト教の聖地
聖ヤコブが眠るキリスト教の聖地

12. グエル邸

ガウディ初期の傑作。当初は別館として建設されましたが、できばえに満足したグエルはこちらを本館として使用しました。
地下は馬小屋、1階は馬車庫。2階は中央サロンを中心としたパブリックスペース、3階は寝室、4階は使用人の部屋と厨房。
屋上の煙突は、ガウディ独自の手法により細かく砕いたタイルで飾られています。

ガウディ初期の傑作
ガウディ初期の傑作

本場のスペイン料理を堪能しよう!スペインの人気グルメ3選

食材も身近で、日本人の舌に合うスペイン料理。既に食べたことがあるメニューが多いかもしれませんが、本場で食べるスペイン料理は気候もあいまって格別です。
2010年にはユネスコ無形文化遺産に登録された「地中海の食事」でもある、この料理を堪能しましょう。

1. 満足度も栄養もたっぷり!冷製スープ「ガスパチョ」

アンダルシア地方発祥のスープ「ガスパチョ」。
トマトをベースにキュウリや玉ねぎなどの野菜、ニンニクにパンとオリーブオイルを加えて、混ぜ合わせた冷製のスープです。
飲むサラダと呼ばれるほど栄養たっぷりでありながら、パンが入っているため満足度も高いのもうれしいポイント。
スペインを観光するなら味わっておきたい、定番のスペイン料理です。

アンダルシア地方発祥の冷製スープ「ガスパチョ」
アンダルシア地方発祥の冷製スープ「ガスパチョ」

2. バルに行ったら必ず頼みたい「トルティージャ」

トルティージャは、平で丸い形をしたスペインのオムレツです。
トルティージャと名前が似ている、薄焼きのパンである「トルティーヤ」とは別物。
ジャガイモ・玉ねぎ・ほうれん草・ベーゴンが基本的な具材ですが、その土地やお店によって具材は異なります。
スペインのバルでは定番料理ともなっているので、何を頼むか迷ったら、トルティージャから楽しんでみてはいかがでしょうか。

スペインのバルで定番の料理「トルティージャ」
スペインのバルで定番の料理「トルティージャ」

3. 定番のスペイン料理を本場で味わう「パエリア」

スペイン料理といえば「パエリア」を思い浮かべる方が多いと思います。
日本のパエリアではエビや貝などの海の具材がメジャーですが、スペインではウサギの肉や鳥など、海よりも山の具材を使うことが多いそうです。
パエリアの本場はバルセロナの南に位置するバレンシア。
バルセロナに訪れたら、本場のパエリアも食べてみましょう。

スペイン料理の定番「パエリア」。パスタを使う「フィデウア」もぜひご賞味あれ
スペイン料理の定番「パエリア」。パスタを使う「フィデウア」もぜひご賞味あれ

スペインで買い物するならココ!人気のショッピングスポット3選

スペインでショッピングを楽しむなら、バルセロナがお勧め。
バルセロナでショッピングを満喫するために知っておきたい、人気のショッピングスポットを紹介します。

1. エル・コルテ・イングレス

バルセロナのカタルーニャ広場にある、スペイン随一のデパート「エル・コルテ・イングレス」。空港から多くの旅行者がはじめに降り立つ場所なので、旅行者にとってのランドマークです。
ファッションや日用品など何でも揃うが、旅行者にとって特に便利なのが地下のスーパーマーケット。
また1 階にはスペインのみやげ物を集めたコーナー、最上階にはカタルーニャ広場が見下ろせるカフェとレストランがあります。このデパートを起点とし、ランブラス通りを海に向かって下っていき、旧市街あたりでショッピングを楽しむのがおススメです。

スペイン随一のデパート
スペイン随一のデパート

2. グラシア通り

バルセロナのメインストリート「グラシア通り」には、高級ブランドショップやスペイン発祥のZARAなどの手頃なお店が軒を連ねており、スペインでショッピングを楽しみたいなら外せない一つスポットです。こちらは旧市街と比べて少し気取った買い物やおしゃれな雑貨などを探したいときに便利なエリア。ゴシック様式の建物群や人気観光スポット「カサ・バトリョ」「カサ・ミラ」も、グラシア通りにあり、観光も楽しめます。

バルセロナのメインストリート「グラシア通り」
バルセロナのメインストリート「グラシア通り」

3. サン・ジュセップ市場

地元の人々から、スペイン語で胃袋を意味する「ラ・ボケリア」とも呼ばれる「 サン・ジュセップ(サン・ジョセップ)市場」。
生鮮食品から野菜、フルーツ、スパイスまで、スペイン産のあらゆる食材が並んでおり、新鮮な食材を購入できます。
また、この市場では食材を購入するだけでなく、バルで市場の食材を使ったご当地グルメも味わえます。特に新鮮な魚介料理や生ハムチーズなどをつまみながらワインやビールを楽しめば、その1日はきっと忘れがたい日になるでしょう。
近くのサンタ・カタリナ市場周辺もそうですが、バルセロナの市場は場内に食べ歩きできる店が目につきやすいので旅行者にとってとても魅力的。食材購入する人でなくとも楽しめること間違いなしです。

スペインの胃袋「サン・ジュセップ市場」
スペインの胃袋「サン・ジュセップ市場」

まとめ

多彩な個性持つスペインの人気観光エリア・観光スポット、グルメ、ショッピングスポットを紹介してきました。
スペインを満喫したい方は、この記事を参考に観光プランを組み立ててください。

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。

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