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山梨特派員スペインへ行く~2023秋〈その8〉アンダルシアの白い村~フリヒリアナ
Hola!山梨特派員の水月です。
2023年秋、9月半ばから10月半ばにかけて、スペインを旅してきました。
そんな情報をお届けする「山梨特派員スペインへ行く」シリーズ第8弾は、アンダルシア地方の小さな村「フリヒリアナ」です。(トップ写真提供:YasuoMaeda)
州都セビージャから、車で約3時間。レンタカーで走りました。
フリヒリアナは、真っ白い家々が建ち並ぶ、さながら南国リゾートを思わせる小さな村。16世紀グラナダを追われキリスト教改宗を強いられたモーロ人たちがここで反乱を起こした歴史を持ち、「スペインの最も美しい村」のに登録されています。
![(写真提供:YasuoMaeda)](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004152/20231204_205835_73d3c1a9_w1920.jpg)
新市街から旧市街を見渡す風景です。街は入口を中心に、折り紙を半分に折るように旧市街と新市街に分かれています。どちらも家々は真っ白です。
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キリスト教改宗を強いられたモーロ人たちが反乱を起こした歴史のタイル画は、旧市街のあちらこちらに見られます。12枚あるそうです。
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道標も石造りのモザイクだなんて、洒落ていますよね。「PANORAMICAS」は展望スポットです。行ってみましょう。
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お~気持ちいい。新市街の向こうまで見渡せますね。
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街じゅうの白い家は、思い思いにその白い壁を飾ってあります。それを見るたびに、歓迎されているんだなとほっこりしました。ドアの色もまちまちでカラフルで、見て歩くだけで足取りも軽くなりましたよ。
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白い家々と青い空に彩られた細い路地を、いつまでも散歩していたくなりました。
![「サン・アントニオ教会」](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004152/20231204_212218_82d468a8_w1920.jpg)
ルネッサンス様式で建てられた「サン・アントニオ教会」。シンプルさが際立つ美しい堂内でした。
![「ラ・フエンテ・ヌエバ」](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004152/20231204_212229_7a4e3c1a_w1920.jpg)
1640年に村人の生活のために建てられた古い水道「ラ・フエンテ・ヌエバ」には、今も水が流れています。
「サン・アントニオ教会」「ラ・フエンテ・ヌエバ」は、この村の数少ない観光スポットです。
![(写真提供:YasuoMaeda)](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004152/20231205_094700_ec0594fa_w1920.jpg)
フリヒリアナは、夜もにぎやかでしたよ。
「サン・アントニオ教会」前のレストランで、スタッフの男性に「フリヒリアナは美しい街ですね」と翻訳ソフトを使ってスペイン語で話しかけると、「日本の方がもっと美しい」と笑顔で答えてくれました。
日本は行ったことがないけれど、日本映画が好きで、なかでも『七人の侍』が大好きだそうです。
スペインの外れの小さな村で、まさか黒澤映画『七人の侍』の話をすることになるとは思ってもみませんでした。
夜のフリヒリアナを歩けば、そんな思いがけない一期一会なひとときに出会えるかもしれません。
明るい太陽に照らされた白い街並みも素敵ですが、フリヒリアナにはぜひ宿泊して、バルやレストランでのんびり過ごしていただきたいです。
☆「山梨特派員スペインへ行く~2023年秋」シリーズ、バックナンバーはこちら。
第1回 「マドリードの歩き方」
第2回 「スペインで最も美しい広場~サラマンカ『マヨール広場』」
第3回 「バルでタパスを楽しむ」
第4回 「サン・セバスティアンを見渡す丘モンテ・イゲルド」
第5回 「サッカー観戦~ラ・リーガ・エスパニョーラ」
第6回 「世界で最も美しい広場~セビージャ『スペイン広場』」
第7回 「セビージャの歩き方」
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筆者
山梨特派員
水月
2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。
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