酒の席での雑談ネタに!
『世界のお酒図鑑』からお国自慢のお酒をご紹介

公開日 : 2023年03月10日
最終更新 :

お酒といえば、ビール、ワインにウイスキー。でも世界のお酒はそれだけじゃない! 
こんな国にあんなお酒が? 意外な国で意外なお酒が飲まれていたり。
お酒を知れば、その国と国民性も垣間見える! 
酒そのものの紹介のほか、酒にまつわるよもやま話、雑ネタをあらゆる方面から集めました。

【中国】日本人がほとんど知らない?  白酒と黄酒の世界

量り売りで売られている白酒
量り売りで売られている白酒

日本で中国酒というと、まず紹興酒が頭に浮かぶが、実は中国では「白酒(パイジユウ)」のほうがポピュラーで、「黄酒」(後述)との生産比は7:3と、圧倒的。白酒は穀類を使った蒸留酒で、各地方、省にお国自慢の白酒があり、宴席には欠かせない。中には、数年も熟成させたものもあり、中国国内はもちろん、海外でも高値で取引されている。一方、「黄酒(ホワンジュウ)」と呼ばれる醸造酒は、おもに広東省や上海市など沿岸部で好まれている。黄酒のうち、浙江省紹興市において、厳しいルールによってつくられたものだけが「紹興酒」と名乗ることができる。

【アメリカ】現地でしか入手不能の プレミアム・バーボン

アメリカ最古の蒸留所がルーツの「ミクターズ」
アメリカ最古の蒸留所がルーツの「ミクターズ」

バーボンはアメリカで生産されるウイスキーで、原材料の51%以上にトウモロコシを使っていることが条件となっている。バーボンというとケンタッキー州産が有名だが、規定さえ守っていれば、そのほかの州でもバーボンは生産できる。日本では「ジャックダニエル」「ジムビーム」などの大手メーカーのブランドが知られているが、ほかにも多種のブランドが存在していて、それらの蒸留所を巡りながらアメリカを旅すると、アメリカの別の顔が見えてくる。現地でしか入手できない年代物のプレミアムボトルに出会えるチャンスもあるかもしれない。

みんなでこげば怖くない?  ビア・バイクで観光に出かけよう!

まるで屋台がそのまま動いているよう
まるで屋台がそのまま動いているよう

ヨーロッパ各国を中心に人気になっているのが「ビア・バイク」なるアトラクション。使われるのは、大きなテーブルの下に車輪が付いた奇妙?な乗物で。参加者はそのテーブルのまわりに座り、足元にあるペダルをひたすらこぐ。それが駆動力になって動くのである。テーブルではビールが提供されるので、それを飲みながら足だけ動かせばいいのである。ビア・バイクにはスタッフが1名以上付き、ハンドルで方向を操作してくれる。スタッフが素面なら、参加者は酔っぱらっても問題ないというわけだ。

名酒には、名言あり  ~偉人たちが残した酒のエピソード~

「世界の酒豪列伝」は全部で15人の酒豪を紹介
「世界の酒豪列伝」は全部で15人の酒豪を紹介

世界の著名人が残した酒にまつわるエピソードは、かなり多く残されている。学校の教科書に出ている政治家、思想家、芸術家が放った名言は、いま聞いても共感できるものが少なくない。歌手のフランク・シナトラは「酒は人類にとって最大の敵かもしれない。だが聖書はこう言っている、「汝の敵を愛せよ」」と語り、右手に持ったマイクで『マイウェイ』を歌いながら、左手にはバーボンの「ジャックダニエル」が常に握られていたとかいないとか。また、かの福沢諭吉はビールが大好きで、「ビールは酒ではない」と堂々と発言していた。

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

ご当地酒をたしなむことは旅の醍醐味のひとつ。長年海外取材をしてきた地球の歩き方が、各国の外せない地ビールやワイン、ハードリカーにカクテルなど、ちょっとした雑学とともにご紹介。お酒を通して世界にふれられる一冊です。

TEXT:秋山岳志
PHOTO:Shutter Stock、白井慎一

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(関連記事)https://www.arukikata.co.jp/web/catalog/article/travel-support/

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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