【奈良】圧巻のプロベラがお出迎え「 矢田坐久志玉比古神社」

公開日 : 2023年05月31日
最終更新 :
筆者 : あんこ

矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)、奈良県大和郡山市矢田町に鎮座する式内社です。桜門には木製のプロペラが飾られ、航空祖神として崇められている神社です。大雨の中の訪問となり、画像が見にくい箇所がありますが、ご了承下さい。

矢田坐久志玉比古神社
矢田坐久志玉比古神社

重要文化財が2棟ある立て札が目にとまります。前には、大和郡山市立矢田小学校があり、矢田の豊かな自然に包まれた丘陵の一角に神社はあります。

矢田坐久志玉比古神社 桜門
矢田坐久志玉比古神社 桜門

ご祭神・櫛玉饒速日命(くしたまにぎはやひのみこと)が降臨する際、天磐船(あめのいわふね)から放った3本の矢の内、二の矢が落ちた場所とも言われ、矢落神社(やおちじんじゃ)とも言われています。

二之矢塚
二之矢塚

楼門を抜けると、二本目が落ちた場所が二之矢塚が見えます。矢田の地名の由来にもなっています。

プロペラ
プロペラ

桜門にある、このプロペラは、第二次世界大戦以前の中島飛行機製「陸軍九一戦闘機」のものだそうです。中島飛行機は、スバル(富士重工業)の前身であり、エンジン性能が当時から世界トップレベルだったそうです。三菱のゼロ戦など、他社の飛行機にも、エンジンが採用されていました。

「航空祖神」と書かれた扁額は、戦前、海軍のアクロバット飛行のパイロットとして名を馳せ、戦後、初代航空幕僚長としてブルーインパルスを設立するなど航空自衛隊の育ての親としても知られる源田実氏が奉納したものだそうです。(HPより)

矢田坐久志玉比古神社本殿
矢田坐久志玉比古神社本殿

拝殿の更に、奥には本殿が見えます。拝殿格天井には、「矢落大明神」の扁額が掛かっています。

末社八幡神社社殿(文化庁HP)重要文化財
末社八幡神社社殿(文化庁HP)重要文化財

室町中期(1393-1466年) 構造一間社、檜皮葺

神馬にご神紋「矢尻付き違い矢」が見えます。躍動感ある神馬です。

9月20日には航空祭が行われていると言う事で、大和郡山市役所の担当部署にお聞きした所、コロナ前までは、市長もご挨拶される航空祭と言うお祭りが行われていたそうですが、今現在は不明との事でした。ちなみに航空機は飛んでこないようです。

この周辺には、あじさいで有名な矢田寺もあります。豊かな自然に囲まれ、インパクトのあるプロペラが迎えてくれる「 矢田坐久志玉比古神社」、散策のついでにお立ち寄りください。旅のご参考になれば嬉しいです。

場所
奈良県大和郡山市矢田町965
最寄り駅・バス停
横山口(徒歩約6分)
駐車場
あり

筆者

特派員

あんこ

生粋の大阪もんです。旅と食べ飲み歩きが趣味です。

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