撮り鉄必見⁉ タイ国有鉄道のアソーク駅とその周辺

公開日 : 2024年05月23日
最終更新 :
筆者 : Taeko

はじめに

みなさま、サワディーカー。今回は、写真好きな人、特に、電車の写真を撮るのが好きな人の間で時々話題に上るタイ・バンコクにあるフォトスポット「タイ国有鉄道のアソーク駅」を紹介します。

これまで複数路線の電車が同時に見られる場所として、記事「2023年7月3日に正式開通したタイ・バンコクとサムットプラカーン県を走るMRTイエローラインとその沿線」内で、SRT(タイ国有鉄道)、ARL(エアポートレールリンク)、MRTイエローラインの電車が一望できる駅としてフアマーク駅のスポット、記事「タイ・バンコクとノンタブリー県内を走るMRTピンクライン開通(2024年1月2日まで運賃無料)、事故情報追記!」にて、MRTピンクラインとMRTパープルラインの電車が見られるノンタブリーシビックセンター駅等を紹介してきましたが、今回ご紹介するタイ国有鉄道のアソーク駅はSRTとARLの電車が見られるスポットです。

目次

バンコクに2ヶ所あるアソーク駅について

現在、タイの首都バンコクでアソーク駅といえば、在住者でもほとんどの人がBTSのアソーク駅を想像するでしょう。実際、筆者が、近くの駅係員やタイ在住者に、「鉄道のアソーク駅はどこにありますか?」と聞いても、BTSのアソーク駅を案内されることがほとんど。今回ご紹介するSRT(タイ国有鉄道、略記:タイ国鉄)のアソーク駅(以下、国鉄アソーク駅と記す)は、BTSのアソーク駅からは徒歩で23分のところにあります。

タイ国鉄アソーク駅は、MRTのペチャブリー駅やARLのマッカサン駅、センセーブ運河のアソーク船着場から徒歩圏内の場所にあります。

現代的なBTSという電車の写真を撮ることはできますが、SRTアソーク駅は昔ながらの電車ゆえ、ホームと線路の境目も曖昧な感じで、ノスタルジックな雰囲気が漂うため、撮り鉄にはもってこいの被写体ではないでしょうか。

タイ国鉄アソーク駅を通過する電車、時刻表

  • アソーク駅に停車しているタイ国鉄を後方から撮影

    アソーク駅に停車しているタイ国鉄を後方から撮影

  • 西方向にあるプラットホーム

    西方向にあるプラットホーム

  • 東方向にあるプラットホーム

    東方向にあるプラットホーム

写真撮影のため、タイ国鉄のアソーク駅まで行く場合、タイ国鉄アソーク駅を通過するタイ国鉄の電車の時刻表も確認して、電車の写真も撮りたいところではないでしょうか。日中ふらっと行くと、なかなか電車は来ませんので、電車の通過する時間を調べてから行くことをおすすめします。時刻表は変化しますので、最新情報はタイ国鉄のサイトでご確認ください。つい最近、英語でも検索できるようになりました。なお、タイ国鉄は遅延することもあり、アソーク駅では時間通りに来ることもあれば、30分程遅れてくることもあります。以前、タイ国鉄でアユタヤへ行った帰りは、1時間程遅れてくることもありました。

タイ国鉄のアソーク駅のプラットホームは、現在は2ヶ所になっており、両方で停車するわけではなく、行先によって停車場所が異なるようですので、その点、ご注意ください。

2路線の電車を一望できる⁉

東方向にあるプラットホーム
東方向にあるプラットホーム

陸橋の上からもなんとかSRTとARLの2路線を見ることができますが、通りを少し歩いて行ったところから、2路線の電車が走る線路がセットで見られました。周りに、高層ビルが立ち並ぶ中、すぐ近くの線路沿いで暮らしている人もいることを知り、なんとも言えない気持ちになりました。歩きやすい場所ではありませんので、興味のある方は、明るい時間帯の訪問をおすすめします。

国鉄アソーク駅周辺のフォトスポットを巡ろう!~「シンハーコンプレックス」やアソーク船着き場へ

  • 商業施設「シンハーコンプレックス」から見たARLマッカサン駅を走る電車

    商業施設「シンハーコンプレックス」から見たARLマッカサン駅を走る電車

  • 商業施設「シンハーコンプレックス」から見たSRT(タイ国鉄)アソーク駅を走る電車

    商業施設「シンハーコンプレックス」から見たSRT(タイ国鉄)アソーク駅を走る電車

  • シーロムコンプレックス内

    シーロムコンプレックス内

  • シーロムコンプレックス内Jogging Track入口

    シーロムコンプレックス内Jogging Track入口

  • シーロムコンプレックス内Jogging Track内からの眺め

    シーロムコンプレックス内Jogging Track内からの眺め

  • シーロムコンプレックス内Jogging Track内

    シーロムコンプレックス内Jogging Track内

ノスタルジックな雰囲気を楽しむには、タイ国鉄アソーク駅(地上、陸橋越し)を楽しんで、その後は、比較的新しい商業施設「シンハーコンプレックス」へ行ってみるのはいかがでしょうか。

シンハーコンプレックスからは少し距離があり、窓越しにはなりますが、涼しい環境の中で、こちらからも、2路線の電車を眺めることができます。平日の朝6:00~10:00と夕方16:00~21:00のみ入れるというJogging Trakと名付けられたテラスのようなスペースも散策に行きましたが、そこから電車は見えませんでしたが、テラスに入る前にあるデスクやイスのあるエリアから電車が見られました。

また、近くにはセンセーブ運河があり、道路の歩道等から、運河沿いを走る運河ボートとアソーク船着き場も見られます。写真好きの人には、タイならではの風景が見られますので、こちらもフォトスポットとして楽しめる場所ではないかと思います。

ブーケンビリアの隙間から、右手に見えるのがアソーク船着き場
ブーケンビリアの隙間から、右手に見えるのがアソーク船着き場

最後に

以上、タイの国有鉄道(SRT)のアソーク駅について、主に紹介しました。BTSのアソーク駅は大変有名ですが、タイ国鉄のアソーク駅については、その存在すら、タイ人も在住外国人も、意外と知らない人もいますので、今回ご紹介しました。

BTSに比べて、タイ国鉄のアソーク駅を走る電車の本数は少ないので、日常的に利用する人は少ないと思いますが、利用している人にとってはなくてはならない存在のようです。

撮り鉄やタイの街歩きがお好きな方への参考になれば幸いです。それでは、皆様、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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