【トビリシーボルジョミ間】眠るのはもったいない、マルシュの車窓から(後編)

公開日 : 2024年03月21日
最終更新 :
筆者 : MAO

皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
先日は、【眠るのはもったいない、マルシュの車窓から(前編)】と称して、Didube
のバス停からミニバスがトビリシを出るまでの様子とバスの乗り方を紹介しました。

眠るのはもったいない、マルシュの車窓から(前編)

今日は、市外に出てボルジョミまでの道中で楽しめる景色について紹介します 

点線のルートでボルジョミには向かいます!
点線のルートでボルジョミには向かいます!

ユネスコ世界文化遺産の街ムツヘタ

トビリシを出るとまず、タイトルにもあるように街自体が世界文化遺産でもあるムツヘタの町が現れます。

ムツヘタは、伝説によると紀元前1000年に、Mtskhetos(ムツヘトス)と呼ばれる人々に開拓されたといわれ、紀元前4世紀から紀元前3世紀にかけてムツヘタを首都とするイベリア王国が成立しました。
この街から出土する遺跡の数々は、実際に紀元前4000年〜3000年にかけて人間の生活の営みがあったことを示しているのです。またそのような深い歴史により、実際ムツヘタには古代教会やモニュメントが多くあり、宗教的にも重要な土地であったことを示しています。
1994年にはジョージア初のユネスコの世界文化遺産として、”ムツヘタの歴史的建造物群”が登録されました。

その内のひとつである町の高台にそびえるジワリ教会(Jvari Monastery)が、車窓からよく見えます。伝説では、ジョージアにキリスト教を宣教したといわれる聖ニノが祈るためにこの地に滞在したとも言われ、この教会がある高台に十字架を建てたことが始まりといわれていますが、実際はこの教会の建築家は分かっていません。
また教会内には初期ジョージア文字であるアソムタヴリ文字(Asomtavruli)で書かれた彫刻などもあるそうです。
この教会には他にもさまざまな教会にまつわる伝説があるのです。

そんなムツヘタですが、日本人におなじみの元大相撲力士の栃ノ心氏の出身地でもあります。

また車窓から教会を眺めたその近くには、帝政ロシアの詩人であるミハイル・レールモントフの銅像が立っています。
病弱だった彼は療養のためにボルジョミを含めたこのコーカサス一帯で過ごす青年期を過ごし、その後は帰国後様々な作品を生み出していました。しかし当時帝政ロシアで大人気であったのにも関わらず、上流貴族との決闘で落命した詩人プーシキンの死に関する、貴族批判の作品『詩人の死』を発表し、そのせいでコーカサス地方に流刑となり、ムツヘタを含めこのエリアで最後を過ごしました。

しかしこのエリアに住みつつも、ムツヘタエリアに当時いた軍隊や衛兵でもあったコサックの人々の子守唄に感銘し、広めたという逸話も残っています。

トビリシからの道中、右手にこれらの教会や銅像が楽しめます。

・UNESCOサイト(ムツヘタの歴史的建造物群)|https://whc.unesco.org/en/list/708/
・ジワリ修道院について|https://georgia.travel/jvari-monastery
・ムツヘタについて|https://georgia.travel/cities-towns/mtskheta
・Mikhail Lermontovについて|https://www.britannica.com/biography/Mikhail-Yuryevich-Lermontov

かなり離れた車窓方もはっきりジワリ修道院
かなり離れた車窓方もはっきりジワリ修道院
詩人Mikhail Lermontovと、羊たち
詩人Mikhail Lermontovと、羊たち

小コーカサス山脈

またムツヘタを過ぎると、前方右手に美しいコーカサス山脈が現れます。
晴れた日の真冬は、雪化粧の山々が美しく連なる様子が楽しめ、夕方はきれいな夕焼けに照らされた様子が非常に美しく、うっとりさせられます、

コーカサス山脈|https://georgia.travel/caucasus

お天気のいい冬の車窓は圧巻の美しさ
お天気のいい冬の車窓は圧巻の美しさ

町に入る毎に出迎える、ハート入りの地名モニュメント

また日本にも見られますが、高速道路には、大きい街のある地域に入るあたりで、” I❤︎地名(მე❤︎地名)”のモニュメントが現れます。

それぞれ町の特産などにより少々デザインは異なりますが、車窓から見える大きなサイズで飾られています。

I❤︎Gori看板。Goriはなんとスターリンの出身地!
I❤︎Gori看板。Goriはなんとスターリンの出身地!
Khashuriというボルジョミ到着手前にある比較的栄えている町。
Khashuriというボルジョミ到着手前にある比較的栄えている町。

ようやく終点のボルジョミへ。

ボルジョミに近づくと、徐々に乗客は自分で降りたい場所で運転手に声をかけて降車していきます。
ボルジョミの最終地点は、ボルジョミの中心部であるボルジョミバスステーションになります。
・Borjomi Bus station|https://maps.app.goo.gl/RebhMBRTEknS7stq9

Didubeを出てから、行き先をボルジョミにしてGoogle Mapなどを起動しておくと、自分がどこに今いるかが把握できるため、設定されることをおすすめします。

今回は、前編と後編に分けて、首都トビリシから移動の様子を紹介しました。ぜひ来られる際の参考にしていただければと思います。

車窓から見える牛や羊の群れ
車窓から見える牛や羊の群れ

筆者

ジョージア特派員

MAO

温泉(お風呂も)やキャンプを愛するMaoです。私が住む東欧ジョージアにあるボルジョミという町の魅力や観光情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。