台鐵舊山線

タイティエジォウシャンシエン

100年前の技術水準がわかる

ユネスコとの不幸な関係から台湾に世界遺産はないが、潜在的世界遺産とされるスポットがいくつもあり、ここ台鐵舊山線もそのひとつ。日本統治時代に敷設された三義駅から勝興駅を経て后里駅にいたる区間で、当時は南北台湾を結ぶ唯一の鉄道路線であった。しかし輸送量に限界があり、1998年に迂回するトンネルが完成したため廃線となった(→P.20)。1907年開設の勝興駅は、観光地として人気が高い。標高は402.326mで、台湾縦貫鉄道で最も高所にある駅であった。現在の木造駅舎は1912年に落成。駅前は客家料理のレストランやみやげ物店が並ぶ老街になっている。龍騰斷橋は1935年の大地震で損傷し、放棄された最初の鉄道橋の一部。建設は1906年で、当時は魚藤坪溪橋と呼ばれた。高品質のれんがを使用したアーチ橋で、橋柱だけとなった現在も周囲の自然と調和し、現役当時の美しい姿が想像される。勝興駅と龍騰駅、鯉魚潭間は、今も残る線路を大部分利用した観光用レールバイク、舊山線鐵道自行車に乗ることができる(ウェブサイトより要予約)。

写真

基本情報

交通アクセス
台鐵台中駅より台鐵三義駅まで毎日多発、所要約30分、區間車50元。バスの便はないので、三義駅からタクシーを利用する。勝興駅と龍騰斷橋の2ヵ所で各1時間の観光時間も含め往復1000元~。
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