サン・ロレンツォ・マッジョーレ (ナポリ)
San Lorenzo Maggiore
歴史が重なる建築物
紀元前5世紀から紀元18世紀までのナポリの歴史がギュッと凝縮した複合建築。地下にはギリシア・ローマ時代の遺跡、教会の創建は6世紀で1270~1275年に再建、ファサードは18世紀のもの……という具合だ。さらに博物館では周囲から発掘されたギリシア・ローマ時代の品々から18世紀の羊飼いのコレクションを展示。キオストロ右奥には15世紀の天井画が美しいシスト5世の間Sala Sisto Ⅴが続く。
教会内部は複数の建築・美術様式が見られる。主祭壇には聖アントニオと聖ロレンツォの彫像が飾られ、「諸聖人の生涯」を描いたレリーフが目を引く。続く後陣にはフランスゴシック風に周歩廊が設けられている。左右に続く礼拝堂はバロック様式で、とりわけカラチェ礼拝堂Cappella Caraceは17世紀のナポリ・バロック様式で華麗。サンタントニオ大礼拝堂Cappellone di S.Antonioには南イタリアで活躍したマティア・プレーティの絵が飾られている。地下にはクリプタ、さらにギリシア・ローマ時代から中世にかけての通路や広場など、ナポリで最も古い遺構が残っている(ガイド付き
見学)。
写真
基本情報
- 住所
- Via Tribunali 316/ Piazza San Gaetano 316
- 電話番号
- 081-2110860
- 開館時間
- 9:30~17:30
- 休館日
- 一部の祝日
- 料金
-
教会Basilicaは無料、遺跡・博物館は€9、65歳以上、アルテカード提示で€7
- ギリシア・ローマ時代の遺跡(Scavi di San Lorenzo Maggiore)
- ※教会入口前に案内デスク兼切符売り場がある。
- 開館時間
- 9:30~17:30
- 料金
- €9、アルテカード、65歳以上€7
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。