- マルセイユ
フランス最古の港町マルセイユの歩き方
2019.10.22
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旅の楽しみのひとつといったら、お土産を買うこと。パリならおしゃれな雑貨やスイーツはもちろん、日常使いのプチプラコスメも人気です。地方に行ったら、郷土色豊かな名物菓子をチェックするのもお忘れなく。専門店で買いたいグルメな商品からスーパーマーケットで買える手頃なお菓子まで、フランスに行ったらお土産に買いたいもの、おすすめのショッピングスポットをまとめました。
パリのマカロンの代表格とも言える「ラデュレ」のマカロン。「パリ色」と呼びたくなるような愛らしいパステルカラーと、さっくりとした生地の食感が魅力です。ローズ、ミント、ピスタチオ、塩キャラメルなどフレーバーが豊富で、パッケージもおしゃれです。シャンゼリゼ大通りなどにある「ラデュレ」で買えます。
「ボンヌ・ママン」は、フランスでは子供から大人まで幅広く愛されているおやつブランド。賞味期間が意外と短いこともあり、日本に輸入されているのはごく一部。種類豊富で、手頃な値段、しかもおいしいとあって、お土産に最適。スーパーマーケットで気軽に買うことができるのも魅力。定番のお菓子「マドレーヌ」もジャム入りなどのバリエーションがあるので、食べ比べてみるのも楽しいものです。
薄いクレープ生地でチョコクリームやジャムを挟んだもの。個包装になっていて、“バラマキ”土産にも使えます。袋から出して電子レンジで10秒ほど温めると、生地のふんわり感が戻り、よりおいしくいただけます。
カラフルな花びら形のチョコレートが詰まった缶。クラシックなデザインの缶を開けたときの美しさといったら……。もらった人の喜ぶ顔が思い浮かびそうです。ちょっと大人っぽいエレガントなお土産をお探しの方にぴったり。「ボワシエ」で買えます。
フランス中部ブルゴーニュ地方の小さな村フラヴィニー・シュル・オズランの名物菓子。アニスの種に砂糖がけした菓子で、ミント、ローズなどフレーバー付きのものも。フランス全国、スーパーマーケットや駅のキオスクでも売られています。
15世紀、南仏プロヴァンスのエクス・アン・プロヴァンスで、国王夫妻の婚礼で出されたお菓子。アーモンドパウダーとメロンシロップを合わせた生地にアイシング(砂糖衣)を塗ってオーブンで焼いたものです。エクス・アン・プロヴァンスの「ル・ロワ・ルネ」などの専門店のほか、パリのデパート併設のグルメ館「ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ」でも販売されています。
モン・サン・ミッシェルやノルマンディー地方のお土産としてほかに「ラ・メール・プラール」のサブレや塩バターキャラメルもおすすめです。
南仏プロヴァンス、アルルの南から地中海に向かって広がる湿地帯カマルグで生産された塩。パリのスーパーマーケットでも買えます。ほかに、大西洋岸で生産される「ノワールムティエの塩(Fleur de Sel de Noirmoutier)」、「ゲランドの塩(Sel de guerande)」も人気があります。
パリらしいエッフェル塔型の瓶に入ったオリーブオイル。キッチンに置くだけで、パリの思い出がよみがえりそうです。スーパーマーケットで気軽に買うことができます。
フランスでは、果実や花、スパイスなどをブレンドしたフレーバーディーが人気で、バリエーションも豊富。パリで創設された紅茶ブランド「パレ・デ・テ」の「テ・デ・ザマン」は、「恋人たちのお茶」という意味で、リンゴとシナモンなどをミックスした甘酸っぱい香りの紅茶です。
18世紀創業の「マイユ」では、さまざまなフレーバーのマスタードを買うことができますが、なかでもおすすめなのが専用サーバーから注いでくれるフレッシュマスタード。ちょっと奮発して香り高いトリュフ入りフレーバーを選ぶのもいいでしょう。専用のマスタードスパチュラも一緒に購入できます。
「マクラサージュ」と呼ばれる手練りの伝統製法で造られている発酵バター。無塩、有塩のほか、ユズ、バニラ、海藻入りなど、さまざまなフレーバーを楽しめます。持ち帰るときは、直前まで冷蔵庫で保管し、必ず預け荷物に入れてください。
「ジャムの妖精」と呼ばれる菓子職人クリスティーヌ・フェルベールのジャムは、アルザス地方の果実をたっぷり使用。フレッシュな味わいが残る逸品です。
エッフェル塔モチーフの雑貨は、パリのかわいいお土産の代表格。キッチングッズ、カトラリー、写真立て、スノードームなど、さまざまなグッズが見つかります。
プロヴァンスプリントの小さな袋にラベンダーの花を詰めた匂い袋は南仏の定番土産。クローゼットに忍ばせたり、インテリアにも使えます。
フランスでは使い捨てレジ袋の配布が禁止されていますので、買い物には必ずエコバッグを持参しましょう。お土産を兼ねて買って帰るなら、大手スーパーマーケット「モノプリ」のエコバッグがおすすめ。ワインボトルもすっぽり入るサイズでありながら、たためばとてもコンパクトに。パリらしいおしゃれな柄のものもあり、かさばらないのも魅力です。なお、シャンゼリゼ店は品揃えはよいのですが、少し値段が高くなります。
「コーダリー」は、ブドウの種や茎に含まれるポリフェノールを配合したスキンケア製品で知られるブランドです。なかでもお土産として一番人気の商品はハンドクリームとリップクリーム。リップクリームは、ふたつ買うと3つ目がおまけで付いてくるお得セットも。パリジェンヌがまとめ買いするドラッグストアで買うのがおすすめです。
良質なオリーブオイルを72%含有し、刺激の少ない石鹸です。伝統的なマルセイユ石鹸は、ずっしりと重いキューブ型ですが、お土産にしやすいミニサイズもあります。
最近は日本でも手頃な値段で買えるようになったフランスワイン。わざわざフランスから買って帰るなら、生産量が少なく日本で入手しづらいものや、少し上級クラス(€30以上)のものを選んだほうがお得感が増します。
ボルドー、ブルゴーニュなど、さまざまな産地のワインが並ぶなかで、自分に合った1本を選ぶのはなかなか難しいもの。的確なアドバイスをもらえる専門店で購入することをおすすめします。専門店だと気後れしてしまうという人は、デパートのワイン売り場で探すのも一案です。手頃なものから高級ワインまで揃い、品質管理の面でも安心です。
パリの主要地区には必ずと言っていいほどあり、観光客に便利な大手チェーン。シャンゼリゼ店は、場所柄パリ土産も充実しています。
「ル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュ」のグルメ館「ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ」、「ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン」の「メゾン&グルメ」などがあります。
各ターミナルにある免税店。化粧水、食品、酒類などを販売しています。ワインは市内で買ったほうが若干安く、品揃えもよいのですが、セール商品もあるので、チェックしてみましょう。スーツケースに詰めなくてよいというメリットがあります(目的地までの直行便に搭乗する場合)。
メイド・イン・フランスにこだわった雑貨の店。
プチプラコスメの購入に。
一般的な営業時間は月~土曜10:00~19:00。日曜は定休日の店がほとんどです。ただ、規制緩和の影響で、最近デパートやスーパー、ショッピングセンターなど一部の大型店で日曜営業が導入され、観光客にとってより使いやすくなりました。パリのマレ地区中心部も、日曜営業の店が多いので、覚えておくと便利です。
おみやげを買う際、持ち帰り品の免税範囲内に収まるよう、気をつけましょう。例えば 1 万円を超える品物の合計金額が 20 万円を超えた場合、課税対象となります。酒類は 760mL換算で 3 本まで免税。ワインの場合、4 本目からは、税関への申し出がない限り、1Lにつき 200 円の簡易税率が適用されます(※)。
なおワインは液体なので、機内に持ち込むことができません。割れないよう梱包してスーツケースに詰める必要があります。カマンベールなどのチーズやバターも液体扱いとなりますので、預け荷物に入れましょう。
2019年2月1日発効の日EU-EPAによりワインの関税は原産地証明書を提示することによって無税となりましたが、この場合は、別途、酒税と消費税を支払う必要が生じます。多くの場合、1Lにつき200円の簡易税率を適用したほうが、安くすみます。
食通をうならせるグルメな逸品から、SNS映え間違いなしのかわいい雑貨まで、フランスのお土産はとにかくバリエーションが豊富です。興味や贈る相手に合わせて、ショッピングを楽しんでください。フランスの香り漂う品々を持ち帰れば、きっと旅の余韻に浸ることができるでしょう。
TEXT:オフィス・ギア
PHOTO:オフィス・ギア、iStock