元宝塚歌劇団・月組トップ娘役の海乃美月さんが『地球の歩き方 兵庫』で宝塚&兵庫の魅力を語る! アクティブな旅スタイルにも注目。
2025.8.18
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宝塚市といえば、やっぱりまず思い浮かぶのは宝塚歌劇。宝塚大劇場周辺は、歌劇の世界観そのままのようなヨーロッパ風の町並みと、川のほとりや並木道など素朴な自然が共存する、パワースポットのような場所。観劇もとても楽しみな機会ですが、それだけではもったいない! 少し早めに到着して、町歩きを楽しんでみませんか? 見どころも多い、駅から劇場周辺までの道のりを歩いてみました。
「宝塚駅」にはJRと阪急電鉄(以下、阪急)が乗り入れていて、JR大阪駅、阪急大阪梅田駅からの所要時間はともに約30分。それぞれの駅はデッキでつながっているのでアクセスも便利。阪急宝塚駅は赤い瓦屋根とアーチ状のモダンなデザインが特徴的で、駅に降り立ったところから宝塚歌劇の世界観を感じることができます。
思わず背筋をすっと伸ばして降りたくなるような駅の階段や、駅前の「宝塚ゆめ広場」のモニュメントなどのフォトスポットもあり、次第にワクワク感が高まります!
駅を出て、直結の「ソリオ宝塚」を抜けると見えてくるのが「花のみち」。阪急宝塚駅から宝塚大劇場へと続く、一段高くなっている約400mの遊歩道です。四季折々の花や木々が植えられ、春には美しい桜のトンネルの並木道になります。
道沿いには宝塚歌劇をモチーフにしたモニュメントも。『ベルサイユのばら』像の周りにはバラが植えられていました。
道沿いでもひときわ目を引く華やかでクラシカルな建物は「宝塚ホテル」。1926年開業で、2020年に現在の地(宝塚大劇場の西隣)に移転開業しました。1階には宝塚歌劇トップコンビ写真パネルが、2階には舞台写真や衣装などの展示ギャラリーがあって、ファンにはぜひ立ち寄りたいフォトスポット。宝塚大劇場オフィシャルホテルとして、昔も今も愛され続けています。
花のみちを進んで、宝塚駅から約10分ほどで「宝塚大劇場」に到着。駅から続く、ヨーロッパ風の町並みの中心的存在です。公演前は、劇場周辺は多くの人でにぎわっていました。観劇予定の方はここから約3時間、素敵な時間をお過ごしください!
大劇場を過ぎてさらに進むと、花のみちの終点の正面に「宝塚市立手塚治虫記念館」があります。漫画家・手塚治虫は5歳から24歳までを宝塚市で過ごし、宝塚歌劇ファンだった母親の影響でたびたび観劇にも訪れていたとか。1994年に開館した建物は、ヨーロッパの古城をイメージしています。
手塚治虫記念館を過ぎてさらに直進し、「花のみちさくら橋公園」を左折すると見えてくるのが「宝塚文化創造館」。1935年に建てられたモダニズム様式の建物で、緑に覆われた外観は歴史を感じる趣が。それもそのはず、ここは1998年まで宝塚音楽学校本校舎として使用されていた場所。2階の「すみれミュージアム」では、同学校で使用された教材や現存する宝塚大劇場公演のポスター約880点が展示されていて、ファン必見!です。
来た道を少し戻って、手塚治虫記念館を左折すると「宝塚大橋」へ。ここは宝塚大劇場と阪急電車を撮影するのに、鉄道ファンにもおすすめのフォトスポット! 橋には花壇やベンチがあり、パブリックアートのブロンズ像も置かれています。この橋を渡りきるとその先は「宝塚南口駅」付近です。
宝塚大橋のたもとには階段があり、武庫川の河川敷へ降りることができます。上流方向に向かって歩き、「宝塚観光ダム」や、宝塚大劇場や宝塚ホテルの裏側を眺めながらのお散歩。次の橋「宝来橋」付近まで行くと、宝塚駅近くまで戻れます。
俳優の海乃美月さん(元宝塚歌劇団月組トップ娘役)も、「大好きな場所」としてこの武庫川河川敷を紹介していました。
川から吹く風は気持ちがよく、空もいつもより広く感じられて、華やかな観劇とはまた違ったのどかな時間を過ごすことができますよ!
ガイドブック『地球の歩き方 兵庫』では、巻頭特集「宝塚歌劇の世界へようこそ」で前述の海乃美月さんのインタビューや、この記事でも紹介している宝塚ファンに人気のスポットを詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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