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日本・愛媛県の観光ガイド
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歴史と温泉文化が息づく愛媛・松山で、寺院ならではの精神文化とサウナ体験を融合させた特別イベント「蒸浄菩薩祭」が、3月7日(土)のサウナの日に四国霊場・石手寺で開催。寺サウナと護摩行をとおして心身を浄化する、ここでしか味わえない体験型イベントを紹介します。
愛媛県の県庁所在地である松山は、文学と歴史、そして温泉文化が調和する城下町。夏目漱石の名作「坊っちゃん」の舞台や、俳人・正岡子規ゆかりの地としても多くの文学ファンを惹きつけています。市内には往時の面影を残す町並みや史跡が点在し、路面電車に乗って散策するだけでも松山ならではの時間を感じられます。
また、松山観光の象徴ともいえるのが、約3000年の歴史を誇る道後温泉。趣ある温泉街や伝統的な建築美が残る本館を中心に、足湯や土産店、飲食店が立ち並び、訪れる人々を優しく迎えてくれます。文学の香り漂う城下町の散策と名湯での癒やしを一度に楽しめるのが松山の魅力です。
石手寺は、四国遍路の札所として知られる歴史ある寺院で、四国八十八ヶ所霊場第51番の札所。長い年月にわたり多くの参拝者や遍路を迎えてきた境内には、厳かな空気が満ち、日常を離れて心を見つめ直す場として親しまれてきました。
さらに、石手寺は、元祖遍路と伝わる衛門三郎ゆかりの地としても知られています。欲にとらわれた豪族が自らの過ちを悟り、遍路の旅をとおして再生へと向かう、その「浄化と再生」の物語は、今もこの地に根づいています。
本イベントでは、寺院空間を生かした特別なサウナ体験と、僧侶による護摩行への参加が可能。熱と祈りをとおして心身を見つめ直します。
寺サウナ参加者は「煩悩診断」で、今の自分の状態を可視化し、結果に応じたアイスキューゲル(アロマ氷)を受け取ってテントサウナへ入ります。薪ストーブの熱で溶かすロウリュの蒸気が、煩悩を優しく浄化し、悟りへと導きます。
護摩行では、火の浄化を通じて、自分の内側と向き合う時間を過ごします。
イベント名にもある「蒸浄菩薩」は、蒸気と浄化を象徴する存在として位置づけられた独自のコンセプト。さらに、県内のサウナ施設を巡る「御朱印帳プロジェクト」とも連動し、地域文化とサウナ体験を結びつける新たな巡礼の形を提案しています。
歴史ある寺院文化と現代のサウナ体験が融合した石手寺で行われるイベント「蒸浄菩薩祭」。愛媛・松山の旅とあわせて訪れれば、心と体の両面からリフレッシュできる特別な時間となるでしょう。