アルゼンチンの気候の特徴と服装、年間の気温と降水量を東京と比較 

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月26日
公開日
2025年12月26日
©iStock

アルゼンチンは、その広大な国土に多様な気候を持ち、北部から南部まで季節ごとに異なる美しい風景が楽しめます。本記事では、アルゼンチンの気候の特徴についてご紹介します。

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アルゼンチンの気候の特徴

アルゼンチンは南アメリカ大陸の南部に位置し、南北に約3800kmにわたる多様な気候を持つ国です。気候は主に亜熱帯、温帯、乾燥、寒冷気候の4つに分けられ、さらに16の気候区に細分化されています。

パンパ地方(ブエノス・アイレスを含む)

四季がはっきりしており、夏は暑く、冬は寒いです。そのため、ベストシーズンは春や秋ですが、アンデス山脈麓のメンドーサでは、夏から秋のブドウ収穫期がおすすめです。

北部の亜熱帯地方

乾季から雨季へと移り変わる、11月頃がベストシーズンです。スキーを楽しむなら、7月から11月上旬の冬の時期がおすすめです。

パタゴニア地方

ベストシーズンは11月から4月の短い春から夏にかけてですが、冬は雪が降り寒いため、観光には向きません。

アルゼンチンの季節ごとの特徴

春でも山岳地帯は防寒具を用意

日本と同様、各地で花が咲き始め新緑が美しい。南部や北部の山岳地帯は朝晩はかなり冷え込むので防寒具を用意。

夏は比較的過ごしやすい

日中は30℃近くになる日もあるが、乾燥しているので比較的過ごしやすい。南部や内陸部は夏でもそれほど暑くなく過ごしやすい。

秋は天気が不安定

木々が紅葉し、ブドウをはじめとする実りの秋。天気が不安定になり、特に南部パタゴニア地方の観光は3月いっぱいまで。

冬は風が強く冷え込む

ブエノスアイレスで雪が降ることはないが、風が強く冷え込む。それでも内陸部は比較的温暖で避寒地として人気。

アルゼンチンの年間気温と降水量

ブエノス・アイレスと東京の年間気温を比較

ブエノス・アイレスと東京の年間降水量を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

南米での服装アドバイス

南米は多様な気候が特徴で、温帯、熱帯、砂漠、ジャングル、山岳地域、さらには寒帯まで様々です。特に山岳地域や砂漠気候では、昼夜の温度差が20℃近くになることもあります。このため、旅行時には適切な服装が必要です。

基本は重ね着

昼間は暑くても、夜は寒くなることがあるため、重ね着できる服を用意することが重要です。ウインドブレーカーやマウンテンパーカーは特におすすめです。

寒さを防ぐグッズ

首や体を温めるために、ストールやマフラーも持参しましょう。これらは寒さをしのぐのに役立ちます。

日焼けと虫よけ対策

暑い時期でも、日焼けや虫よけを考慮して長袖のシャツや長ズボンを選ぶことが大切です。

歩きやすい靴を選ぶ

しっかりとした歩きやすい靴を選ぶと、長時間の移動でも快適です。

現地での購入も検討

現地ではアルパカ製のセーターやマフラーなど、質の良い革製品も手に入ります。これらはかわいらしく、手頃な価格で購入できるため、旅行の際にぜひチェックしてみてください。

まとめ

アルゼンチンの気候は多様で、訪れる季節によって楽しみ方が変わります。現地の気候に合わせた準備をして、快適な旅行を楽しんでくださいね。

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