【2025年版】オルリー空港からパリ市内のアクセス方法3選！料金や所要時間を解説

オルリー空港（ORY）は、パリ中心部から南へ約14kmに位置する国際空港。もうひとつの玄関口であるシャルル・ド・ゴール空港と比べると小規模ではありますが、シャルル・ド・ゴール空港よりもパリ市内へ近い点が魅力です。日本からオルリー空港への直行便はありませんが、ヨーロッパで乗り継ぎをした場合などにオルリー空港へ発着することがあります。

オルリー空港には、国際線のほとんどが発着するターミナル4、国内線が発着するターミナル1・2、それらをつなぐターミナル3があります。各ターミナル間は、オルリーヴァル（Orlyval）と呼ばれる無料の無人シャトルで移動可能。空港内には、レストランやカフェ、お土産ショップ、免税店などがあり、コンパクトながら空港での時間も楽しめます。

RER B線は、パリ市内と近郊を走る高速列車。まずは、空港内を走る無人シャトルのオルリーヴァルに乗り、オルリー空港から最寄り駅のRER B線 アントニー駅（Antony）まで向かいます。アントニー駅からRER B線に乗ると、ノートルダム大聖堂にほど近いサン・ミッシェル・ノートルダム駅（Saint-Michel Notre-Dame）、ショッピングセンターがある中心部のシャトレ・レ・アール駅（Châtelet-les-Halles）、フランス北部への玄関口であるパリ北駅（Gare du Nord）などにアクセスできます。

オルリーヴァルの乗り場は、ターミナル1～3は出発ロビーA出口付近、ターミナル4は到着ロビーK出口付近にあります。乗車券は、乗り場付近にある有人の切符売り場もしくは自動券売機で、ナヴィゴ・イージー（Navigo Easy）と呼ばれる交通系ICカード（発行手数料2ユーロ）を購入し、チャージして利用します。スマートフォンに公式アプリをダウンロードし、アプリ上で乗車券を購入したり、ICカードのチャージを行ったりすることも可能。なお、均一料金の共通切符ではなく「Ticket Paris Aéroport」を購入します。時間節約とセキュリティの面からも、アプリを利用する場合は渡航前にダウンロードしておいたほうが安心です。

メトロ14号線はパリ市内と近郊を走る地下鉄で、オルリー空港からパリ中心部まで最も早く移動できる方法です。所要時間は、1号線が乗り入れるパリ・リヨン駅（Gare de Lyon）まで約23分、市内中心部のシャトレ・レ・アール駅まで約25分で到着します。

14号線のオルリー空港駅は、ターミナル3の近くにあります。他ターミナルからは、徒歩またはオルリーヴァルでアクセスできます。乗車券は、乗り場付近にある有人の切符売り場もしくは自動券売機で、ナヴィゴ・イージー（Navigo Easy）と呼ばれる交通系ICカード（発行手数料2ユーロ）を購入し、チャージして利用します。スマートフォンに公式アプリをダウンロードし、アプリ上で乗車券を購入したり、ICカードのチャージを行ったりすることも可能です。なお、均一料金の共通切符ではなく「Ticket Paris Aéroport」を購入しま
す。

オルリー空港から、タクシーを利用してパリ市内までアクセスする方法もあります。タクシーは、到着ロビーを出たところにあるタクシーレーンから乗車できます。出口周辺では、客引きをしているタクシードライバーもいますが、トラブルを防ぐためにもタクシーレーンから正規のタクシーを利用するようにしましょう。

オルリー空港からパリ市内間の料金は、定額制となっています。降車場所がセーヌ川を挟んで北側の右岸（Rive Droite）か左岸（Rive Gauche）かによって料金が異なり、右岸までは45ユーロ、左岸までは36ユーロです。所要時間は、約30～50分。

フランスのオルリー空港からパリ市内への移動には、さまざまなアクセス方法があります。この記事で紹介した行き方を参考に、メリット・デメリットを確認しながら、自分に合ったスムーズな移動手段を見つけてみてください。