ネパールの気候の特徴と服装、年間の気温を東京と比較 

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年12月26日
公開日
2025年12月26日
©iStock

ネパールは美しいヒマラヤ山脈に囲まれた国で、独特の気候と魅力的な自然が広がっています。本記事では、ネパールの気候の特徴や服装のポイントを紹介します。

AD

ネパールの気候の特徴

ヒマラヤの美しい景色が楽しめる乾期

ネパールの気候は大きく分けて二つの季節があります。乾期は9月後半から5月で、ヒマラヤの美しい景色が楽しめます、特に3月・4月と10月・11月はトレッキングに最適です。

緑豊かなネパールの美しさを楽しめる雨期

雨期は6月から9月前半で、毎日雨が降るわけではなく、緑豊かなネパールの美しさを楽しむことができます。

極端に寒いわけではない

多くの人はネパールを寒い国と思いがちですが、実際には日本の奄美大島と同じくらいの緯度に位置しています。そのため、標高が高い場所に行かない限り、極端に寒いわけではありません。

旅のベストシーズン

一般的に、旅行に適した季節は乾期ですが、訪れる地域や目的によって最適な時期は異なります。雨期にも独自の魅力があり、異なるネパールを体験できるチャンスがあります。

ネパールの地域ごとの気候の特徴

カトマンドゥの気候の特徴

一年を通して温暖。夏は日差しが強く、冬は昼夜の気温差が大きいです。冬はセーターや防寒着が必要。霧が発生することもありますが、雪はほとんど降りません。

ポカラの気候の特徴

標高850mで、カトマンドゥよりも暖かく、冬でもシャツ一枚で過ごせる日があります。雨季は蒸し暑くなることもありますが、日本の夏よりは快適です。

チトワン(タライ平野)の気候の特徴

夏は高温多湿で、特に雨季前の4~5月は40℃を超えることもあります。冬は昼間は暖かいが、朝晩は冷え込みます。暑さ対策が必要ですが、冬は防寒対策も必要です。

ネパールの年間気温

カトマンドゥと東京の年間気温を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

ネパールでの服装のポイント

4月~9月は半袖が基本

半袖が基本ですが、朝晩は涼しくなることがあるため、長袖のシャツや薄手のジャケットがあると便利です。女性は肌の露出を避けるため、薄手のカーディガンを持参しましょう。

10月~3月は重ね着と防寒具

昼夜の気温差が大きいため、Tシャツ、長袖シャツ、セーター、ジャケットを用意することが重要です。特に冬はダウンジャケットなどの防寒具が必要です。

冬は寝袋があると安心

12月から2月の冬期、カトマンドゥやポカラでは昼間は暖かいですが、朝晩は5℃以下に冷え込みます。多くの宿泊施設には暖房がないため、厚手の靴下やカイロを持参し、寝袋があると安心です。

乾期でも雨具の備えを

乾期でも折りたたみ傘を持参することをおすすめします。雨期にはレインコートや雨具が役立ちます。

雨期はサンダルが便利

雨期のぬかるんだ道ではビーチサンダルが便利です。

冬でも紫外線対策

日焼け止め、帽子、サングラスを用意しましょう。冬でも日差しは強いです。

念のための健康対策

マスク、うがい薬、ウエットティッシュなども持っておくと安心です。

まとめ

ネパールの気候は雨期と乾期に分かれ、地域によって異なる特徴があります。訪れる際は、季節に応じた服装や便利な小物を準備して、快適な旅を楽しんでくださいね。

トップへ戻る

TOP