“神様の国”ネパールで街と歴史をつなぐ日本のODA
2024.4.16
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ネパールの歩き方
ネパールはヒマラヤ山脈を抱え、多様な民族と宗教が共存する神秘的な国。首都カトマンズを中心に古代からの寺院や遺跡が点在し、どこか懐かしい雰囲気に包まれている。トレッキングを楽しむために訪れる人も多く、エベレストやアンナプルナといった世界最高峰の山々が待ち受けている。また街を歩けば、仏教とヒンドゥー教が交錯する不思議な宗教文化に触れることができ、色とりどりのマーケットで現地の生活を感じることもできる。
ネパールといえばヒマラヤ山脈。世界最高峰のエベレストを間近で感じられるトレッキングは、冒険心に満ちた旅行者にとって外せない体験だ。難易度は様々で、初心者から経験者まで楽しめるコースが用意されている。標高の高い山々に挑戦するもよし、少しのハイキングで絶景を楽しむもよし。どの道を選んでも圧倒的なスケールの自然に心が震えることだろう。澄み切った空気の中、山々に囲まれた自分自身を感じる瞬間は、日常を忘れさせてくれる。
カトマンズはネパールの首都であり、同時に歴史と文化が交錯する街でもある。旧市街を歩けば、迷路のような小道に古い寺院や市場がひしめき合っている。ここで感じるのは、何世紀にもわたる歴史の重み。特にダルバール広場周辺では、古代の宮殿や寺院が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような感覚に浸れる。カトマンズは単なる観光地ではなく、現地の人々が日常を送る場所でもある。朝早くからお参りをする人々の姿や、マーケットでの活気ある商売風景は、ネパールの日常そのものだ。
ヒマラヤの山々を背景にしたポカラは、ネパールで最もリラックスできる場所のひとつだ。湖畔に広がる街はトレッキングの中継地点としても有名だが、それ以上に、穏やかな時間が流れる癒やしの空間でもある。澄み切った湖面に映るアンナプルナの山々は、朝夕の美しさが特に際立つ。ボートを漕ぎ出して湖上からの景色を楽しむもよし、周囲のカフェでのんびり過ごすもよし。ポカラの魅力は、何といってもその静けさだ。自然の中で、心の洗濯をしてみてはいかがだろうか。
ネパール南部に位置するチトワン国立公園は、野生動物との出合いを求めるなら外せないスポットだ。ここでは、ジープサファリや象に乗ってのサファリ体験が楽しめる。インドサイやベンガルトラ、色とりどりの鳥たちなど、数多くの動物たちが生息している。サファリをしながら、広大な自然の中で息づく動物たちを間近で見ることは、日常では味わえない感動をもたらす。チトワンでは、ジャングルウォークも人気だ。現地ガイドと共に自然の中を歩きながら、動植物の観察を楽しむことができる。
ネパールの旅は、現地の食文化に触れることでさらに豊かになるだろう。特に「ダルバート」はネパール料理の代表格。ライスにレンズ豆のスープ、そしてカレーや野菜のおかずが添えられた一皿で、シンプルながらも深い味わいが楽しめる。また、モモと呼ばれる餃子のような蒸し料理もおすすめだ。肉や野菜の具がたっぷり詰まっており、スパイシーなソースでいただくのが一般的。旅先で味わう現地料理は、その土地の文化や風土を感じる一番の手段だ。