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「マンガ」と「マンファ」。カンボジアで勝つのはどっちだ!?

西村 清志郎

西村 清志郎

カンボジア特派員

更新日
2013年11月28日
公開日
2013年11月28日
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こんにちは。シェムリアップの案内人・西村です。

先日、個人的興味深い記事を発見し、ムムムと思ったお話を・・・。

どんなのかと言うと、韓国が「マンファ(韓国語で漫画の意味)」を海外に普及させようと頑張ってるという記事。

日本でも日本文化を海外に普及させるという経済産業省のプロジェクト「クールジャパン戦略」というものがあるのですが、ここカンボジアではどうかと考えると・・・、うまくいってる感は皆無です。

なぜ僕がこんなことを書いてるのかというと、僕自身がやってる仕事(活動!?)の一つにカンボジアで「マンガ」を広めるというものがあるからです。

周りから見るとまあ企業活動でしょって言われるとは思うのですが、僕自身もきちんとお金を出して、小学館、集英社、双葉社から正式に許可を受け、「どらえもん」「クレヨンしんちゃん」「花より男子」などをクメール語に訳し、販売しているのです。

これ、嘘だろって思われるポイントとなるのが、ライセンス料、印刷料、翻訳、制作、配送やそれら人件費を計算すると、初版全部売り切れても100%赤字と分かってるという悲しいビジネス(活動?)なのです。(もちろん将来的にバカ売れすれば話は別ですが・・・)

もともとはカンボジアで「ドラえもん」を普及させたいっていう当時(2007年頃)の小学館の担当者の熱意、その熱意をうけ、是非一緒にやってみたいと思ったのが始まりでした。

いやー、それにしてもなかなか認知度が上がらない。物産展やお祭り、大手デパートでの販促活動なども地道にやってるのですが、やはり弱い・・・。

最近、少しずつですが、旅行会社のボランティアツアーなどでまとめて買っていただき、いろんなところに配布いただいたりしてます。(識字教育の一環としてのプレゼントです)

などです。

しかし、ビジネスとしては鳴かず飛ばずの6年間、オフィスにある在庫は増えていくのみ、何度となく、もう止めたいなーと思いつつもゆっくりと進めています。

マンガを読む文化がないのか、そもそも本を読む文化が少ないからか・・・。

とりあえず、いろんな草の根活動をしながら、NPOにできないかなーとも考えながら進めてる状況。

韓流ブームの影響もあり、カンボジアではいろいろな分野で韓国勢が優勢な状況。今後「マンファ」が勝つか「マンガ」が勝つか気になるところです。

お手伝いいただける方、募集中です!ご協力宜しくお願いします。

※ ご一読いただいた方、コメントお待ちしております。

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