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ブルガリアの選挙の様子

チカ

チカ

東京特派員

更新日
2019年10月29日
公開日
2019年10月29日
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先週日曜日にブルガリアでは選挙がありました!

選挙活動や当日の様子を見ていて、日本と違う点があり面白いなと感じたのでご紹介します。

選挙の立候補者には必ず番号がついている?

ブルガリアの選挙ポスターを見ていると候補者の写真・名前の他に数字が必ず記載されています。

何の数字なのかと思って確認したところ、候補者一人ひとりに背番号のような数字があり、投票用紙には候補者の名前or数字を記入するという形式だそうです。

日本と比べて海外の識字率は高くありません。

ブルガリアにももちろん公立学校はありますが、学校に通っておらず字が書けないor読めないという人も中にはいます。

各候補者に数字をふることで、文字が読めないor書けない人でも投票できるという仕組みです。

派手な選挙活動にびっくり!

選挙の1週間前に公園を訪れた時のことです。

公園にあるステージにて何やら準備をしている人たちの姿がありました。

しばらくするとスピーカーからクラブのようなノリノリの音楽が流れ始め、お揃いのTシャツを着た人たちが周囲の人や子供たちにTシャツやおもちゃ、飲み物などを配り始めました。

これも選挙活動の一環です!

ブルガリアでは日本のような選挙カーが走っていたり、駅前での演説などはないようでしたが、ビラ配りをしたりこのように公園で選挙活動をしたりしていました。

日本では物品を配ることが禁止されていますし、何より選挙は固いイメージがあったので音楽をかけ時にはそのリズムに合わせて踊りながら選挙活動をする姿に衝撃を受けました。

選挙当日はアルコールが飲めない?!

選挙とアルコール、日本人からすると何の関係があるのかと思ってしまいますが、海外では選挙の日にアルコールの提供・販売が禁止されている国があります。

ブルガリアでも基本的に選挙当日のアルコールの提供は禁止されているそうです。

たまたま今回、我が家は選挙の日にワイナリーツアーに参加しようとしたのですが、ワイナリーから「選挙だからワインを提供することができない」という理由で断れらてしまいました。

観光で訪れる方でワイナリーに行こうと思っている方は選挙の日程にも注意する必要があります。

ちなみに、選挙当日以外であればワイナリーもOKということで1日ずらして無事に見学することができました。

また当日でもスーパーでの販売やレストランでの提供などは容認されているとのことで、問題なく購入・注文することが可能です。

今回は区議会選挙のような規模の選挙だったのですが、選挙の規模によっては販売・注文もできない可能性もあるので、いずれにせよ注意が必要です。

ブルガリアの選挙についてご紹介しましたが、旅行の際に渡航先の選挙の日程を確認するのは少し大変かと思います。

ただワイナリーを予約する際に早めに連絡をしたり、街を歩いている時に、この記事1,2枚目の写真にあるような選挙ポスターが街中に貼られているか否かで、選挙の有無を何となく把握することはできるでしょう。

観光に大きく影響することはあまりありませんが、知っておくと役に立つかと思います。

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