ブルガリア・ソフィアの観光名所 アレクサンドル・ネフスキー大聖堂観光ガイド
2019.9.22
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旅行・観光の基本情報
ブルガリアの歩き方
ブルガリアはバルカン半島に位置する国。古代からの遺跡、中世の教会、美しい山々と海岸線が調和し多様な体験を味わえる。東欧と西欧、トルコの影響が交錯し、独自の文化を形成しているのも特徴だ。街角に立つだけで何世紀もの歴史が感じられる古都や、伝統的な村々が残るバルカン山脈などがある。ブルガリアには世界遺産に登録されている建築や自然も多く、歴史探訪から自然散策まであらゆる旅のスタイルに応えてくれる。特に首都ソフィアや古都プロヴディフのカラフルな街並みには、写真映えするスポットも多い。また、ブルガリアはヨーグルトやバラ製品が有名で、美味しいグルメや特産品を楽しむこともできる。東欧の魅力と多様性を存分に感じられるだろう。
ブルガリアには時が止まったかのような古都がいくつも点在している。特にプロヴディフの旧市街にはカラフルな家々が立ち並び、石畳の道を歩くだけでまるで中世にタイムスリップしたような感覚になる。プロヴディフはヨーロッパの中でも最古の都市のひとつとされ、古代ローマ劇場やオスマン時代の建築が点在している。これらの遺跡や建物は、ゆっくりと散策しながら歴史を感じるのに最適だ。さらに旧市街には小さなギャラリーやカフェが点在しており、歩き疲れたら立ち寄って一息つくのも良い。夕暮れ時には街全体が黄金色に染まり、石畳の道を照らす光景は、ブルガリア旅行の忘れられない思い出となるはず。
ブルガリアの自然の美しさを感じるなら、バルカン山脈をハイキングするのがおすすめだ。バルカン山脈は国立公園として保護されており、多様な動植物が生息する手つかずの自然が広がっている。特にシプカ峠周辺は歴史的にも重要な場所で、オスマン帝国との戦いを記念するモニュメントがある。ハイキングコースは初心者から上級者まで楽しめるものが揃っており、山頂からの絶景は一見の価値あり。道中では、野生の花々や珍しい鳥類を観察することができる。また、山中には伝統的な村々も点在しているので、ブルガリアの田舎の風景を楽しみながら地元の人々との交流を楽しもう。四季折々の自然の変化を肌で感じて、心身ともにリフレッシュできるだろう。
ブルガリアの黒海沿岸は、ヨーロッパでも有数のビーチリゾート地として知られている。特に夏の間は、クリアな海と白砂が広がるビーチに多くの観光客が集う。ソゾポルやネセバルのような古い港町では、歴史的な街並みとビーチリゾートが共存しており、ビーチでのんびり過ごしながら古代の遺跡を見学することもできる。リゾート地には多くのレストランやバーがあり、新鮮なシーフードを楽しむのも魅力のひとつだ。夜には海沿いのカフェで地元のワインを楽しみながら、波の音に耳を傾ける贅沢な時間を過ごせる。
ブルガリアには、世界的に有名な修道院がたくさんある。その中でもリラ修道院は、ユネスコ世界遺産に登録されており、ブルガリア正教会の重要な拠点だ。山々に囲まれた静寂の中で、歴史と宗教の深さに触れてみよう。また、修道院内には博物館も併設されており、ブルガリアの宗教的な文化について詳しく学ぶことができる。修道院周辺には美しい自然が広がっており、ハイキングやピクニックを楽しむのも良いだろう。リラ修道院を訪れることで、ブルガリアの深遠な文化と自然の調和を感じ取ることができる。
ブルガリアといえば、まず思い浮かぶのがヨーグルトとバラだ。ブルガリアのヨーグルトは、特有の乳酸菌「ラクトバチルス・ブルガリクス」を使用しており、その濃厚でクリーミーな味わいは一度食べたら忘れられない。さらに、バラはブルガリアの国花であり、特にカザンラク地方ではバラの栽培が盛んだ。毎年5月には「バラ祭り」が開催され、美しい花々が咲き誇る光景は必見。また、バラを使ったコスメや香水、食用オイルなど、多彩なバラ製品が販売されており、旅の思い出として持ち帰るのに最適だ。ブルガリアを訪れた際にはこれらの特産品を味わい、地元の文化に深く触れる体験をしてみてほしい。
ブルガリア共和国
約11万900平方キロメートル
約646.5万人
ソフィア
ブルガリアは東方正教が主な宗教で、他にはイスラム教徒、少数のカトリック教徒、新教徒などの他宗教も存在する。
ブルガリア語
EU加盟国だがシェンゲン協定には加盟していないため、他のシェンゲン協定加盟国に出入りする場合は注意が必要だ。
首都ソフィアまでは直行便がなく、通常はヨーロッパの主要都市を経由する。東京からソフィアへの所要時間は乗り継ぎを含めて17〜19時間程度が目安。主要な経由地としては、フランクフルトやイスタンブールが一般的だ。乗り継ぎの時間や経由地によって所要時間は異なるが、事前にしっかりと計画しておくとスムーズな旅が楽しめる。
ブルガリアは四季がはっきりしている国で、日本の気候に似ている部分も多い。国のほぼ中央をバルカン山脈が東西に走り、山脈の北側は大陸性気候、南側は地中海性気候と異なるため、同じ時期でも気温や雨量は大きく違ってくる。冬は寒く、特に山岳部では雪が深くなることも。一方、夏は暑くなり、黒海沿岸ではビーチリゾートが賑わう。特に6月から8月にかけては観光のベストシーズンだが、気温が高くなるため、涼やかな服装と日焼け止めが必需品だ。春と秋は比較的穏やかな気候で、自然散策や文化観光に適している。
以下は一般的な営業時間の目安。店舗により違いがある。
日本との時差は-7時間。サマータイムが実施されている期間は時差が-6時間となる。サマータイムの実施期間は3月の最終日曜から10月の最終日曜まで。
ブルガリアの祝日は、キリスト教に関連したものが多い。
ブルガリアでは、レストランやホテルなどの料金にサービス料が含まれているため、必ずしもチップは必要ではない。しかし、良いサービスを受けた場合には感謝の意としてチップを渡す習慣がある。特別なサービスを頼んだ場合や満足度が高い場合には、以下の相場を参考にすると良い。
水道管が古く混濁している可能性があるため水道水の飲用はおすすめできない。特に敏感な人は、ミネラルウォーターの利用を。スーパーやコンビニでは、炭酸入りの水と炭酸なしの水が販売されている。チェシマという水くみ場で水を充填する人も多い。
ほとんどの商品に付加価値税(VAT)が20%かかっている。多くの場合は内税で余分に支払う必要はない。旅行者は手続きをすれば税金の還付を受けられるが、手続きは購入時に店舗で行う必要がある。税金の還付を受けるためにはパスポートの提示が必要なので、購入の際には忘れずに持参しよう。
観光地や混雑した場所ではスリや置き引きの被害が報告されている。特にソフィアやルセ、ヴァルナなどの主要都市では、観光客を狙った犯罪が発生することがあるため要注意。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、持ち歩く際はなるべく目立たないようにするのが良い。また、現地で話しかけてくる「親切な」地元民には警戒が必要だ。知らない人に道案内や両替を頼むのは避けるようにし、困ったときは公式の観光案内所や警察に相談しよう。ヤミ両替、ニセ警官にも注意が必要。
18歳未満の飲酒と喫煙が禁止されている。また、レンタカーの利用は25〜60歳という場合がほとんど。クレジットカードの提示を求められることもある。
ブルガリアはメートル法を採用しており、日本と同様に距離はキロメートル、重さはグラム、液体はリットルで表される。買い物をする際や交通機関を利用する際も、日本と同じ感覚で利用できるため、特に戸惑うことはないだろう。