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パディントン駅は、ロンドン主要ターミナル駅のひとつ。
地下鉄エリザベス線でヒースロー空港まで約30分。また人気観光地バースを始めとするイングランド西部やウエールズの首都カーディフに向かう場合など、ロンドン滞在中に利用する機会が多いことでしょう。
そんなパディントン駅で最も有名な撮影スポットといえば、絵本や映画でおなじみ「くまのパディントン」の像。彼とツーショットを撮ることは、言わばお約束のようなもの。
でも実は、その他にも映えフォトに絶好なスポットがあるのをご存知ですか?!
パディントン駅に初めて来たら、やっぱり一度は会っておきたい熊のパディントン。
彼を模した像やフィギュアは駅周辺にいくつかありますが、最も人気があるのは1番線プラットフォームの大時計下にあるブロンズ像です。これは絵本を手掛けたイラストレーターの1人、ペギー・フォートナムが描いたパディントンがモデル。
ロンドンに到着したてで心細そうに辺りを見回している姿が胸キュン!2000年に公開されて以来、当駅のアイドル的存在です。
その隣には、マーマレードサンドウィッチを食べているパディントンが描かれたベンチが。背後の壁には彼の記念プレートも掛かっているので、ここでの撮影もお忘れなく。
また美しい装飾を施されたアーチの中にある待合スペースには、パディントン専門ショップもあります。店内には実写映画シリーズで活躍するパディントンにそっくりな、等身大フィギュアが立っていますよ!
パディントン駅に隣接した交差点付近には、「Wild Table of Love」と題されたパブリックアートが展示されています。場所はイーストボーンテラス(Eastbourne Terrace)とプレイドストリート(Praed Street)の歩道が交わるスペース。
これはジリー・シャトナー&マーク・シャトナーというアーティスト夫妻の作品で、2022年にロンドンの金融街にて初公開。2023年7月から3年間の限定期間で、ここパディントン駅隣に設置されました。
真ん中にいるウサギと犬を擬人化したカップルはジリーとマーク本人達でもあり、シマウマ、ライオン、キリン、サイ、ゾウらを食卓に招いてもてなしています。
野生動物への愛を呼び掛けるこの作品は2026年7月までこの場所にあるので、時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。
前述した動物たちの作品からすぐ近くには、時計に閉じ込められちゃった男性もいますよ!こちらはイーストボーンテラス通り50番地、複合オフィスビルの入口上部に設置されています。
オランダ人アーティスト、マーテン・バース(Marten Baas)による「リアルタイム」という作品シリーズのひとつで、パディントンのものは2021年に公開されました。
時計の中に入っている男性が、時間が進むのにつれ分針や時針を描き直しているように見えたり、疲れたのか途中で休んでたり・・・とユーモラスで、動画撮影にもぴったり。
劇場パフォーマンスや映像作品も融合させたスタイルを得意とするバースの「リアルタイム」は、オランダ・スキポール空港にもあるそうです。当面アムステルダムに行く予定のない人は、ここロンドンで見ていって下さいね!