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【韓国・ソウル】無料で隈研吾氏が建築デザインしたオーディオミュージアムで貴重なオーディオの音が楽しめる常設展示-「正音」:音の旅程】

なかしまかずえ

なかしまかずえ

韓国特派員

更新日
2025年6月26日
公開日
2025年8月6日

オーディオミュージアム「Audeum」は、ご存じですか?
2024年6月5日にオープンした世界初のオーディオミュージアムで、オーディオとミュージアムをあわせてネーミングされたミュージアムです。
隈研吾氏が建築デザインを担当し、原研哉氏がVIデザインを担当してできたという「Audeum」、
そこには150年間のオーディオの発展史を垣間見れるとても貴重なビンテージオーディオが展示され、
実際にそこから聞こえる音を鑑賞することができます。

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地下鉄新盆唐線「清渓山入口」駅から1.4㎞のところにある緑の多いエリアに、Audeumがあります。
日本建築家の隈研吾さんが建築デザインを担当し、グラフィックデザイナーの原研哉さんがVIデザインを担当してつくられたこのミュージアムは、地上5階、地下2階からなり、細いパイプをたくさん使用してつくられた外観はとても斬新で、隈研吾さん曰く、世界で初めてのオーディオミュージアムということで、オーディオ音の聴覚とビンテージオーディオと建築物デザインの視覚、さらにはアラスカヒノキを使用することで香りの聴覚、この3つの五感を刺激できるようにつくられたそうです。

展示は、博物館の方が案内をされながらみていくシステムになっており、写真撮影可能です。(動画はNG)
館内には、1877年に蓄音機が発明されてから約150年にわたり発展してきた世界でも数少ない、各年代につくられた貴重なオーディオをはじめ、19世紀の蓄音機やミュージックボックス(オルゴール)などを鑑賞することができます。
数多くのビンテージカメラやレンズなども展示されています。

展示の最後には、ベルギーのモルティエでつくられたミュージックボックスと、ウェスタン・エレクトリックの全盛期につくられた超大型劇場用スピーカー「Mirrophonic M1」を鑑賞でき、10時の観覧時間を選択すると1日に一度そのスピーカーの音を聞かせてくれるそうです。

また、同じ展示室には約11万枚のLPが展示されており、最近新たに国外からさらに30万枚購入し、展示準備が行われているとのことです。

こんな貴重な体験が無料できるというのも驚きですが、ただ観覧日時を予約する必要があります。

予約は、Audeumサイトの予約ページ(https://audeum.org/booking)からでき、月に2回予約が行われます。
予約可能な日時に行わないと、すぐに空きがなくなるので、もし関心がありましたら、その予約オープン日時に予約されることをお勧めします。
ただし、予約をして訪問しない場合は、6カ月間利用できなくなるようなのでご注意を!

【Audeum】
住所:ソウル市瑞草区献陵路8キル6
アクセス:地下鉄新盆唐線「良才市民の森」駅1番出口の前から452番、440番バスに乗車、「タプソンマウル・瑞草フォレスタ入口」バス停で下車(バス乗車時間:約7分)
または「清渓山入口」駅1番出口から徒歩約21分
観覧:木曜~土曜(10:00, 11:00, 13:30, 14:30, 15:30から選択)
予約方法:サイト(https://audeum.org/home)で予約オープン日時を確認し、その時間にあわせて予約ページ(https://audeum.org/booking)で予約可能

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