韓国群山の時間旅行村を歩く 日本式家屋や旧市街の歴史を感じる旅
2023.1.1
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首都ソウルでは、現代的な都市風景のなかに歴史的な文化が息づいている。特におすすめなのが、韓国の伝統文化に触れる散策だ。ソウルの顔ともいえる宮殿、景福宮(キョンボックン)や、伝統家屋が並ぶエリアでは、韓国の王朝時代の栄華を感じることができる。韓国の伝統衣装「韓服(ハンボク)」をレンタルして、町を歩くとまるでタイムスリップしたかのような気分に浸れる。また、伝統茶屋で韓国の茶文化を楽しむのも、心安らぐひとときが過ごせるだろう。
夜のソウルは、また違った顔を見せる。昼間のにぎやかな通りが一変、ネオンとライトアップで輝き出す。町のシンボルのNソウルタワーからは、ロマンチックなソウルの夜景を一望することができる。市内を流れる漢江(ハンガン)沿いも夜の散歩にぴったり。川沿いを歩きながら、ライトアップされた橋やビル群のきらめきを堪能しよう。
独特の食文化も魅力のひとつ。市場で食べ歩きをすれば、地元の味を手軽に楽しむことができる。ソウルの市場では、アツアツのホットクやキムチチヂミ、スパイシーなトッポッキなど、その場で焼き上げる屋台料理を味わえる。手頃な価格もうれしいポイント。韓国のソウルフードとして人気のククス(韓国風うどん)やマンドゥ(蒸し餃子)も試してみよう。
韓国は豊かな自然にも恵まれている。南漢山城(ナマンサンソン)や雪岳山(ソラクサン)ではハイキングコースやロープウエイが整備されているので、初心者から上級者まで四季折々の風景を満喫できる。山頂からは、遠くに広がるソウルの町並みや山々が連なる風景を見渡すことができ、その眺望は息をのむ美しさ。都市の喧騒を離れ、リフレッシュしてみよう。
韓国には多くの温泉地があり、旅行中の疲れを癒やすのに最適だ。なかでも、大田(テジョン)や済州島(チェジュド)の温泉リゾートは、豊富な泉質と美しい景色が魅力で、リラックスした時間を過ごせる。温泉で心身ともにリフレッシュし、次の日に備えるのもおすすめ。さらに、韓国の温泉ではチムジルバンという大衆浴場も人気。サウナやスパ、マッサージを楽しみながら、韓国ならではの温泉文化を体験できるスポットだ。
大韓民国
約10万平方キロメートル
約5156万人
ソウル
プロテスタント、仏教、カトリック。
公用語は韓国語。
直行便が運航しており、所要時間は東京(成田)からソウルまで約2時間半、関西から約2時間、札幌から約3時間、名古屋から約2時間、福岡から約1時間20分。
四季がはっきりとしている。ソウルでは1月の平均気温が氷点下になることが多く、雪も積もるため、防寒具の準備が必須。夏は蒸し暑く、特に7〜8月にかけては高温多湿。梅雨の時期は6〜7月だが、8月まで長引くこともある。春と秋は比較的過ごしやすい。
以下は一般的な営業時間の目安であり、店舗により異なる場合がある。
時差はない。サマータイムは実施していない。
(※)は移動祝祭日で、年によって異なる。旧正月(ソルラル)、釈迦生誕日、秋夕(チュソク)は、毎年日付が変動する(2025年の祝祭日を反映)。
料金にはサービス料が含まれているため、基本的にチップは不要。いいサービスを受けた際などに少額を渡す程度。
韓国の水道水は飲用可能だが、硬水のため、敏感な体質や体調に不安がある人はミネラルウオーターを利用したほうがよい。レストランや食堂などで提供される水は、基本的には問題ない。
ほとんどの商品やサービスに10%の付加価値税(VAT)がかかっている。外国人旅行者は、一定金額(3万ウォン以上)の買い物をした場合に、空港や指定の店舗でタックスリファンドの手続きを行うことで、支払った税金の一部を払い戻してもらうことができる。
比較的安全な国だが、観光地や繁華街ではスリや置き引きに注意が必要。特にソウルの明洞や東大門などの観光エリアでは、日本人観光客を狙った犯罪も報告されている。貴重品はホテルのセーフティーボックスに預け、夜間のひとり歩きは避けるなどの基本的な安全対策を心がけよう。
19歳未満の飲酒と喫煙が法律で禁止されている。レンタカーを借りる際には、21歳以上であること、または運転経験が1年以上あることが求められる場合が多い。また、カジノへの入場は19歳以上に限られており、パスポートなどの身分証明書の提示が必須。
メートル法を採用しており、距離はメートル、重さはグラム、容積はリットルで表記。ただし、不動産や建築業界では「坪(pyeong)」という韓国独自の単位が使われており、1坪は約3.3平方メートルに相当する。