教会の入る際の詳しいルール
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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
さて今回は、ウシュグリ村について紹介したいと思います。小さい村ではありますが、Upper Svanetiとしてユネスコ世界遺産にも認定されている村。歩くと様々な場所で伝統を感じます。
そんな秘境の村の観光名所を少し紹介していきます。
さてウシュグリ村に行くには、メスティアから車で1時間10分程かかります。
山岳地域であるこのエリアは冬はスキー客が多く、また夏にもトレッキングや登山好きの方で賑わっていますが、メスティアからウシュグリへ3泊4日のトレッキングをしながら向かわれる方も多いそうです。
メスティア→ジャベシ村(Zhabesi)→アディシ村(Adishi)→ウシュグリへと向かう行程で、70kmの距離ですが、各エリアにホステルがあるので、テントなどは不要で、長距離トレッキングができるそうです!
そんなウシュグリ村には、訪れるべき3つの筆者オススメポイントがあります♪
やはり1番はウシュグリ村奥にあるLamaria教会になります。
9世紀頃に建てられたと言われているこの教会には、当時の貴重なフレスコ画などが教会内部に現存しています。
この教会にも伝説があり、当時ウシュグリの人々を支配しようとした貴族ダディシュケリアニ家に対し、自由を守るためにウシュグリの人々が結束し、その支配者貴族に引き金に紐を取り付けた銃を向けて、村民皆で引き金を引き連帯責任で支配者を殺害したといわれており、その場所に教会が建てられたと言われています。また亡くなった貴族ダディシュケリアニ家当主の衣服は長らくこの教会で保存されていたという逸話も残っているそうです。
当主が殺害された時に座っていたと言われている椅子は今でも教会内部で見ることができます。
ジョージア国の文化遺産にも指定されているこの教会には、観光客のみならず地元の方も日常的に訪れられるそうで、筆者が訪れた日はたまたま赤ちゃんの洗礼式が行われていました。
*女性が教会に入る場合はルールがありますので、入口に書かれているルールに従いましょう。
次におすすめしたいのはウシュグリ民族博物館(Ushguli ethnographic Museum)です。
13世紀にスヴァン様式で石灰岩を用いて建てられた塔には、13世紀から19世紀に至るまでの様々な装飾品やスプラで使用される用品、生活雑貨や織り機など当時の生活が垣間見えるものが多数展示されています。
またこの博物館のBranchがQueen Tamar castle近くにもあり、そこにも多くの装飾品や十字架やイコンなどが展示されています。筆者が訪れた際は本館が閉まっていましたので、Branchの方に訪れましたが、カナダからウシュグリに移住された方がそこで働いてらして、英語で話しかけてくださいました!
またその博物館から徒歩3分の距離の場所に、ウシュグリ出身の画家であるFridon Nizharadze氏の生家があり、
中に入ると色とりどりの作品が展示されています。ウシュグリという自然豊かな場所で描かれたからか、動物が主軸となって描かれている作品も多く、とてもカラフルなので元気をもらいます。ソ連に支配されて変わっていくジョージアと影響を受けるウシュグリの中で様々な葛藤があり、それを作品にすべくトビリシの芸術学校で絵画を学んだそうです。
そんな彼の作品が部屋中に沢山あり、1つ1ついろいろな解釈ができるので、絵画や芸術好きな方はオススメです!
そして3つ目は、見晴らしが良く写真映えにピッタリなQueen Tamar Castleです。
ジョージアで最も有名な王女であるタマル王女の名前がついており、かつては王女が避暑地としてウシュグリに城を建てていた跡地であるとの伝説がありますが、王女の住まいとしてはとても小さく、また壁に用いられている材料などから当時に現存していたかどうかが疑わしく、住んでいたとされる伝説に懐疑的な意見が現在は多いとされているのですが、とっても見晴らしが良くウシュグリを一望できるのでオススメな場所です。
城とありますが、他のスヴァンタワーと同様、タワーしか残っておらず廃墟になりますが、ウシュグリの中でも高台にあり、数分自分の足で登らないと入れないので、絶景写真を撮影するためにはピッタリな場所になります♪
今回紹介した3つの他にも、先日紹介したシュハラ山麓に氷河や、メスティアからの道中にある愛の塔など様々なオススメポイントがあります。またウシュグリ村は5000m級の山に囲まれているので、雲さえ無ければどこを歩いても最高峰が垣間見え、絵になります。
小道も多いので、目的なくふらっと散歩してみるのもオススメです。観光客が多い村なので、住民の方もとってもフレンドリーです。また夏にはたくさんのカフェやレストランも賑わっているので、最高峰の山々を見ながらのんびりカフェでワインというのも、ジョージアらしくと良いかと思います★