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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
前回、メスティアまでの道のりでの観光名所を紹介しましたが、これから何回かに亘って、”メスティア特集”と題し、普段はなかなか行く事が難しい美しい場所であるメスティアの観光について書いていこうと思います。
その紹介の前に、ジョージアにご興味ある皆様に、ジョージア観光についてお伝えすべき重要な点についてまとめてみました!ジョージアは国教であるジョージア正教会の教えや、それに対する敬いを非常に重んじる国です。
例えばタクシーや乗合バスに乗っている最中に、車窓から教会や十字架が見えるだけで、必ずドライバーも含め乗客達のほとんどが胸前で十字刻み、お祈りを捧げます。そんなジョージアで心地よく観光する為にも正教会のマナーなどをご紹介します。
皆さんは、ジョージアでジョージア正教会の教会内に入られたことはありますか?
ジョージアでは教会の事を、エクレシア(ეკლესია:eklesia)と言います。
筆者はカトリックやプロテスタント教会に入ったことはありましたが、ジョージアに来るまでは正教会の教会内に入った事はなく、初めてジョージア正教会の教会に足を踏み入れた個人的な意見としては服装マナーがより厳しいのかなという印象です。*教会にもよります。(あくまでも個人の意見です)
ジョージア正教会の教会においては、統一的な決まりはありますが、地域や教会のある区域、また教会自体で異なると言われています。筆者は女なので、例えば場所によっては、腰のスカーフをつける事を指摘はされるも、頭のスカーフについては指摘されなかった事や、頭と腰の両方を強く指摘された事もあります。
しかし一般的な決まりはこのようになっています。これはあくまでもジョージア正教会徒のマナーとして掲載されているものですが、礼拝中の服装としては観光客も同じと考えても良いと思います。
ジョージア正教会の教会の入り口の多くには、観光客向けに礼拝における決まりが掲載されています。
書かれている事は上記でお伝えした内容と同じことになります。
しかしながらジョージア正教会の教会に入られた事がある方は、『スカーフなど何にも着けていない観光客もいたよ?』と思う方もいると思います。私も教会内でそういった観光客の方を見た事があります。
しかし敬虔なジョージア人の方や礼拝中の方々にとっては、それら観光客の行動をよく思わない方もいらっしゃいます。ですので最低限ジョージア正教会の礼拝マナーを頭に入れた状態にしながら、訪れた教会の雰囲気などを見て、判断をしてくださいね。
筆者が以前メスティアに訪れた際に、ウシュグリ村(今後の記事で紹介しますね)にある教会に地元ガイドと訪れた際、スカーフも持ち合わせていなかったので、入る事を諦めてと言われた事があります。
その際別の参加者の方が、他国からの個人観光客の女性が何も付けずに教会に入っている事を伝えて、『何も身に付けていない観光客もいるが、それでも入ってはダメか?』とガイドさんに尋ねられたのですが、
ガイドさんはマナーを守っていない観光客を見ながら、『残念ながらそういう人もいるのよ、もしそれでも入りたければ入ってもいいよ』と諦めながら仰っていたことを鮮明に覚えています。
一緒に行くガイドさんによっても、判断が分かれるところになりますが、一般的なマナーは頭に入れておりた方が賢明です。
また特に夏場などは、女性は巻きつけるスカーフなどを持ち合わせていない場合もあるかと思いますが、有名な教会や大きな教会などにおいては、入り口付近にカゴがあり、参拝者の為にスカーフがおいてある事があります。
その場合は入り口付近でスカーフを腰や頭に巻き付けてから、参拝してください。
服装マナーの他にも、控えるべき行動もいくつかあります。
例えば、携帯電話の使用や、フラッシュでのカメラ撮影、大声での会話など、礼拝の邪魔となるような行動は慎みましょう。
カメラ撮影においては、フラッシュを使わなければ良しとはされていますが、神聖な礼拝場を撮影するという事をよく思わない敬虔な方も一部にはいらっしゃるという事を頭に入れながら、行動しましょうね。
ここでは、ジョージア正教会の礼拝マナーをお伝えしましたが、今後もこの特配員ブログでジョージア正教会について紹介する事もあるかと思いますが、その際はこの記事を参照くださいね!
またここでは一般的とされているジョージア正教会の決まりを紹介しましたが、前述の通り、教会によっても雰囲気やルールは異なります。ですので一人旅をされている方のご参考になれば良いなと思います。
ツアーに参加されている方や、ジョージア人の方と一緒に教会に向かわれる方は、知識としてのマナーをご自身で持っていながらも、一緒に行かれる方のご指摘を柔軟に聞いて対応していただければと思います。
ジョージアの方ではあまり見かけた事はありませんが、例えばあまり宗教や慣習に詳しくない方で、礼拝や観光しようと思われているお連れ様が周りにいらっしゃいましたら、是非アドバイスをしてあげてくださいね!