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「スイスって涼しいんでしょ?」
そう思って夏に訪れた日本からの旅行者が、実際のチューリッヒの気候にびっくりすること、けっこう多いんです。
2025年の夏も例外ではなく、6月末から30度を超える日が続いています。湿気が少ないので日本の蒸し暑さとは違うものの、直射日光が肌に突き刺さるような感覚。そしてエアコンのない室内、日差しの強さ、想像以上に体力を奪われる気候…。
今回は、そんな**「真夏のチューリッヒ旅行」**を快適に楽しむための、紫外線・暑さ対策のリアル情報をまとめてみました!
まず大前提として、チューリッヒの夏は「乾燥している」のが特徴です。
日中の気温は30〜35度まで上がることもありますが、日本のように蒸し暑くはありません。そのため、木陰に入ればわりと涼しく感じたり、朝晩はひんやりした風が吹いたりと、過ごしやすさもあります。
ただし、日差しの強さは想像以上。日本の8月の海辺のようなジリジリとした太陽が、街のいたるところに降り注いでいます。
驚かれる方も多いのですが、スイスの家庭やホテル、カフェにはエアコンがないことがほとんど。特に3つ星以下のホテルや個人経営の宿泊施設では、扇風機すら設置されていない場合もあります。
レストランやカフェでも、暑い日はテラス席のほうが風が通ってむしろ快適だったりします。室内がモワッと熱気をため込んでいることもあるので、注意が必要です。
チューリッヒでは、紫外線指数(UV Index)が毎日7〜9と非常に高め。スイスの標高や空気の乾燥が影響していて、肌に直接ダメージが来ます。
旅行中も忘れずに、朝からしっかり塗っておくのがおすすめ。
現地の薬局(Apotheke)では、日本でも人気の「La Roche-Posay(ラ ロッシュ ポゼ)」や「Avene(アベンヌ)」、高機能UVアイテムの「Daylong(デイロング)」が購入可能です。
また、スイスでは子ども用のUVミルクやスティックタイプも多く売られているので、ファミリー旅行でも安心。
街を歩くスイス人を見ていると、サングラス&キャップはほぼ標準装備。日差しの強さが目にもくるので、UVカットサングラスを忘れずに。帽子は風通しの良い麦わら帽子やスポーツタイプのキャップが便利です。
実は、チューリッヒの街中には**無料で使える「飲める噴水」**が数えきれないほどあります。駅前、教会の前、公園、広場…どこにでもあるのが驚き!
「ZüriBrunnen(チューリッヒの泉)」と呼ばれ、デザインもおしゃれ。旅行者にも大人気のローカル体験です。
ぜひ水筒やマイボトルを持参して、気軽に補給してみてください。
CoopやMigrosの冷蔵コーナーには、夏にぴったりの爽やかなドリンクがたくさんあります。
・冷たいミントティー(Pfefferminztee)
・エルダーフラワーレモネード(Holunderblüten Limonade)
・天然の炭酸水(Mineral mit Kohlensäure)
・BIO系アイスティー(甘さ控えめ)
観光の合間に立ち寄って、ローカルな味を楽しむのも◎!
晴れた日は、チューリッヒ湖(Zürichsee)沿いの木陰エリアがとにかく快適!市内中心部からすぐアクセスできるスポットはこちら:
・Bürkliplatz(遊覧船乗り場近く)
・Arboretum(ちょっと静かでおすすめ)
・China Garden(中国庭園)周辺の芝生エリア
風が抜ける場所でのんびり読書やお昼寝している地元の人を見かけるかも。
チューリッヒには冷房の効いた大型施設が少ないですが、以下の場所は比較的涼しく過ごせます。
・Kunsthaus Zürich(チューリッヒ美術館)
・SihlcityやGlattzentrum(大型ショッピングモール)
・映画館や図書館も避暑スポットとして穴場!
・ViCAFE:アイスラテが美味しい人気スタンド
・MAME:こだわりコーヒーで静かに過ごせる空間
・Sprüngli:老舗カフェで、アイスチョコレートドリンクも◎
夏のスイスを快適に過ごすためにも、暑さ対策をして旅行や街巡りを楽しんでください。