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TOKI はブエノスアイレスの中心地セントロ地区のサンタフェ大通りに平行に走るマルセロ・T・デ・アルベアル通りに、静かに佇んでいるおいしいスペシャリティコーヒーのお店です。
目の前には歴史あるアルゼンチンの独立の立役者のサンマルティン将軍公園があり、観光スポットして有名な歩行者天国フロリダ通り散策後のひと休みにぴったりの場所です。概観からは地味なイメージから一転扉を開ければ、木のぬくもりにスペシャリティコーヒーの香りに包まれ、時に懐かししい、五感をくすぐるのは抹茶の香りです。まるで日本のどこかの町家に迷い込んだような錯覚に陥ります。
「釘は一本も使っていません」
そう話してくれたのは、オーナーの日系二世の服部セリアさん。
店内の家具はすべて、日本の伝統技法である木組みによって組まれています。アルゼンチンで特別な建具職人もいない中、夫、子どもたちなど日系家族が一丸となり、伝統文化への敬意と想いが詰まった空間が出来上がりました。セリアさんは医療専門職でしたが定年を迎え、第二の人生の夢がありました。コロナ禍で大変な時期がありましたが、辛抱強く乗り越え、それが2年前の2023年、TOKIとして形になったのです。ですから、TOKIは単なる日本風“カフェ”ではありません。そこには家族の絆と、日本文化への深い敬意が息づいているのです。
メニューには、日本のエッセンスが散りばめられています。
特におすすめなのが、抹茶ラテ、アイスカフェラテなどのスペシャリティドリンク。冷たい飲み物も豊富で、暑い夏の日にはぴったりです。実はブエノスアイレスは最近冷たいコーヒーを出すようになったんです。
中にクリームとあんこが競演する抹茶ロールケーキやチーズケーキなども絶品。私のお気に入りです。うちの娘たちにお気に入りはいちご大福です。カファラッテにラッテアートが描かれとてもかわいいです。見た目にも美しく、インスタ映えするので若い人達にも人気です。
アルゼンチンの人達には抹茶が美容にいいと近年大人気ですし、日本旅行熱も高まり、ブエノスアイレスで小さな日本へ行けるのは素敵ですね。
スタッフの温かな笑顔と、丁寧なサービスもTOKIの大きな魅力。
口コミでは「親切でフレンドリーな対応」「清潔感のある空間」「値段も良心的」と高評価が並びます。また一方で先に選んで支払う形式なのでシンプルな明瞭会計で、気軽に立ち寄れます。従業員は給仕よりも食べ物やおいしいコーヒーを入れるのに気を使ってくれます。
時間に追われる日常をふと忘れ、“今この瞬間”をゆっくり味わいたいとき、ぴったりの場所でアルゼンチンの方々にふつふつと人気がわいてきていますが、日本からの人もショーケースの製品を指さして気軽に頼めますし、日本語も理解してもらえるので安心して訪れてください。そして、アルゼンチンの人達が日本風サンドイッチやおもちを食べて喜んでいるのを見て、楽しい安心なひと「TOKI」を過ごすことができます。
2025年7月現在1ドルは1200ペソ前後です。 (最初の抹茶ロールなどは27000ペソ約22ドル)
下の三人の会計は35000ペソです 約30ドル)
■Toki Moment – Specialty Coffee
住所:Marcelo T. De Alvear 664, Buenos Aires, Argentina
営業時間:月〜金:8:00〜19:00、土曜日:9:00〜19:00
Instagram:@toki.moment