キーワードで検索
九龍城砦を舞台に吉岡里帆と水上恒司が主演する『九龍ジェネリ月ックロマンス』が8月29日から公開されますが、それに先立ち、ジャパンプレミアが7月23日に東京・TOHOシネマズで行われ、出演者が登壇しました。
眉月じゅんの同名マンガを実写化した本作は、過去の記憶がない鯨井令子(吉岡里帆)と、誰にも明かせない過去を持つ⼯藤発(水上恒司)。解体されたはずの九龍城砦で暮らす二人の距離が近づくほど九龍城砦の謎が深まっていくが、その真相にたどり着く時……2人の恋の行方や九龍城砦を描くミステリー・ラブロマンスです。
舞台挨拶には、監督の池田千尋、共演した竜星涼、栁俊太郎、梅澤美波、曾少宗(フィガロ・ツェン)、花瀬琴音が出席しました。
挨拶した吉岡は「大人気の漫画なので、原作ファンにも楽しんでいただけるよう、できるだけビジュアルを寄せて、本の解釈も深堀りしていけたらと思っていました。まだ、完結していない漫画なので、映画でできることは何かについては池田監督とたくさん話し合いました」。映画の実写版というのは、ファンの期待値が高いこともあって、公開後の反響を考慮すると難しいものですが、できる限り裏切らないように努力したようです。
工藤を演じた水上は「工藤が痛みや弱みをどうやって隠しているのかが前半の大事なところで、それがあるからこそ、後半に出てくる工藤の過去などが活きてくると思って演じました」と役作りのポイントを話していました。
九龍城砦が舞台ですが、台湾で撮影したことについて池田監督は「九龍城砦という実際にモデルがある中で、私たちは新しい九龍として再現しようということで、場所を探すのは、とても苦労しました」。確かにロケは台湾ですが、香港と同じ繁体字を使っている街なので、背景描写に大きな違和感はなかったです。実際、この作品らしい九龍城砦が描かれていると思います。
映画『九龍ジェネリックロマンス』
2025 年/117 分
2025年8⽉29⽇(⾦)公開
企画・配給:バンダイナムコフィルムワークス
https://kowloongr.jp/