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チューリッヒの街を歩いていると、少しずつ木々が色づき始め、空気の中に秋の香りを感じるようになりました。夏の賑わいが落ち着き、穏やかな時間が流れるこの季節。湖畔や旧市街を歩けば、足元には落ち葉が舞い、思わず立ち止まって写真を撮りたくなる光景が広がっています。今回は、そんなチューリッヒの秋を感じられる街歩きの風景をご紹介します。
朝晩の空気が少しひんやりしてきた頃、街の木々がうっすらと色づき始めます。リマト川沿いを歩けば、黄金色に染まりかけた葉が風に揺れ、川面に光がきらめいていました。
通勤や買い物の途中でも、ふと足を止めて見上げたくなる瞬間があります。
人々の服装も少しずつ秋色になり、街全体がゆっくりと次の季節へと移り変わっているようです
晴れた日の午後、チューリッヒ湖まで足を延ばしてみました。夏のような賑わいは落ち着き、静かな湖畔には穏やかな時間が流れています。
BürkliplatzからArboretumにかけての遊歩道では、木々の葉が赤や黄色に染まり始め、湖面にもその色が映り込んでいました。
ベンチに腰を下ろし、ゆっくりと深呼吸をすると、少し冷たく澄んだ空気が心地よく感じられます。
街歩きのあとは、カフェで暖かい飲み物を。
こちらは、チューリッヒ駅構内に設置されたZüri-Wiesn、スイスバージョンのオクトーバーフェスティバルですね。
詳しくはこちらから:Züri-Wiesn
チューリッヒの秋はあっという間に冬へと移り変わります。だからこそ、この短い時期に感じる風や光の柔らかさが、心に深く残ります。街を歩くだけで季節の変化を感じられる——そんな穏やかな時間が、この街の魅力のひとつです。