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【インドネシア・ジャカルタ】テキスタイル博物館でバティック作り体験

moe

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インドネシア特派員

更新日
2025年8月8日
公開日
2025年8月8日
©moe

インドネシアの伝統文化であるバティックの展示見学や、バティック作り体験ができる「テキスタイル博物館」を紹介します。テキスタイル博物館は、バティックやイカットなどインドネシア国内外の芸術的な布地を多数所蔵する1976年に設立された歴史ある博物館です。バティック作りが体験できるワークショップは、インドネシアの思い出作りとしてもおすすめしたい体験です。

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芸術的な布地「バティック」の展示を見学

©︎moe

テキスタイル博物館の建物は、19世紀初頭にフランス人の邸宅として使われていた建物です。
雰囲気のあるおしゃれな建物で、存在感があります。
邸宅の敷地は広々としていて、敷地の真ん中には大きなお庭があります。

バティック(Batik)は、インドネシアでは正装として着用される伝統的な布地のことを指します。
インドネシアでは、バティックを冠婚葬祭や職場や学校などのフォーマルな場で着ます。毎週金曜日は、「バティック・フライデー」と呼ばれていて、バティックを着用して出勤する決まりがある職場もあります。バティックは、バティック専門店や布市場で手に入れることができるため、お気に入りの1枚を探しに行くのも楽しいかもしれません。

テキスタイル博物館では、バティックのほかに、イカットという織物などさまざまなインドネシア国内外の芸術的な布地を所蔵しています。バティックはインドネシアの各地域によって扱われるモチーフや色合いが異なるため、地域ごとの特色が出る興味深い布地です。

「バティック作り」のワークショップを体験

©︎moe

テキスタイル博物館の敷地内を奥に進んで行くと、バティック作りのワークショップに参加できる建物が見えてきます。バティック作りで使用する道具である「チャンティン(canting)」の形をした像が入口の両脇にあります。

ワークショップに参加するには、スタッフさんに受付で声を掛ける必要があります。筆者の体験時は、1人当たり500円ほどで参加可能でしたが、価格は変動する可能性があります。所要時間は1時間ほどで、作成したバティックを天日干しで乾かす時間も含めると1.5~2時間かかります。完全に乾くまで待つことができない場合は、お願いすると少しだけ水を切った状態で袋に入れて渡してくれます。

インドネシアの伝統文化に触れる

©︎moe

バティック作りは、伝統的な技法「ろうけつ染め」で進めていきます。
溶かした「ろう」をチャンティン(canting)と呼ばれる道具にすくい取って、布地に絵柄を描いていきます。お手本をスタッフさんが見せてくれるので、それを見て挑戦できますが、なかなか難しかったです。
熱々のロウが固まる前に布地に柄を描いていくには、コツが必要ですがおもしろい体験です。

描き終えると、「ろう」で描いた絵柄以外の部分に染料を使って、スタッフさんが染めてくれます。
色は見本が置かれているため、見本を見てから好きな色を選択することができます。完成後は、オリジナルのバティックハンカチを手に入れることができるので、きっと特別なお土産になると思います。

インドネシアの伝統文化に触れることができる、テキスタイル博物館へぜひ訪れてみてください。

■テキスタイル博物館(Museum Tekstil)
住所:Jl. K.S. Tubun No 2-4, Kota Bambu Sel., Kec. Palmerah,
Kota Jakarta Barat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
URL:https://museumtekstiljakarta.org/

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