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【タイ】カンボジアとの軍事衝突後、至る所でタイの国旗が見られるようになったバンコク首都圏の風景

Taeko

Taeko

インド特派員

更新日
2025年8月27日
公開日
2025年8月27日
Photography ecobkk

みなさま、サワディーカー。2025年7月以降、カンボジアとの緊張状態が続いていると言われるタイでは、タイの国旗が至る所で見られるようになっていますので、紹介します。

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タイとカンボジアの衝突について

みなさま、サワディーカー。

2025年5月28日以降、カンボジアとタイ両国間において緊張状態が続いています。報道によると、7月24日午前、カンボジアとタイの国境付近において、タイ軍とカンボジア軍が本格的な戦闘があり、タイ側では12人(地元住民11人と兵士1人)が死亡したと言われています。不測の事態を避けるため、国境付近には当面の間近寄らないよう、また、また、SNS上では真偽不明の情報もあることから、情報源を確認するなど冷静に判断するよう注意喚起がなされています。

なお、タイでは、シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県のカンボジア国境から少なくとも40㎞以内が、日本政府による邦人向けの海外安全情報の危険レベル3に引き上げられています。7月25日、タイ軍はチャンタブリー県及びトラート県の一部地域に戒厳令を発出しており、7月26日、トラート県の国境地帯でも両軍の衝突が発生した模様です。戒厳令下では、治安維持のため様々な規制措置が執られる可能性がありますので、最新の治安情報を入手し、自らの安全確保に努め、緊急時には、在タイ日本国大使館領事部に連絡を、と案内がありますので、タイ旅行の際には、この点、十分にお気をつけください。

在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
所在地:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

カンボジアとの軍事衝突後、タイの首都バンコクで見られるようになった風景

  • ©︎Photography ecobkk バンコクの戦勝記念塔に集まる人々
  • ©︎Photography ecobkk バンコクの戦勝記念塔に集まる人々。タイの国旗模様のアイテムを付けている人がたくさん
  • ©︎Photography ecobkk ペットにもタイの国旗模様のアイテムを付けていたので、お願いして、写真を撮らせてもらいました。

こうした事態から、8月2日(土)12時~21時、バンコクの戦勝記念塔前では、タイ・カンボジア国境紛争に関連した集会が行われることになりました。在タイ日本国大使館からのメールで知りましたが、こういった集会場所に外国人が行くことはおすすめされないことで、実際、集会場所周辺では、たくさんの警備員が配備されていました。私は、知り合いのタイ人がたくさん現地にいて、その様子をSNSで確認できたので、少しだけ行ってみることにしました。集まった人は、タイの国旗やリボン等を身に着け、演説を熱心に聞いていました。

©︎Photography ecobkk プーミポン橋(Bhumibol Bridge)とタイの国旗色にライトアップ中のラマ10世橋(Thotsamarachan Bridge)とキングブリッジタワー(KingBridge Tower)

7月28日のワチラロンコン国王様誕生日でしたが、カンボジアとの緊張状態が続いていることから、当日予定されていた花火が中止されました。一方で、タイ・バンコク首都圏の至るところで、タイの国旗が掲げられ、橋やビルが日時限定でタイ国旗模様にライトアップされ、美しい風景を楽しむことができました。

  • ©︎Photography ecobkk タイの国旗模様のバンコクスカイトレイン(BTS)と奥に見える戦勝記念塔
  • ©︎Photography ecobkk タイの国旗模様のバンコクスカイトレイン(BTS)。時間帯によっては、大型ビジョンが1分間程タイ国旗柄になります。
  • ©︎Photography ecobkk 象ビルとタイの国旗模様のバンコクスカイトレイン(BTS)

また、バンコクスカイトレイン(BTS)の電車は、7月にタイ国のために戦った兵士を悼む気持ちを表すため、タイ国旗模様になっており、「最も長い国旗」と話題になっています。

最後に

私の周りのタイ人は、皆さん、平和を望んでおり、戦いを望んでいないということは伝わってきています。タイで暮らす日本人もおそらく同じ気持ちだろうと思います。SNS上ではどちらが攻めてきたとかどうかといった話題があったりしますが、その真偽がどうかということよりも、このまま、タイ全土において、平穏な日々が戻ってくることを祈っています。なお、タイ旅行を検討されている方は、カンボジアとの国境問題を念頭にご計画ください。それでは、皆さん、サワディーカー。

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