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エストニアの世界遺産・旧市街から1時間弱で無料のブルーベリー狩り体験!

Chisato

Chisato

エストニア特派員

更新日
2025年8月31日
公開日
2025年8月31日

エストニアへ観光で訪れる多くの方は首都タリンの世界遺産・旧市街に訪れるだけで次の国へと移動してしまうそうです。でも「せっかくならもっと地元の人のように過ごしてみたい!」と思いませんか?そんなあなたに今回オススメするのはハルクの森(Harku mets)です。旧市街や主要ホテルから配車アプリBoltを使えば20分ほど、公共交通機関なら1時間弱でアクセス可能。時間の足りない方にもぴったりです。エストニアの人たちが犬の散歩やジョギングを楽しむ静かな森を歩きながらブルーベリー狩りを楽しんでみませんか?

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旧市街からバスで1時間弱。配車アプリなら約20分で森の入口へ

夏のタリンを訪れるなら、旧市街の石畳を歩くだけでなく少し足をのばして「Harku forest trails(ハルクの森トレイル)」へ出かけてみませんか。実は世界遺産の旧市街からブルーベリーが自生する静かな森まではすぐなのです。

行き方はとても簡単。公共バスなら旧市街のヴィル門付近の停留所から出発し、乗り換えなしで森の近くまで行けます。所要時間は乗車30分+徒歩15分くらい。運賃は2ユーロです。チケットはアプリで簡単に買えるほか、お手持ちのクレジットカードでピッ!とやるだけでも乗車できます。もちろんタリンカードを持っていれば乗車は無料です。

また、より気軽に行きたい方or時間が足りない方には配車アプリ「Bolt」がおすすめ。タリンでは一般的な移動手段で、旧市街から20分前後で森の入口まで到着します。金額は出発地点やタイミングにもよりますが、10〜20ユーロほどです(私は安いタイミングを狙うので8ユーロ台で行っています)。友人やご家族と数人で利用すれば料金も割安。言葉が不安でもアプリ上で出発地と目的地を指定するだけなので利用しやすい方法です。

Harku forest trailsの入り口には駐車場と看板があり、トレイルもはっきりわかるので安心して歩き始めてください。

7月〜8月限定!森で自由に摘めるブルーベリーは甘酸っぱくてとっても新鮮!夏にしか味わえない特別な体験をどうぞ。

地元の人々と楽しむブルーベリー狩り

ハルクの森を訪れる一番の楽しみは、なんといっても夏のブルーベリー狩りです。7月から8月にかけて森のあちこちに野生の小さなブルーベリーが実り、散策の途中で誰でも自由にその実を摘んで味わえます。もちろん無料。歩き始めて数分、静かな森の中で熟した実をそのまま口に運ぶ体験はエストニアらしい贅沢です。

もちろん地元の人たちにとってベリー摘みは暮らしの一部。彼らはいくつか容器を持って森に入り、摘んだ実をそのまま家に持ち帰って保存食作り(ジャム作り)をします。

ただちょっとした注意も。ブルーベリーの果汁が服につくとシミになりやすいので白いワンピースなどは避けたほうが賢明です。また蚊がいるので虫よけを用意するとより快適に過ごせると思います。そして犬のおしっこのかかったブルーベリーを食べないようにするため、トレイルすぐ脇の実を食べることはやめておいたほうが無難です。数歩、奥に入ってください。この3つを意識すればより安心して楽しめます。

平坦で歩きやすい道は観光客にも安心。写真のアスレチックポイントで折り返すなら片道5〜10分ほど。

ハルクの森トレイル(Harku forest trails)について

さて最後に、ブルーベリーを食べながら歩けるハルクの森トレイルについてお話ししたいと思います。このトレイルは年間を通じてきちんと整備されていて、短いルートなら1〜2km、長めのルートを選ぶと5km以上あります。トレイル全体は平坦で、小さなお子様やご年配の方でも無理なく歩けるので安心です。地元の人も多く利用しており、人が途切れることも少ないので(人口の少ないエストニアにとって珍しいことです)安全面でもほとんど心配いりません。

またブルーベリーの季節以外でもこの森は魅力にあふれています。春には芽吹いた新緑、秋には黄金色の葉が森を彩り、冬には雪が静かに降り積もります。エストニアの四季をタリンからすぐの場所で感じられるのは大きな魅力です。

街歩きの合間にほんの少し移動するだけで自然の森へ行けるのはタリン。この森を訪れることでエストニアをもっと好きになると思います。

自生しているブルーベリーをそのまま食べるのは格別!
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