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【インド】ニューデリーにある国立ガンディー博物館(National Gandhi Museum)を紹介~マハトマ・ガンディーが現在に残したもの

Taeko

Taeko

インド特派員

更新日
2025年10月2日
公開日
2025年10月2日
Photography ecobkk 国立ガンディー博物館入口

皆様、ナマステ。本日、10月2日は、インド独立運動の指導者、かつ、非暴力の哲学と実践の先駆者であったマハトマ・ガンディーの誕生日で、インドは祝日になっています。週末、国立ガンディー博物館(National Gandhi Museum)を見学してきましたので、レポートします。

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インドのニューデリーにある国立ガンディー博物館(National Gandhi Museum)について

©︎Photography ecobkk 国立ガンディー博物館のお土産コーナー

インドの首都ニューデリーで、「インド独立の父」と称されるマハトマ・ガンディー(1869年10月2日~1948年1月30日)ついて学べる博物館は、私が把握できているだけで「ガンディー記念博物館」と「国立ガンディー博物館」の2ヵ所ありますが、今回は、国立ガンディー博物館について紹介します。

国立ガンディー博物館(National Gandhi Museum)では、マハトマ・ガンディーに関連する記事収集が1948年から開始され、1961年に現在の場所ヘ移されたようです。マハトマ・ガンディーの生活、仕事、哲学について、財物、写真、音声、資料、アート、レプリカ等を通して伝えています。オリジナル資料や、マハトマ・ガンディー及び彼の側近らの所有物、著作物も見られます。

マハトマ・ガンディー(Mahatma Gandhi)について

  • ©︎Photography ecobkk 博物館内やパンフレットにも記載されているお守りの言葉
  • ©︎Photography ecobkk 博物館内に保管されているメッセージ
  • ©︎Photography ecobkk 館内でガンディーの声を聞くことのできる電話

マハトマ・ガンディー(Mahatma Gandhiの本名は、モーハンダース・カラムチャンド・ガーンディー。マハトマ(महात्मा)」は、「偉大なる魂」という意味で、ガンディーの尊称で、親しみを込めて、父親を意味する「バープー」(बापू)と呼ばれることもあるのだそうです。

マハトマ・ガンディーは裕福な家庭で生まれ育ったそうですが、最後は、ヒンドゥー教及びイスラム教の融和と非暴力主義を唱えていたマハトマ・ガンディーですが、そのことを憎悪した、インドのヒンドゥー至上主義団体である民族義勇団の活動家により、1948年に暗殺されてしまいました。

マハトマ・ガンディーの非暴力不服従の教えは、インド国内及びインド国外の人々にも影響を与えました。

インドでは、マハトマ・ガンディーの誕生日である10月2日を国民の休日とし、「ガンディー生誕記念日」としています。2007年には、国際社会で、彼の非暴力の理念が共有され、平和を訴える「国際非暴力デー」にも制定され、教育や意識向上の活動を通じて、非暴力のメッセージを広めることが目指されています。

彼のメッセージによると、「非暴力は人類に残された最大の力である。それは、人類が発明した最大の破壊兵器よりもさらに強力である」とのこと。暴力を行使することによって、本来伝えたい部分が見えにくくなってしまったり、、、国際社会のみならず、身近な日常においてもあてはまることがありそうですね。

博物館内や博物館でいただける冊子でも、ガンディーのメッセージが見られますが、インターネット上で、日本語でも、マハトマ・ガンディーの名言がたくさん見られるようになっており、今回、改めて、ガンディーの残した名言の多さとすばらしさに驚きました。

インドのニューデリーにある国立ガンディー博物館(National Gandhi Museum)の情報

名称|国立ガンディー博物館、英語名:National Gandhi Museum
住所|J6QW+H97, Jawaharlal Nehru Marg, opp. Raj Ghat Memorial, Vikram Nagar, New Delhi, Delhi, 110002, India
公式ウェブサイト|https://www.gandhimuseum.org/museum/
会館日時|10:00-17:00(公式ウェブサイトでは月曜休館となっていますが、第2土曜と祝日も休館と紹介しているサイトがありますのでご留意ください)
入館料|無料
参照サイト|
http://gandhismriti.gov.in/
https://www.gandhimuseum.org/museum/
国際非暴力デー(2007年10月2日) | 国連広報センター

最後に

以上、国立ガンディー博物館(National Gandhi Museum)についてご紹介しましたが、いかがでしたか。国立ガンディー博物館には、マハトマ・ガンディーに関するたくさんの展示物があり、インドにおけるマハトマ・ガンディーの偉大さをこれまで以上に強く感じました。また、国立ガンディー博物館見学を通して、ガンディーが残したメッセージや作り上げたインド社会について、もっと学んでいきたいと思いました。それでは、皆様、フィールメレンゲ(またね)!

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