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インドは古代文明から現代にいたるまで、多様な文化や歴史が交差する国である。その広大な土地には多くの世界遺産や観光スポットがあり、タージマハルやアジャンター石窟寺院、ガンジス川は見逃せない。街中では、色鮮やかなサリーを纏う女性たちや、異国情緒あふれる市場、神聖な牛が歩く光景に出合える。そんなインドの旅では、歴史的な遺産や豊かな宗教文化を感じながら、現代社会との融合を体感することができる。もちろん香辛料が香るインド料理や、各地で異なる味を持つチャイも楽しみのひとつだ。

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観光スポット情報

観光のポイント

  • 歴史を感じる街歩き

    インドの都市部では、歴史の深さを感じる街歩きが楽しめる。特に北インドのデリーやアグラでは、ムガル帝国の栄華を物語る壮麗な建築物が多く残る。タージ・マハルやラール・キラーはその代表格だが、それ以外にも旧市街の細い路地を歩けば、古の時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる。また、バラナシのガンジス河畔には何世紀も変わらないインドの伝統的な生活風景が広がっている。ここでは沐浴をする人々や、ヒンドゥー教の儀式が日常的に行われており、インドの宗教的な側面を目の当たりにすることができる。

  • 多様な宗教の聖地巡り

    インドは宗教的な多様性を感じることができる聖地が数多く存在する。ヒンドゥー教の聖地であるバラナシや、スィク教のゴールデンテンプルがあるアムリトサルはその代表例だ。バラナシでは、ガンジス川での早朝の沐浴風景が圧巻で、今までに味わったことのない空気に包まるはずだ。アムリトサルでは黄金に輝く寺院が湖に映る姿が美しく、訪れる人々に深い感動を与える。また、ブッダが悟りを開いたとされるブッダガヤは仏教徒にとっての巡礼地であり、心静かなひと時を過ごせる。

  • 自然の神秘と出合う

    インドの自然は多様で、その美しさは一見の価値がある。北部に位置するヒマラヤ山脈では、トレッキングや登山を通じて、壮大な景観を楽しむことができる。特にラダック地方のレーやスピティバレーは、その荒々しい風景が見る者を圧倒する。また、インド南部のケララ州では、静かなバックウォータークルーズが人気だ。さらには、ランタンボール国立公園などの野生動物保護区で、インドライオンやベンガルトラなどの野生動物と出合えるチャンスも。自然の神秘に触れる旅は、インドならではの冒険だ。

  • 食文化を堪能する

    インドの食文化は地域ごとに異なる独自の魅力を持っている。北インドで、ナンやロティなどのパンと一緒に楽しむカレー料理が主流で、特にバターチキンやダール・マッカニが人気。また南インドでは、ライスベースの料理が多く、スパイスが効いたサンバルやラッサムが定番だ。ビリヤニやドーサなど、土地ごとの特色が表れる料理は、旅行者にとっても新鮮な体験となる。さらに、街中の屋台で提供されるチャートやパニプリなどのスナックも見逃せない。辛さの中にも深みのある味わいが特徴で、インド料理の奥深さを堪能できる。

  • 色彩豊かな祭り

    短い期間でもインドを旅していると、何かの祭りに出合うことがある。インドの祭りは色彩豊かで、活気に満ちている。例えば、ホーリー祭は春の訪れを祝うもので、色粉をかけ合いながら街全体がカラフルに染まる。ディワリ祭は光の祭典として知られ、街中が無数のランプで輝き、夜空を花火が彩る。また、プージャーと呼ばれる儀式では、地域ごとに異なる神々が祀られ、インドの宗教的多様性を肌で感じることができる。見物する場合は、安全をいちばんに考えて行動しよう。

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