ロンドン・バラマーケット、インフルエンサーの動画撮影は許可申請を！

バラマーケットの存在が記載された文献は1014年にも遡りますが、それ以前よりあったのではと推測する歴史学者もいます。

ロンドンには他にも歴史の長い市場が存続しているとは言え、スミスフィールドマーケットは12世紀、またレデンホールマーケットは14世紀。現存する市場としてはバラマーケットがロンドン最古と言われる所以です。

青果市場として栄えた近代では、小売り青果店を営む人々の仕入れ先として活況を呈したバラマーケット。今ではグルメな厳選食材が並ぶ「美食の宝庫」として観光者にも人気を博しています！

厳選された生産者によるチーズ、肉や魚、蜂蜜、ジャム、青果、ワイン等々どれも美味しそうなものばかり。食品によっては試食可能な店も多いので、迷ったら食べ比べてから買うといいですね。

またマーケット内で食べたりテイクアウェイ出来るフード類も人気。生ガキをカウンターで食べるオイスターバー、大きな鍋で調理する匂いが食欲を誘う熱々パエリア、出来たてスコッチエッグやパイ各種・・・アーケードの一角には簡易イートインコーナーもあります。

平日でも大盛況のバラマーケットは週末になるとかなり激混み、人気店には長い行列が出来るほど。またロンドンの人混みはどこでも言える事ですが、スリや盗難にも注意してくださいね！

歴史ある場所に現代的かつ洗練された美食が集合するバラマーケットは、食レポ系インフルエンサーにとっても視聴数を稼げるロンドン名所。

でも今年の5月、そんなインフルエンサー2人組がクランブル（英国らしいスィーツの一種）を食べながら動画を撮影していたところ、マーケットの警備員から退去を命じられたことが話題になりました。

マーケット運営会社の規定では、プロのインフルエンサー撮影には事前の許可申請が必要とのこと。従来よりTV局や雑誌などの撮影では常識的なことでしたが、今はインフルエンサーにも適用。理由としては、他の来場者たちの迷惑＆危険となる可能性があるためだそうです。

だから今後バラマーケットで動画などの撮影を企画しているインフルエンサーの方は、下のリンクから撮影許可を申請してくださいね！