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ミラノ・コルティナを舞台に今冬2月に繰り広げられる世界的な冬季国際スポーツイベントが迫ってきました。開会式が行われるのがミラノ市内にある「サンシーロ・オリンピックスタジアム(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)」です。開会式会場であるミラノ市内とスタジアムに行ってみました。
2025年2月6日から22日にかけて開かれる冬季スポーツイベントは、イタリア北部の都市ミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心する地域で行われます。6日の開会式の舞台となるのが、ミラノ市内にあるサンシーロ・オリンピックスタジアムです。
同スタジアムは、ヨーロッパのサッカーファンには特に有名な場所。イタリアの強豪チーム、ACミランとインテル・ミラノの2チームが本拠地としています。収容人数7万を超える巨大スタジアムです。
2024年に開かれたパリ・オリンピックと同様に、今回のイベントも新しく施設を作ることを極力抑え、既存の施設を再利用して開かれます。サンシーロ・オリンピックスタジアムは、サッカー以外にもコンサートなど多数のイベントで使われている実績があります。
なお、イタリア北部にあるミラノと同北東部にあるコルティナ・ダンペッツォは約250キロ離れており、閉会式の場所はその中間あたりにあるヴェローナの「ヴェローナ・オリンピックアリーナ」で開かれます。ヴェローナは、シェークスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台としても有名です。
開幕前のパリ・オリンピック時のパリ市内と、開幕を控えたミラノの町を比べてみると、ミラノではあまり今冬のスポーツイベントのグッズが町の各所で売られてないなという印象でした。これも今回の広域開催の特徴かもしれません。
サンシーロ・オリンピックスタジアムは、ミラノの中心部および中央駅からとてもアクセスしやすい場所にあります。地下鉄5線(M5)またはトラム16番の終点であるサンシーロ・スタディオ(SAN SIRO Stadio)が最寄り駅です。
地下鉄の場合、ドゥオーモ(大聖堂)の最寄り駅ドゥオーモ(Duomo)から、もしくはミラノ中央駅(Milano Centrale)からなら、いずれも1回の乗り換えで、トラムであればドゥオーモ駅から乗り換えなしでスタジアムまで行くことができます。
もし開会式を訪れる場合は、会場までの経路、そしてミラノ滞在時の行動範囲と照らし合わせながら、ホテルなどを取ってみましょう。パリ・オリンピックの際も、ホテルの需要の高さと一時的な価格の高騰が叫ばれましたが、実際は市内のホテルが無くなることはなく、イベント直前になると前もって予約した場合より価格が下がったケースもありました。今回も同じ状況になるとは断定できませんが、可能性はあるかもしれませんね。
■サンシーロ・オリンピックスタジアム(San Siro Stadio Giuseppe Meazza)
住所:Piazzale Angelo Moratti, 20151
URL:https://sansirostadium.com/
ミラノへ行ったら、まず訪れたいのが既出のドゥオーモ(大聖堂)。入場券は公式サイトからオンラインで日時を指定して購入ができます。常に混んでいる場所ですので、予定が決まっている人は事前購入をおすすめします。
さらにドゥオーモの近くには、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアやスカラ座もありますし、少し足を伸ばせばブレラ絵画館やスフォルツァ城なども徒歩圏内です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』が残るサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会も有名です。ここは当日飛び込みでの入館は難しいため、公式サイトから日時を決めて予約をしましょう。
■ドゥオーモ(Duomo di Milano)
住所:Piazza del Duomo, 20122
URL:https://www.duomomilano.it/
■サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)
住所:Piazza di Santa Maria Delle Grazie, 20100
URL:https://cenacolovinciano.org/
ミラノのグルメの定番はミラノ風カツレツ。そしてミラノがあるロンバルディア州はお米の栽培が盛んな地域。リゾットも見逃せません。年末が近づくとクリスマス時期にミラノの辺りで食べるパネットーネもあります。
スポーツの雰囲気と共に、ミラノの町を存分に楽しんでみてください。