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インドネシアは国民の約9割がイスラム教徒であるため、1年のうちのⅠヶ月間、「ラマダン」を実施します。イスラム教徒にとって神聖であるラマダンでは、日の出から日没までの日中に断食を行います。そのため、ラマダン期間中にインドネシアへ旅行する際には、レストランや施設の営業時間が変更されるなど注意が必要です。
2026年のラマダン期間は2月17日から3月19日とされています。ラマダン期間明けの「断食明け大祭(イドゥル・フィトリ=レバラン)」は3月21日から3月22日とのことで前後の数日間は休暇となり、里帰りする人も多い期間となっています。また、ヒンドゥー教の新年であるニュピは3月19日とされています。バリ島は、ヒンドゥー教徒が多くヒンドゥー教の新年にあたるニュピ当日は、観光客も外出が禁止となり、宿泊施設などで静かに過ごすことが求められています。
イスラム教徒は、ラマダン期間中の1か月間は日の出から日没まで断食をして過ごします。食べることはもちろんのこと、飲み物も飲まずに1日過ごします。旅行者もレストランでは仕方ありませんが、外出先などでイスラム教徒の人が多い場所で飲食する時は、人目を避けるのがベターです。イスラム教ではアルコール飲料が一般的に禁止されているため、レストランで提供されるときもアルコール飲料がアルコール用のグラスではなくマグカップに入れて提供されることがあります。
日中は断食で飲食ができませんが、日没後のディナーはブカ・プアサと呼ばれ、いつもよりも豪華な食事を友人や家族と楽しむ習慣があります。断食期間中はイスラム教徒は退勤時間が早い職場も多く、ブカ・プアサのディナーに向かう人で夕方頃から渋滞が発生することも多いです。飲食店もブカ・プアサメニューのプロモーションが見られるようになり、ローカルの人も利用する飲食店のディナー時間は予約が必須です。ラマダン期間中は営業時間が変更になる飲食店や施設も多いので、注意が必要です。
ラマダン期間明けの「断食明け大祭(イドゥル・フィトリ=レバラン)」を家族と祝うために、ローカルの人の多くは里帰りを行います。レバランと呼ばれる断食明け大祭の前後にレバラン休暇と呼ばれる連休があるため、レバラン休暇には里帰り渋滞のようなものも発生します。休暇が始まってすぐのタイミングと休暇の終わりにかけて道路や空港が混雑するため、そのタイミングで移動や空港利用の予定がある人は、時間にゆとりを持って行動するのが安心です。
レバラン休暇中は、多くのイスラム教徒やイスラム教徒が多い国で生活する人が旅行へ行くタイミングであるため、日本の連休と異なるタイミングで多くの観光客に旅先で出会うかもしれませんね。