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【タイ】乾季なのに雨!?PM2.5対策の人工降雨って?

momoka

momoka

タイ特派員

更新日
2026年1月30日
公開日
2026年1月30日

サワディーカー。
タイ・バンコクは現在乾季、雨が降らず気候も良いので
お出かけも天気や暑さを気にせず気軽にできます。

ですが先日、いつも通り過ごしていると、夕方に突然の雨!
筆者もタイに住む方々もびっくりしました。

タイの乾季は12月から3月頃。雨が少なく、青空が広がる日が多いため、
観光にも暮らしにも過ごしやすい季節として知られています。
ところが近年、乾季にもかかわらず、雨が降る日が見られるようになっています。

実はこの「乾季の雨」、単なる天候の変化ではなく、タイが抱えるある環境問題と深く関係しています。

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乾季に雨が降る理由「PM2.5」

その理由の一つが、PM2.5対策として行われている「人工降雨」です。

PM2.5とは、直径2.5マイクロメートル以下の非常に小さな大気汚染物質のこと。呼吸器系への影響が懸念されており、タイでは毎年乾季になると、大気が停滞しやすいことからPM2.5の数値が上昇しやすくなります。

特にバンコク周辺では、車の排気ガスや農業焼畑などの影響も重なり、空気が白っぽく見える日も少なくありません。

PM2.5 の数値がひどい日は在宅要請を政府が民間に呼びかけたり、車を使わないように
バンコクの電車を無料にする取り組みなどを行うほどなんです。

  • 2026年1月に撮影した写真。建物が空気が白すぎて見えません
  • こちらは同じ場所の2025年8月の写真。奥まではっきり見えます。

タイの人工降雨とは?

こうした状況を改善するため、タイ政府は人工降雨を実施しています。

タイで行われている人工降雨は、もともと農業用水を確保するために始まった取り組みですが、近年はPM2.5などの大気汚染対策としても活用されています。

方法は主に二つあります。
一つは、航空機から物質を散布して雲を成長させ、雨を降らせる「人工降雨法」。もう一つは、ドライアイス(乾氷)を上空で散布し、大気の流れを変えることで、停滞している微粒子を拡散させる方法です。

特に乾季は雲が少く雨が期待できないため、こうした技術を使って空気中のPM2.5を少しでも減らそうとする対策が取られています。

 

©︎Royal Thai Embassy, Wellington, New Zealand このような航空機で人工的に雨を降らせます。

旅行者へのちょっとしたアドバイス

私自身、バンコクで生活する中で、乾季にもかかわらず雨が降った翌日は、空気が少し軽く感じられることがあります。

乾季にタイを訪れる場合でも、こうした取り組みの影響で、突然雨が降ることがあります。多くは夕方や夜に行われ、短時間で止むため、過度に心配する必要はありません。ただし、タイは日差しが強い日も多いので、雨よけにも日よけにも使える折りたたみ傘を持っておくと安心です。

また、PM2.5の影響で視界が悪くなる日もあるため、体調管理には注意しながら、PM2.5対応マスクを持参するなどの対策をしてください。

 

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最後に

「乾季なのに雨が降る」という少し不思議な現象の裏側には、タイが直面している環境問題と、それに向き合う取り組みがあります。

私もこの事実を知った時とてもびっくりしました!

旅先で感じるちょっとした違和感も、背景を知ることで、より深くその土地を理解するきっかけになるかもしれません。タイを訪れる際は、ぜひ空や空気にも目を向けてみてください。

コップンカー!またお会いしましょう!

 

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