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【タイ】バンコク珍景?象の形の「エレファント・タワー」を訪ねて

HITOMI

HITOMI

タイ特派員

更新日
2026年2月25日
公開日
2026年2月25日

タイを象徴する動物といえば、真っ先に「象」が思い浮かびますよね。タイでは1963年に象を国獣として定め、その日を記念して、毎年3月13日は「ナショナル・エレファント・デー」と制定されています。
今回は、象にまつわる様々なエピソードと、象の形をした「エレファント・タワー」をご紹介します!

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国旗にも採用されていた、まさにタイのシンボル

©︎iStock

象がタイの国獣とされた理由は、人々の暮らしとの深い結びつきにあります。アユタヤ王朝(1351年~1767年)の時代には騎馬戦ならぬ騎象戦で戦い抜き、林業においては重い丸太をけん引する役割を担い、王族をはじめとする高貴な方々の乗り物としても利用されてきました。なかでも白象は神聖な動物とされ、国王の威信と国の繁栄を象徴する存在として大切に扱われてきました。1809年から1917年までは国旗にも白象が描かれています。赤地に白象の旗はデザインを変えながら、その後、現在の赤、白、青の三色旗へと移り変わります。

国会博物館のサイトでは、タイ国旗の歴史とデザインの変遷が紹介されています。

【タイ国旗の歴史】(タイ語)
https://parliamentmuseum.go.th/ar63-Thai-Flag.html

  • チャーンビールのビアガーデンの看板
  • BTSの券売機にもバンコク都章が

象のモチーフはバンコクの街の至るところで目にすることができます。商品のロゴや土産物、寺院のオブジェなど、その姿は日常に溶け込んでいるといっていいでしょう。

筆者が真っ先に思い浮かんだのは、チャーンビール(象ビール)のロゴでした。また、バンコクの都章にはインドラ神が乗るエラワン象が描かれています。さらにサッカータイ代表チームの愛称は、「戦象(チャーン・スック)」。象は今もなお、力強さの象徴なのです。

象の外見を模したユニークな高層ビル

タイの人々に愛されてきた象の外見をユニークな形で表現した建物が、「エレファント・タワー」です。バンコク北部のパホンヨーティン通りに位置し、ラチャヨーティン交差点の近くにそびえるこの建物は、遠くからでもひと目でそれと分かる外観で知られています。完成は1997年、高さ約102m、32階建ての高層ビルで、国家芸術家にも選出された建築家、オンアート・サートラパン氏らによって設計されました。その独創性は世界的にも評価され、2011年にはCNNgoが選ぶ「世界で最もユニークな高層ビルTOP20」の4位に選ばれています。

実はこの象タワー、宿泊できるんです!

エレファント・タワーの看板 タイ語は「象ビル(ตึกช้าง)」

バンコク珍景の代表格ともいえるこの建物ですが、内部は実用的な複合施設となっています。オフィスに加え、ホテルやコンドミニアムが入居し、実際に宿泊することも可能です。ホテル名は「Iyarin @ Tuk Chang Residence & Hotel(アイヤリン@トゥク チャーン ホテル)」。市の中心部からはやや距離がありますが、ドンムアン空港から比較的近く、チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット、古着好きに人気のバンスー・ジャンクション、バンコク現代美術館、サファリワールドなどへのアクセスも良好。中心部の主要スポットは行き尽くしてしまったリピーター向けの観光拠点としても意外な便利さを持っています。

お薦めの撮影スポットはここ!

一番右の建物が鼻 黒い小さな耳に黄色の牙

さて、この象タワー、全体の形がよく分かる場所から写真に収めたいところです。おすすめは、近くのショッピングモール「The Avenue Ratchayothin(ジ・アベニュー・ラチャヨーティン)」の屋上、「M Sky Walk(エム・スカイ・ウォーク)」。この場所は屋上庭園という位置づけで、小さいながらもジョギングトラックが設けられた市民の憩いの場です。開錠は16時とちょっと遅めなのですが、象タワーはライトアップされないので、日没までに行くのがベター。階段でも上がれますが、エレベーターで上がる場合は最上階の4階で降りてください。

  • M Sky Walkのエレベーターホール
  • 周囲をビルに囲まれた屋上庭園
  • 引きで撮影した象タワー
  • ブーゲンビリアの植え込みとともに

象タワーから少し距離を取ることで、巨大な象が町なかに現れたような光景を楽しめます。植え込みの植物や花が象の足元に来るようなフレーミングをすれば、また異なった雰囲気が演出できます。撮影当日はブーゲンビリアが満開でとてもきれいでした。タイならではの遊び心あふれる建築を、ぜひカメラに収めてみてください。

徒歩圏にはナイトマーケットもあります!

M SKY WALKから徒歩で10数分行った先には、Liabduan Danneramit Night Market(リアップドゥアン・デーンネラミット・ナイトマーケット)」があります。この場所は、「Train Night Market DanNeramit(デーンネラミット鉄道市場)」として営業していたのですが、昨年1月に閉業。その後、運営者の変更に伴い、新しい名称で昨年5月から再スタートを切っています。地元っ子が集まるローカル色満載のナイトマーケットですが、2000年までは遊園地として営業していた名残のシンデレラ城風のお城が目印です。象タワー撮影の後にぜひ足を運んでみてください!

■Elephant Tower(エレファント・タワー)
所在地:3300 Phahonyothin Road, Chomphon, Chatuchak, Bangkok
アクセス:BTS「Phahonyothin 24」駅から徒歩1分

■M SKY WALK(エム・スカイ・ウォーク)
所在地:Avenue Ratchayothin, Ratchadaphisek Road, Latyao, Chatuchak, Bangkok
アクセス:BTS「Ratchayothin」駅から徒歩7分
営業時間:16:00~22:00

■Liabduan Danneramit Night Market(リアップドゥアン・デーンネラミット・ナイトマーケット)
所在地:1238 Phahonyothin Rd, Chomphon, Chatuchak, Bangkok
アクセス:BTS「Phahonyothin 24」駅から徒歩6分
営業時間:16:00~0:00

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