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半世紀以上の歴史を誇る「第54回 香港アートフェスティバル」が3月30日まで開催中です。今年の演目数は45、上演回数は180を超え、主役であるアーティストとパフォーマーは1100人に上ります。また、展示会などの関連イベントも300近く行う予定で、充実したプログラム内容となっています。
オープニングを飾るのは『西班牙國家舞劇院(Ballet Nacional de España / スペイン国立バレエ団)』による「美麗的奧蒂羅(La Bella Otero)」です。これは、有名オペラ「カルメン」を彷彿させるダンスとオペラを融合させたという、新しいスタイルの演目です。
一方、クロージングは、中国の新世代演出家である振付師でもある黎星によるダンス「牡丹亭(Dream in The Peony Pavilion)」で男女の恋愛模様を霧と煙の中でダンスを通じて表現する舞台です。
イタリア出身で世界的なバレエダンサーのロベルト・ボッレの代表作の1つでもある「卡拉瓦喬(Caravaggio)」が公演されるのですが、アジア初ということで注目をあびています。天才でありながら苦悩に満ちた画家のカラヴァッジョをボッレが演じるのですが、振付師のマウロ・ビゴンゼッティによって壮大で息をのむようなドラマに仕上がっています。
「光之帝國(The Empire of Light)」は、韓国社会に完璧に溶け込んだ北朝鮮のスパイ。しかし、あるとき、本国から帰国するように命令を受ける。南北のイデオロギー競争の中で、自分のむかう方向はどこにするべきなのかを突き付けれるという舞台です。
日本からの作品ですが、2025年に坂本龍一を追悼した『坂本龍一+高谷史郎『TIME』、『坂本龍一:能劇+狂言―寶生流與大藏流山本家Opus』、『坂本龍一:Coda』という3作品の公演しました、今年も「坂本龍一與「鐵皮鼓」《鏡:KAGAMI》(Ryuichi Sakamoto & Tin Drum)」というコンサートを行います。48のビデオカメラを駆使して、坂本龍一を空間に映し出し、特製のガラスをかけるとまるで実在しているかのようにピアノ演奏をしている坂本龍一がいます。
チケットの購入は、URBTIXとCitylineで販売していますが、アートフェスティバルに触れると香港の違う一面が見られると思います。