雨の枳殻邸
京都駅近くの 渉成園(しょうせいえん)です。梅雨空が広がり雨のお天気です。
渉成園は 京都駅より 徒歩10分の所にあります。
庭園(500円)午前九時~午後四時まで
渉成園は、別名 枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれます。
渉成園は、東本願寺の 飛地の境内になり・・・ 周囲に
枳殻(からたち)が 植えてあった事から 枳殻邸とも呼ばれています。
ここも ある意味 京都観光の穴場だと思います。
雨に濡れた 紫陽花の花が 迎えてくれました。
枳殻邸は、タクシーの運転手さんに 人気のある所です。
京都駅の すぐ近くなのに とても 静かで 歴史が感じられ・・・・・・
風景の美しい所です。 今の時期 池には沢山の睡蓮が咲いています。
太鼓橋の向こうに 京都タワーが 見えています。
この地は、元々・・・平安時代の初期の頃(887年頃)光源氏のモデルと言われる
嵯峨天皇の皇子・左大臣源融(みなもとのとおる)が、陸奥・奥州塩釜の景色を
再現したいと・・大阪の難波から海水を 運ばせて作った 六条河原院苑池
(ろくじょうかわらのいんえんち)の跡と 言われています。
しかし・・・この地に 海水を持って来て 海を表現するとは(。´_`)ノ
左大臣の源融(みなもとのとおる)さん・・・凄い浪漫と言うか・・・
無茶な事を、していたものですね。毎月,難波から30石の海水を運び込んで来たと
言いますから・・・・・まさに 驚きの世界です。
その後、時は移り・・・1641(寛永18)年 徳川家光より 東本願寺に
この土地が寄贈されました。
それが渉成園の始まりでした。
雨の中 睡蓮の花が 美しく 咲いていました。
庭園からは 京都タワーが見え 遠い歴史と、2011年の景色が 見えました。
京都駅 すぐ近くの所に 深い歴史が見れる所・・・・・それが、枳殻邸です。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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