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香港は英語と広東語が公用語です。政府関係が発行する書物はすべて英語と中国語の両方が用紙されます。通り名もすべてに中国語名と英語名がついている2カ国語表記です。実は住民にとってもっと大事なのは、日本とは違い、通り名は住所も兼ねている点です。
名づけ方ははいくつかのやり方に分かれますので、ご紹介したいと思います。
1、中国名が先で、その発音を英語の発音に置き換えたものです。例えば、上海街(Shanghai Street)、広東道(Canton Road)
2、英語が先でその発音を広東語に置き換えたケース。荷李活道(Hollywood Road)、羅便臣道(Robinson Road)
3、中国名が先で、その意味を英語で表したケース。四方街(Square Street)、星街(Star Street)
4、英語が先で、その意味に広東語で表したケース。皇后大道(Queen's Road)、Electric Road(電気道)
5、中国名と英語名が関係しないケース。金鐘道(Queensway)
これは4番目の英語が先でその意味を広東語で表した通りです。
また、道=Road、街=Street、里=Lane、径=DriveまたはPath、臺=Terrace(たまに街も該当)という風になっています。
住所が絡むのでどんな小さな道にも名前が着くのが香港です・・・欧米の通り名はこちらのやり方が多いです。イギリス統治下にあった香港ですから、このような表記システムになるのは当然ですね。ちなみに香港の場合は通りの標識がステッカーなどのお土産にもなっているので、お店で探してみてもいいでしょう。。通り名と書きましたが地名、企業名も通り名と同じような感じですので、英語と中国語の2つが公用語になっている都市ならではです。香港を訪れた際は、ちょっと通り名に注目してみると面白いかもしれません。
1番目の中国語の発音を英語に置き換えたものです