当尾の里の紫陽花寺「岩船寺」。
奈良県と境を接する京都府加茂町の「当尾(とうの)の里」は、平安時代後期から
鎌倉・室町時代にかけて浄土信仰の霊地として栄え、今も「石仏の里」として
多くの人に親しまれています。
当尾の里にある岩船寺は、地図を見ると京都と奈良の県境に近いので
奈良県の寺院と思われる方も多いと思いますが、京都府加茂町のお寺です。
寺院へは京都市内から車で一時間半位の距離。
岩船寺さんへのアクセスは、難しいのが難点ですが
車以外でしたら、JR奈良駅や近鉄奈良駅やJR加茂駅から
バスでのアクセスもあります。
岩船寺の歴史は奈良時代にまでさかのぼり、最盛期には広大な境内に
39の坊舎があったそうです。
朱色が鮮やかな三重塔は、室町時代に建てられたもので、
東山に建つ八坂の塔(1440年)とほぼ同時期の1442年の建立です。
2003年に大修復が完了し、創建当時の美しい色が映えています。
石段を登り、山門をくぐると・・・紫陽花の花が迎えてくれました。
深い緑の中に広がる、紫陽花と三重塔の景色。
岩船寺の境内は、周囲が山です。
山の小路を登りながら境内や紫陽花を見ながら歩きます。
山の中腹からは、三重塔の二層目や三層目が目線と同じ高さで見られます。
当尾の里の「岩船寺」。
緑と紫陽花が綺麗です
《岩船寺》
○所 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
○拝観時間 8:30~17:00
○拝観料 大人400円 中高生300円・小学生200円
○アクセス JR・近鉄奈良駅から浄瑠璃寺行バス終点下車。
コミュニティバス乗り換え「岩船寺」下車すぐ。
○駐車場 300円
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。