マンゴーにパパイヤ台湾で夏に味わえるトロピカルフルーツ図鑑
台湾では年中いろいろなフルーツ(果物)が楽しめます。
今のこの時期のフルーツを楽しみに台湾に来られる方も
多いと思います。この夏の時期に台湾で味わえるフルーツを
ご紹介しましょう!
マンゴー(芒果)
ご存知日本人が大好きなマンゴー。中国語で芒果と書きます。
現地ではお安く食べられますので果物屋さんで買って食べても
いいし、台湾名物マンゴーかき氷で食べてもOKです。
一般的に市場やスーパーマーケットでも売られているのが
土マンゴーや愛文マンゴー、金煌マンゴー、玉文マンゴー
などです。
土マンゴーは5〜6cmとこぶりで黄緑色、果肉が少なく
繊維が粗いのが特徴です。香りは高く味も濃いです。
芒果青、別名情人果と呼ばれるマンゴー漬けはこの
土マンゴーから作られます。
愛文マンゴーはアップルマンゴーとも呼ばれ、香りが高く、
とてもなめらかな食感です。真っ赤な色に黄色の入った
皮が特徴。果肉は黄金色で甘みも高いです。
人気No.1の品種です。
金煌マンゴーは黄色でパパイヤのような見た目で大きめ
です。愛文マンゴーのような濃厚さはありません。市販の
シャーベットやかき氷には結構この金煌マンゴーが使われて
います。
玉文マンゴーは金煌と愛文をかけた品種です。マンゴーの
ふるさと台南の玉井から玉文マンゴーと名付けられました。
金煌マンゴーの大ぶりなところと、愛文マンゴーの香り高さと
甘さが特徴です。
マンゴーは台湾ではかき氷をはじめ、ジュース、ケーキ、
お料理さまざまなものに使われていますから、存分に楽しめます。
グアバ(芭樂)
緑色で丸いずっしりとした重みのあるフルーツ。
中国語は芭樂(バーラー)と読みます。
程よい酸味の利いたフルーツ。真ん中に小さな白いつぶつぶの
種がありますが、これは取って食べます。こちらも
ジュースなどとして紙パックの商品としても売られています。
また夜市などフルーツスタンドではグアバのカットフルーツも
売られています。
パパイヤ(木瓜)
中国語では木瓜(ムーグワー)と呼ばれます。
熟すると黄色い果実となり、中の黒いつぶつぶの種を
取り除いて食べます。そのまま食べてもいいですが、
レモン汁をかけて食べると美味しいです。個人的に
好きな食べ方。青木瓜(チンムーグワー)と言って
まだ熟していない青いパパイヤとパッションフルーツの
汁を使ってパパイヤの漬物を作ったりします。
台湾ではミルクとパパイヤをジュースにする
パパイヤミルクが有名です。お料理にも使われ、
炒め物などにもでてきます。
パッションフルーツ(百香果)
直径4~5cmの硬いフルーツ。中国語では百香果と
書きます。包丁で切って中身をスプーンなどで
すくって食べます。とても酸味があります。
そのまま食べてもいいですが、酸味があるので料理では
ドレッシングとして使っているところもあります。
ドリンクスタンドのジュースにも使われています。
ドラゴンフルーツ(火龍果)
中国語では火龍果(フォーロンゴー)と言われます。
まさしく外観がドラゴンのよう。中の身が白いものと
赤いものがあります。白いものは比較的さっぱりとした味で、
赤は甘みがあります。
外側の皮をむいて中の身を切って食べます。淡白な味です。
最近ではドリンクスタンドのジュースにも登場。
パイナップル(鳳梨)
中国語で(鳳梨)と呼ばれる台湾を代表する果物。
台湾の優秀な品種改良によって、普通のパイナップルだけ
でなく、ミルクパイナップルという品種もあります。
これは普通のパイナップルに比べてとてもマイルドな
味です。最近では土パイナップルという品種が
パイナップルケーキの中の餡として使われています。
市場では丸ごと売られています。その場で切って
くれます。レストランやお店ではパイナップルの
果物の実がジュースとして入った鳳梨冰という
ジュースが暑い夏に最適です。
ライチ(茘枝)
ご存知楊貴妃も食べたと言うライチ。中国語では茘枝
(リーズ)と呼ばれます。6月7月頃の夏の時期になると
登場します。皮がごつごつとしていますが、それとは
対照的に中身はジューシーで麗しい果物です。独特の
いい香りで、皮を剥いて中のぷるぷるとした白い実を
食べます。黒い種は出します。とげがある皮のライチが
玉荷包と呼ばれるもので、ライチの王様です。果肉が多く、
香りも高く、味も濃厚です。皮のつるんとしたものが
普通のライチです。比較的さっぱりとした味です。
市場ではバラになっていたり、ひと束にして売られたり
しています。ライチは温性の果物なので、
量をたくさん取りすぎると鼻血が出たり、口の中が
乾いてきたりします。食べすぎには気をつけましょう。
バナナ(香蕉)
よく見るのが長いバナナ、これは香蕉(シャンジャオ)と
呼ばれます。それから短くてコロンとした太っちょなバナナ、
これは芭蕉(バージャオ)と呼ばれます。シャンジャオは
日本でも見るタイプですが、バージャオは日本では
見かけませんね。こちらはねっとりとしていて、甘みが
とても濃いです。他にも種類がいろいろ。
筆者
台湾特派員
前田 公子
台湾の高雄在住。台湾人と結婚して20年。台湾の日常生活発信しています。
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