【台湾】孤独のグルメ2023大晦日スペシャルに登場した台北の饒河街観光夜市「難忘米粉湯」へ

公開日 : 2024年01月23日
最終更新 :
筆者 : みみ

現地台湾でもロケの段階から大きな話題を呼んでいた孤独のグルメ2023大晦日スペシャル。まだメディアが予告する前に「今回のスペシャルは台湾編か?」と囁かれていました。というのも、井之頭五郎演じる松重豊さんがスーツに身を包み、饒河街観光夜市の屋台でおいしそうに食事する姿がキャッチされたのです。台湾でも孤独のグルメは大人気!早速、番組に登場したお店に行ってきましたのでレポートします。

饒河街観光夜市ってどんなところ?

台北市松山区にある観光夜市。600メートルの通りにミシュランビブグルマンの屋台などが軒を連ね、多くの人でにぎわっています。MRT松山駅1番出口から徒歩3分という便利な立地です。

夜市の入口には1753年に創建された松山慈祐宮や愛媛県松山市から贈呈された道後温泉しあわせ坊っちゃんカラクリ時計があり、これらも観光名所になっています。ちなみに、このカラクリ時計は2011年に発生した東日本大震災に対する台湾からの支援へのお礼の意味が込められています。

  • 饒河街観光夜市で外せない胡椒餅

    饒河街観光夜市で外せない胡椒餅

  • 黒輪は台湾語で「おでん」

    黒輪は台湾語で「おでん」

  • オススメの臭豆腐屋さん

    オススメの臭豆腐屋さん

2023年11月に発売されたファミマ限定、地球の歩き方台湾編のグミのデザインにも饒河街観光夜市が使われていました。

難忘米粉湯で五郎さんの屋台メシを注文

夜市を歩いて真ん中辺りにある「難忘米粉湯」。お店の名前は「忘れられない汁ビーフン」。スペシャルなネーミングですね。屋台の目立つところに孤独のグルメのポスターが貼ってあり、ここであることは間違いありません。

番組内で五郎さんは米粉湯(汁ビーフン)と乾拌麵(汁なし麺)を注文。筆者が訪問したとき、店員さんは呼び込みで「看板メニューの油豆腐はいかがですか?」と言っていたこともあり、それも追加で注文してみました。

難忘米粉湯で提供される汁ビーフンには太めのビーフンが使われており、つるっとしていて弾力のある食感です。スープはやさしい豚骨味で、エシャロットとセロリがアクセント。うま味もあり、寒い冬に外で食べるには持ってこいの一品です。2023年11月にロケを行った五郎さん。汁ビーフンでほっこり温まったのではないでしょうか。

汁なし麺は平麺に絡んだピーナッツソースと醤油とがハーモニーを奏で、ピーナッツの香りが食欲をそそります。これは日本人も好きな味!抵抗なくおいしく食べられます。

五郎さんが食べた汁ビーフン(小)は35元(約165円)、汁なしビーフン(小)は45元(約212円)。台湾では小といっても、そんなに少ないわけではなく、両方食べるならちょうどいい量だと思います。油豆腐もぷるぷる、とろとろ食感で満足でした。油豆腐のお値段は35元(約165円)です。

注文表に数量を記入し、店員さんに渡します。注文した商品が揃うと店員さんが金額を教えてくれ、テーブルで会計を行います。

どうして「難忘米粉湯」が選ばれたのか

ここからは私的な感想なのですが、まずは「台湾を感じるから」ではないでしょうか。台湾といえば屋台!台湾に行ったことがある人もそうでない人も、屋台の映像で台湾をイメージしやすいかと思います。

その映像の中にはプラスチックのお皿にビニール袋を被せ、料理を提供しています。日本では被災地で水が使えないときなどに行う方法ですが、効率を重視する屋台や食堂ではよく見かけることも。お皿を洗う手間が省けます。これも台湾ならではといえるでしょう。

そして2点目は「日本人の口にも合うから」ということが挙げられる気がします。台湾の方からすると、日本食はしょっぱいと感じるそうですが、日本人にとって台湾の食事は淡白に感じることが多いのです。しかし実際、難忘米粉湯の料理を食べてみると、日本人の口に合うと感じました。それらの理由から難忘米粉湯が選ばれたのではと推測します。

お店探しに50軒回る!?

あれだけの国民的人気番組、お店探しもさぞ大変なことでしょう。1話につき50軒ほど回るそうで、外観だけ見るお店も含めるとトータル100軒近く足を運ぶのだとか。スタッフの方々のご苦労が窺えますね。今回の撮影にあたって、どこのお店に訪問したかも気になります。立地、雰囲気、味、量、値段などの条件を全て兼ね備えたのが「難忘米粉湯」だったのかもしれません。

難忘米粉湯は饒河街観光夜市で9年以上続く屋台です。激戦のこのエリアで存続するのは大変なことだと思います。ぜひ台湾で五郎さんの聖地巡りをしてみてはいかがでしょうか。

難忘米粉湯(饒河街観光夜市内)

住所
台北市松山區饒河街115號
定休日
月、火曜日
営業時間
17:00~

(ライター:地球の歩き方特派員みみ)

筆者

台湾特派員

みみ

2020年7月より台湾生活開始。ライター・ブロガー・日本語教師として活動中。

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